このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
2007年 2月11日 (日) 昨日までにクランクケースを合わせたので気が楽になる. 洗浄したオイルポンプの中にオイルを入れて指で空回ししてから取り付け.ノックやOリングも忘れずに. | |
チェーンを新品にしたのでスプロケットも新品に.中央の取り付けボルトのねじ山部にはねじロックを忘れずに塗布. | |
パイプ類,オイルストレーナ,リリーフバルブを取り付けてこの部分は終了.ACGチェーン同様に張りが違う. | |
オイルパンを取り付ける.新品のガスケットにグリース(モリブデン無し)を塗って合わせ面においてボルト11本で締める. 昨日ボルトを整理して,同じ長さを11本集めていたはずなのに一本短いのを混入させ,それがニュートラルスイッチの 電線のクランプ部に当たっていた.新しいハーネスを取り付けてクランプを取り付けるべく緩めて締めなおしたところ いやな感触が.ねじ山がなめ始めている.正しいボルトを探してねじ込むが,すでにねじ山に異常が生じているようで, スムースに入っていかない.心配だが間違えた長さのボルトをじんわり締め込んでおく. | |
裏側作業終了にて,エンジンをひっくり返す.左側のクランクパルサ用のプレートが付いている側には倒せないので, 右側を下にエンジンを一度横倒し,そして正立させる.そしてクランクとの噛合いに気をつけながらカムギヤトレインを取り付け. | |
次に新品ヘッドガスケットを挟んでヘッドを載せる.ヘッドのナットを12箇所締め付け. 内側から外側へ,何段階にも分けて締め込んでいく.3.8kgmのトルクはエンジンを不安定にさせる. 足でエンジンを支え,右手はトルクレンチ,左手はエンジンハンガーの穴に差し込んだM12の建築用アンカーの棒を押さえる. かなり力を使う作業. | |
カム取り付け.まずはクランクの角度をパルサプレートのマーキングで合わせて#1と#4(外側気筒)を上死点に合わせる. | |
なんとなく吸気側から.カムギヤのマークを頼りにジャーナルに乗っける.ジャーナル,カム,カム山にモリブデン入りグリスを 適量(少量)塗りつけておく. | |
バルブスプリングを押して浮き上がっている側のホルダから慎重に締め込む.ホルダとヘッド側が密着したらトルクレンチで 何度かに分けて締め付け.できたらクランクを2回転して,カムとの位置関係を確かめ. | |
同様に排気側も.去年の失敗がなんだったのか,平穏に取り付け終了. |
☆ここでタペットクリアランスの確認☆
0.11+は,0.11mmのシックネスゲージではゆるいが0.12mmはきつくて入らない時の表現. 今回は全バルブ基準内と判定,タペットクリアランスの調整はやらず.アジャストスクリューのトルクチェックだけして終了. タペットを意地になってあわせても,カムの山の部分が磨耗してしまうんだし・・・ |
ヘッド廻りが終了,カバーをかぶせるか思案しつつ,ACGのベアリング取り付けに挑戦. マニュアルではACGシャフトにベアリングを取り付け(しまりばめ),ACGカバーはベアリングのアウタにはめ込むと書いてあるが, 分解時の感触では両方しまりばめになっているよう.それでは取り付け時にカバーを叩いて押し込むため, ベアリングをいためてしまう気がする. とりあえずカバーをホットプレートで100℃狙いで加熱. | |
これがACGカバー内部のベアリングの新品. ACGシャフトにインナーが軽くはまる様に,自分の独断でシャフトのベアリング取り付け部を耐水ペーパーで磨き(削り), はまり度合いをチェックしておく. | |
一方しまりばめとなるアウターとACGカバー.ホットプレートで暖めて熱膨張させて, 常温のベアリングをはめ込む作戦.程よく温まったカバーに新品ベアリングを載せて, 手で押さえれば,そかっとはまり込む.大成功. | |
最後に切が良いところまで,ということでヘッドカバーパッキンを取り付けてヘッドカバーを載せる. 後でよく見たらパッキンの前後を間違えている.でも前後対称のようで,問題なく収まっていた. |
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