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でじすこ、試行錯誤                   MENUへ戻る    

□ デジスコシステムの試行錯誤
□ 木星の実写
独り言
  星見にフィールドスコープ?
フィールドスコープと双眼鏡
フィールドスコープ、67mmと82mm、直視型と傾斜型
フィールドスコープのファインダー
フィールドスコープの足周り
 フィールドスコープが増殖したのは、元はと言えば木星がいけないんですよ、木星が。  私ゃ悪くないです。
 双眼鏡で衛星が見えたりしたら、もっとよく見たくなるじゃないですか。 
 そんな時、アウトレットで格安のフィールドスコープなんかが出てたりしたら・・・ これは私を泥沼に導く陰謀だ!

 もっとも、星を見るなら望遠鏡が順当なんだろうけど、望遠鏡って図体でかいし、メンテナンスとか、赤道儀のセットとか、面倒そうなんですよね。 高いし・・・
 フィールドスコープなら三脚出してセットするだけで5分もかからない・・・(と思った)
 それに、ED80mmクラスの鏡胴の価格内で、EDフィールドスコープ3本でお釣がきた!   (けどスコープ本体より、アイピースとか足回りとか、結構細かく掛かるんだな、これが・・・)

 デジスコシステムの試行錯誤

まず手に入れたのは、ビクセンのジオマ52−S

手持ち用にハンドホールディングケースとやらが付いてきたけど、付属の25倍アイピースで手持ちは苦しい。

足周りもカメラ三脚で試したけど操作性が悪いので、雲台をケンコーのKDS経緯台に装換。
この程度のスコープでなら使えるけど、KDSにカメラを載せるのは少々心細い。

結局、ビクセン旧型のポルタ経緯台(ポルタⅡが出た後なので安く購入できた)に行き着く。 マルチプレートにカメラと同架。 

その後、デジスコをしてみたくなり、アウトレットのビクセン ジオマ ED67-S を入手。

スコープに素通しのファインダーはあるものの星見には全く役立たず。
やはりアウトレットのスポットファインダーを付け、ケンコーのKDS経緯台と組み合わせる。
スポットファインダー取り付けに試行錯誤を繰り返し、この時点ではホームセンターのL金具に小型自由雲台で取り付け。

この方法の欠点は経緯台へのスコープ取り付けに工具必要とし面倒。
また、KDS経緯台では、スコープがすぐにお辞儀してしまう・・・

マルチプレート直付け(奥側のスコープ) →→ アリガタプレートで取り付け 

その後またビクセン ジオマ ED82-A 入手。 当然、アウトレット。

当初、ポルタのマルチプレートに直付け。
しかし傾斜型 82mm の素通しファインダーは星見には絶望的で、スポットファインダー必須。

あーでもない、こーでもないと試行錯誤し、結局、アタッチメントプレート(アリガタプレート)にスコープとファインダーと共に取り付けて、ポルタ経緯台に実装。
非常に快適。 スポットファインダーで一発導入可能。

  (詳細・・・「足周り」へ)
  (詳細・・・「スポットファインダー」へ)

取り付け部詳細。 
現在、ジオマ ED67-S も同様に加工し、ポルタに、装換しながら使用。
問題点
①スコープとプレートの取り付けがビス1本なので見口側ヘビーにしないと緩み易い。(過重で締まるバランスにする)
②スポットファインダー取り付けの小型自由雲台の調整がシビア。
小型自由雲台はいくつか試したものの、どいつもこいつもヘナチョコで固定ねじを絞め込むと微妙にずれる。。

スポットファインダーの調整   (詳細・・・「スポットファインダー」へ)
昼間の場合
①デジカメのモニターに目標を入れる。
②スポットファインダーの位置を合わせ、自由雲台を締める。
夜間の調整。 
傾斜型82mmではスポットファインダーが無いと、ピンポイントの星に合わせるのは絶望的だが、調整する目標自体が導入できない。 

そこで必殺技、レーザーポインタを外の電柱に飛ばし、それを目標に調整。
○電柱なら上下に長いので左右に振れば視界に入り易い
○距離が近い時は、スコープとファインダーの間隔分をずらして調整しないと、無限遠の星に向けた時、かなり誤差ができる。
ジオマ52−S についてはスポットファインダーを側面に両面テープで簡単に貼り付けて済ませた。

はじめは意図しなかったものの、左目でガイド、右目で覗ける。
(もっとも、52−Sならファインダー無しでも目標導入できるけど・・・お遊び、お遊び。)

67mm、82mmでもファインダーを同様な位置関係にしようと試行錯誤したものの、未だ未完成。
(50mmは鏡胴が寸胴なので簡単に張り付けられたが、67、82mmでは貼り付けられるような光軸と平行なところがない・・・)
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 木星の実写
 カメラの望遠レンズによる木星の直接撮影 (サイズ以外、ソフト加工なし)
撮影画像等倍切り出し×62.5%縮小表示
初めて写真に撮った木星と、その衛星 (DSC_7449.jpg)
 カメラ:Nikon D200
 レンズ:AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F/4.5-5.6G
 焦点距離:300mm
 絞り値:F/5.6
 シャッタースピード:1/8秒
 露出モード:マニュアル
 ISO感度設定:ISO800

 2008/07/23 22:15:58.69
翌日、レンズを換えての試写  (DSC_7490.jpg)
 カメラ:Nikon D200
 レンズ:80-200mm F/2.8D (Tokina)
 焦点距離:200mm
 絞り値:F/5
 シャッタースピード:1/2秒
 露出モード:マニュアル
 ISO感度設定:ISO800
 2008/07/24 22:22:36.49
レンズとカメラも換えての試写 (DSC_4534.jpg)
 カメラ:Nikon D100
 レンズ:80-200mm F/2.8D (Tokina)
 焦点距離:200mm
 絞り値:F/4
 シャッタースピード:1/4秒
 露出モード:マルチパターン
 ISO感度設定:ISO800
 撮影日:2008/07/24 21:22:58.80

 デジスコによる撮影 (ジオマ ED67-S使用) (サイズ以外、ソフト加工なし)
 使用スコープ: ビクセン ジオマ ED67-S   
 アイピース: GLH20D
撮影画像50%切り出し×62.5%縮小表示
木星とその衛星  ← クリックで1日の変化

(DSCN1992.jpg)
 カメラ:Nikon COOLPIX P5000
 焦点距離:24.5mm
 絞り値:F/5.1
 シャッタースピード:1/4秒
 露出モード:マニュアル
 ISO感度設定:ISO1600
 撮影日:2008/09/26 20:34:38
撮影画像50%切り出し×62.5%縮小表示
M42 (オリオン大星雲)  ← クリックで拡大

(DSCN2462.jpg)
 カメラ:Nikon COOLPIX P5000
 焦点距離:7.5mm
 絞り値:F/2.7
 シャッタースピード:1/2秒
 露出モード:マニュアル
 ISO感度設定:ISO3200
 撮影日:2008/12/31 22:20:49
ISO800 F=3 S=1/2秒(DSCN2396.jpg)ISO800 F=3 S=2秒(DSCN2413.jpg)
すばる (M45:プレアデス星団)  ← クリックで拡大 (より目視に近い・・・)

 カメラ:Nikon COOLPIX P5000
 焦点距離:7.5mm
 絞り値:F/3
 露出モード:マニュアル
 ISO感度設定:ISO800
 撮影日:2008/10/29 21:32:46
 (DSCN2396.jpg)シャッタースピード:1/2秒 時刻 21:32:46
 (DSCN2413.jpg)シャッタースピード: 2 秒 時刻 21:49:57
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星見にフィールドスコープ?
星見はやっぱり天体望遠鏡だろう、って? そりぁそうだけど、天体望遠鏡って面倒なんだよね。

でかいし、重いし、保管場所(特に防湿)に困るし、反射なんかはミラーの調節の自信無いし・・・・、それに何より高い!

それに足周りも望遠鏡にしたら赤道儀欲しくなるだろうし、赤道儀なんか、持ち出して、据え付けて、セッティングして、ああぁ、面倒くさい! ・・・それに高い!(鏡筒より足周りの方が高い!)

フィールドスコープなら、望遠鏡と比べて全然軽いし小さいし、防水になってて(50mmは非防水)メンテナンス楽だしし・・・、 
それに望遠鏡より安い(アウトレットなら)!

 ・・・ って事で、天体望遠鏡は極力見ないように避けている・・・・


(追記) 後日、ついに望遠鏡を入手! それも一挙に5台!!
     ただし、組立望遠鏡15倍、35倍、コルキット・スピカ4cm、6cm、アイソテック50mm。 けど、これが良く見える。 コルキットなんか、フィールドスコープに負けてない。
     やはりプリズムの影響が大きいのかな、と思う。
     僅か1,500円から3,000円の望遠鏡でこれだけ見えるなら、ちゃんとしたものなら・・・と危ない誘惑が頭を持ち上げてくる・・・ 

(追記の追記) 更にまた1台追加! それも何を血迷ったか、いきなり タカハシ! ・・・まあ、6cmのミニスコープ(FS−60Q)だけど・・・ 
     確かに天体望遠鏡はいい! 正立プリズムとか余分なものが無いからなのか、フローライトの威力なのか、メーカーの技術なのか、とにかくシャープ。 星が点で目も点! 
     ただし星がより多く見える訳ではなく、60mmは60mmで、口径のより大きな82mmのフィールドスコープの方が、より賑やかな視界になるが、 
     60Qで見えるものは、80mmのフィールドスコープより、より解像感は高く、重星の理論限界値に近い離角のものまで分離できてしまう。 
     しかし、フィールドスコープが劣るという訳ではなく、重星などに拘らず、普段、お月さまやお星さまを楽しむには充分だし、取扱も楽だし、まあ、餅は餅屋ってところかも。
     (その後、アクロマートの120mm、102mm、反射の210mmが追加・・・)


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フィールドスコープと双眼鏡
フィールドスコープを使用する時でも、私のような素人に双眼鏡は必須。

市街地に光害に近い自宅では星も疎らにしか見えず、スコープを向ける目標が定まらない。
まず、星図や Sttella Theater などの星図ソフトで今現在の星の配置、星座の位置などを確かめ、”あの辺りかな”と見当をつけて双眼鏡で確かめ、その辺りにスポットファインダーを合わせ、おもむろにスコープを覗く・・・。
 (スポットファインダーはあっても透過率が低いために淡い星や星雲は見えないので見当で合せなければならない・・・)

事前の星図確認は、パソコンソフトの Sttella Theate を愛用。 双眼鏡や望遠鏡の視野を表示できるので見当をつけ易い。
Nitendo DS で動かす、「 星空ナビ 」も星座めぐりの役には立つが、若干、方角の精度に難があるのでコンパス併用が不可欠。 
初めて観る辺りは、これらのソフトとか、ガイドブック、星座早見盤などで事前に目標の見当をつけておく。 

で、外に出て夜空に目を慣らしてから、おもむろに双眼鏡を向ける。星座を辿って目標か、その近くでガイドとなる星を探し、その辺りの星の配置を記憶する。
併用する双眼鏡は極悪(高倍率・ズーム)双眼鏡以外なら何でも無いよりは断然いいが、口径30mmクラス、実視界8度以上(6〜8倍)の広視界低倍率型が使い易い。    

  愛用はニコンの30EⅡとか、勝間の6倍。 それにワイド・ビノ28。
  ワイド・ビノは、オリオンの胴体全体が入る程、極度に視界が広く、また数える程しか見えない空でも星座の骨格となる星々が浮かび上がってくるので、初めての星座などはまずこれで探す。 
  多少の薄曇りでも2〜3等星程度まで見えていれば、メジャーな星座は視界に浮き上がってくる。 

  やはり目標あるいは目標となるガイドの星を探すには、視界の狭い大口径高倍率より、多少性能は劣っても視界の広い低倍率双眼鏡の方が、星座を追って目標のガイドとなる星を探し易い。
  また、性能の良すぎない双眼鏡の方が星が完全な点像にならず、明るい星はやや大きく、暗い星は更に暗く小さくなるので、私のような素人にはかえって星座を追い易い場合もある。
   (ニコン30EⅡ、勝間などシャープな双眼鏡ではピントを僅かに(ほんの僅か、星が少しボケる程度)ずらしてやると、暗い星は更に薄く消えて、膨らんだ明るい星だけ残るので、目標のガイドを探し易くなる場合もある。)

目標か、そのガイド星が確認できたら、その方向にスコープを向ける訳だが、視界の狭いスコープではこれが一苦労。 
手持ちのフィールド・スコープでは素通しの穴から覗くファインダーが付いているが、昼間はともかく夜間は穴が小さすぎて無力。 傾斜型のスコープでは絶望的。 
トイレットペーパーの芯でつくったようなものでもいいからファインダーが欲しい。 私の場合、アウトレットのスポット・ファインダーを強引にとりつけた。 
一発で視界に導入できたらいいが、目標が視界から外れていたらいきなりスコープを動かさず、もう一度双眼鏡で確かめてから慎重にスコープを動かしていく。 
ここでいきなりスコープを動かしてしまうと目標を見失い、とんでもない方向を探していた、って事になる。
全く自己流だが、スコープを動かす時は、初めの視界の中に入っていた星を視界の中に残したまま慎重に動かし、また双眼鏡で移動方向を確かめ、探っていく。 何度か経験すればコツは掴めると思う。 
スコープの倍率が低ければカメラ用の雲台でも何とかなるが、倍率を高くする場合は微動が必要になってくる。 私の場合はポルタ経緯台とか、KDSマウントを使っている。 

フィールドスコープで見える星 (条件の良くない神戸の空)
①冬なら ”すばる” やはり星はすばる。 裸眼ではぼんやりとしか見えなくとも双眼鏡を向ければ、視界の中にその特徴ある星座の形が浮き上がり、フィールドスコープではまさに星団!
②オリオンの縦の三つ星。 双眼鏡で覗けば上と中の星がそれぞれ2つづつに分離して見え、フィールドスコープを使えばM42、オリオン大星雲が見えてくる。
  しかし写真のようには見えず、じっと見つめているうち、やがてぼんやりとその形が分る程度に見えるだけなので過大な期待はしないように。 (デジスコで撮影可能。)
③木星の衛星 双眼鏡でも可能(口径30mm以上。 40mm以上あれば楽勝!)だが、フィールドスコープならもっと迫力で楽しめる。 
  倍率を80倍程に上げれば木星の縞模様らしきものも見えるような気(?)がする。
④土星の環  普通の双眼鏡では見えないが、フィールドスコープで倍率を上げれば見えてくる。 30倍ではまだ自信を持って”輪だ!”とは言えないけど、60倍でなら充分確認できる。 
⑤月 もちろん双眼鏡でも楽しめる。(極悪級の双眼鏡でも、ただひとつ見える天体か。)  フィールドスコープでならクレータまで写真で見たように見える。(満月では見づらい。 欠けた月の明暗境目でよく見える。) 
 80倍に倍率を上げれば視界いっぱいの迫力とともに、視界の中をどんどん動いていく月の運動も実感できる。
 ただ大口径では明るすぎで目が眩んでしまい、普通の星が見える目に戻るまでかなりの時間がかかるので、星見の最後のデザートとして残しておくのがいい。 

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フィールドスコープで「でじすこ」、67mmと82mm、直視型と傾斜型
でじすこは初めて。

KYOEIのホームページで、アウトレットで格安フィールドスコープを見つけた。 店舗の所在地を確かめると、通勤している駅からすぐ近く。 
デジスコしてみたい気持ちはあるものの、星見、鳥見、・・・結局、何にでも使ってみたい、と言うより目的がはっきり決まらないけど、ただデジスコがしてみたいというだけで・・・ 目的薄弱 動機不純。
使う目的が決まらなければ、67mmと82mm、そして直視型と傾斜型と、それぞれ、どっちにするかも決められず、KYOUEIさんでアドバイスして貰う。
まずデジスコの基本と、必要なものを教えて貰い、スコープについてはビクセンの80mmだと最短距離が10mとなってしまう事、ピントがかなりシビアになる事、初めてのデジスコならとアドバイスして貰った、ビクセンアウトレットの67mm直視型とアイピース(GLH20D)、デジカメのアダプターを組み合わせて購入。

結果、予想したより簡単にすぐ使うことができた。(ただし、昼間での話。) 
何度か昼間使って慣れてから、本命の夜の星見。
しかしスコープについている素通しのファインダーでは、夜は全く役に立たない事を身をもって知る。
スポットファインダー(もちろん、アウトレットの安いやつ)を四苦八苦しながら取り付け、足周りも写真用三脚の雲台をケンコーのKDS経緯台に付け替え、更にビクセンのポルタ経緯台を手に入れて・・・・

いろいろ試行錯誤し、やっと木星の衛星程度なら、思い立ってからスコープをセットし、最初の撮影まで5,6分でできるようにはなった。
しかし高度の高い星を眺めようとすると姿勢が如何にも苦しく、82mmの傾斜型(もちろんアウトレットの安いやつ)を追加。

82mm傾斜型、使ってみて、初めてのデジスコをこの組み合わせにしなくて良かったと思う。 (KYOEIのアドバイスに感謝)
まず、昼間でも視界から外れた鳥を追いかけようとしてもピントの深度が浅く、同じアイピースでも視界が狭くなるので再び視界に収めるのに手間取り、また、傾斜型では直感的に目標に合わせられない・・・。 
最初、この組み合わせで始めていたら稼働率は著しく低下していたと思う。

やはり82mmより67mmから、傾斜型より直視型で慣れてから、グレードアップするのが正解。
 (もっとも、アウトレットだからできた事。  2台合わせても KOWA の664 1台分以下!)
しかし今でも1台だけにするなら直視型か傾斜型かどっちにするか迷うけど、傾斜型で星見しようとした場合、ファインダーはやはり必須!

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フィールドスコープのファインダー
昼間の使用にはスコープ側面の素通しファインダー(単なる穴だけど・・・)でも充分実用範囲だが、夜は全く無力。
直視型でも目標導入に四苦八苦、まして傾斜型では絶望的。
(この辺りかな、と見当をつけて上下左右を探っているうち、ふと気付くと全然見当外れの方向に向いている)

スコープを買ったその週末、またKYOEIでアウトレットのスポットファインダーを購入し、翌土曜日、ホームセンターで金具いくつかと、W1/4ネジを手にいれ、一日かけてあ〜でもない、こ〜でもない、と試行錯誤して何とか三脚の雲台とファインダーの台座に挟み込んで取り付け、その夜試してみると何とか使い物になりそう。
しかし三脚に付け外しするたび調整必要で、かなり面倒くさい。

面倒くさいのは嫌いだから、更にいろいろ試行錯誤。  カメラ用雲台からケンコーのKDS経緯台に替え、更に、より使い易いポルタ経緯台を追加。 
また、67mmも、82mmそれぞれにアタッチメントプレートをボルト止めし、一緒にボルト止めした小型の自由雲台でスポットファインダーを取り付けた。
これでやっと67mmも、82mmも工具を使わず簡単に交換でき、またスポットファインダーも自由雲台で調整できるので操作性が良くなり、目標導入もようやく一発で決まるようにはなった。
しかしまだファインダーを固定する自由雲台がどいつもこいつもヘナチョコで、スコープを取り換えるたびに動いてしまい再調整に手間取る。 まだまだ課題山積。

(「スポットファインダー」 のページを独立させたので、そちらを参照)
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フィールドスコープの足周り
50mmのジオマはともかく、67mmや82mmのスコープは手持ちは絶対無理。当然三脚を使う。

しかし写真用の三脚(SLIK の813EX 積載重量は5Kg )付属のカメラ用雲台で星見のデジスコしようとするとかなり困難、と言うか、長時間は精神衛生上よくない。
まず、目標導入が難しい。 苦労して視界に収めてもパン棒のネジを締め付けると微妙に動いてしまう。 そしてせっかく中心に捉えて固定しても、相手(お星さま)は勝手に動いていってしまい、また再調整。
 
店頭で鳥見のスタンダードだと言われているジッツオのフリーストップの自由雲台とやらを触ってみても微動ができないのでしっくりこない。 また財布にも厳しい。

そして見つけたのがケンコーの  KDSマウント経緯台 。 全集微動のフリーストップ。
早速、三脚の雲台と乗せ替えて試してみる。 快調、快調! (そりゃぁそうだよね、天体望遠鏡用だものね。 やはり餅は餅屋。)
しかし取り付ける位置が高いのでカメラを付けたスコープのバランスが悪いとお辞儀してしまいまう。

可動アームを逆に使うよう改造すれば対処できそうな気がしたが、その矢先に転んで右手骨折。
ギプスはせずに済んだものの、力技はご法度との御宣託に改造はあきらめ、ビクセンの旧タイプ  ポルタ経緯台  が安くなっていたので購入。

 (しっかりした三脚買うより、安い!)
ビクセン ポルタ経緯台!  いいね、これ! 使い易い気配りに、開発した人を心から尊敬する。 現在、主力。


(「足周り」 のページを独立させたので、そちらを参照)

(追記) その後、改造しようとしていたKDSマウントの新タイプ、 KDSマウントⅡ が出るとの噂。 早速発売されるのを待って、待って入手し、カメラ用三脚の雲台と装換する。
 結果、非常に快調。   一旦持ち出してしまえばポルタの方が使い勝手はいいが、カーボン三脚+KDSの手軽さで、現在主力。 ただし高度が高い相手には苦しい。

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