架台 | 星見 | 鳥見 |
カメラ用雲台 | ◯軽量で低倍率の機材なら可(双眼鏡、50mm程度までのスコープ)
×微動できないので高倍率は事実上無理(30〜40倍程度まで)。
※倍率を上げると視界内での星の移動も早くなり、追いかけるのに苦労する。 | ◎双眼鏡、フィールドスコープなどによる眼視。
△デジスコするなら滑らかなフリーストップ機能か、微動が欲しい
※素早い向き変えができるので眼視向き |
ビデオ雲台 | ※まだ実際に使った事が無いので評価できないが、
滑らかなフリーストップと固定ができればかなり使えるのでは、と推測。 | 同 左 |
ビクセン 微動雲台
| (カメラ用雲台に載せて使用するのを前提)
◎軽量で低〜中倍率の機材ならかなり使い易い。
○△フリーストップではないのでお辞儀する事はないが、操作性はカメラ雲台に依存する。
△高倍率では星が微動範囲から外れた時、微動を反対側に戻しカメラ雲台で再導入しなければならないのが煩雑。
(しかし上下左右に±10度微動できるので30分程度は追尾でき、眼視なら実用上の問題はない。) | (カメラ用雲台に載せて使用するのを前提)
◎鳥の巣など静止している対象を捉えるには最適。
○フリーストップではないのでお辞儀して機材を破損する恐れはない。
△動く対象はカメラ雲台の操作性に依存する。
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ケンコー
New KDSマウント
| ◎軽量機材ならフリーストップ+全周微動なので、星見ではカメラ雲台やビデオ雲台より、当然ながら使い易い。
△重心位置が可動部の中心より高くなるので、重量のある機材だとフリーストップが負け、カクンとお辞儀してしまい機材を損傷するリスクがある。 | ◎フィールドスコープや双眼鏡を眼視で使うならフリーストップ+全周微動の
威力は大きく、かなり使い易い。
△デジスコする場合は重量バランスをよく調整しておかないとフリーストップが
負け、カクンとお辞儀してしまい機材を損傷するリスクがある。 |
ケンコー
New KDSマウントⅡ
| ◎重心位置と可動部の中心が一致するのでお辞儀の恐れも無く、通常のKDSマウントより更に使い易い。
◯フィールドスコープなどカメラネジで実装する機材は、アリガタで実装できるように工夫が必要。ただし苦労した効果は十分得られる。
※軽量な小口径望遠鏡には最適。
ただし天頂方向を眺める時は鏡筒が干渉してしまうので、三脚の雲台と併用して傾けて実装するなどの工夫必要。 |
同 左
(鳥用機材をアリガタで実装できるようにする工夫と加工が必要。)
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ビクセン ポルタ 経緯台
| ◎耐過重(5kg)以下の機材で眼視するなら最適。
フリーストップも微動も適度、安定性もある。
操作も簡単、準備も5分あれば十分、
付属三脚も鏡筒の重さ3〜4kg程度までなら充分な強度。
軽量望遠鏡を眼視でチョイ見するなら無敵? 国民栄誉賞級!
※ 経緯台なので長時間露出が必要な撮影には向かない。
しかし月や惑星など低倍率で1/4秒程度以下の撮影なら十分可能。
| ◯マルチプレートを使えばほとんどの機材は載せられる。(耐過重は5kg)。
フリーストップも微動も適度で安定性もあり、鳥見にもかなりの優れもの。
一箇所で固定して移動しないなら最適。
×カメラ三脚と比べれば重量(三脚含めて5.7kg+マルチプレート0.5kg)も
あるし、嵩張るので担いで移動するには不向き。
※本体+マルチプレートで定価4.2万円だが実売は8割程度。
同等強度のある三脚より、結果的に安くなるかも。 |
ビクセン SXD赤道儀
| ◎天体望遠鏡用。 眼視・写真撮影共に当然最適。
◎搭載可能重量が15kgあるが、余裕をみても7〜8kg程度に収めるのが吉。
しかし5kg程度でも、しっかりとバランスをとらないと動作が怪しくなる。
◎付属のSTARBOOKで主要な星や星雲・星団を自動導入できる。
ただしアライメントの儀式が必要。(すぐ慣れる。)
△極軸合わせが必要で、星を見られるまでに かなり手間がかかりそう・・・
まあ、眼視とか数十秒以下の露出なら手抜きしてアバウトに合わせるだけでも許容範囲には収まる。
△電源(DC12V)が無いと使えない。 バッテリーが切れたら、ただ重いだけの金属塊。
※赤道儀としての良否優劣については、まだ使いこなせるまでに至っていないので、評価できる経験・技量共になし・・・。
悪戦苦闘の記録→
ついに赤道儀! Vixen SXD赤道儀
| ×でかい、重い、高い、面倒くさい・・・とにかく鳥見には向かなと断言!
(まあ、赤道儀を鳥見に使っている人はいないと思うけど・・・)
(使ってないけど推定で・・・)
×× 全電動なので軽快な追いかけは無理。
極軸を天頂に向ければ単純に上下左右に動くはずなので意外と使えるかも。
また自動で日周回転してしまうので、都度電源 OFFする必要あり。
△ ガッチリしているので鳥の巣監視など動かない対象なら、電源を外して
完全固定すれば使える可能性も? まあ、お薦めはしない。
もちろん試した事もないし、シャレで試す以外はメリットなし。
SXD相当のコストを掛けるなら、ジッッォでもマンフロットでもハスキーでも
余裕で買えるけどぉ? |
タカハシ PM−1赤道儀
| ◎天体望遠鏡用なので、当然最適
◎耐過重5kg以下の軽量望遠鏡で使用するなら強力な戦力。
◎電池(単三x4)が切れてもマニュアルの赤道儀として使える。
※搭載可能重量が小さい割には高価。 コストパフォーマンスは稼働率次第。
| ×使えば使えない事もないと思うが、大きく動かすたびにクランプを緩めたり
締めたりする必要があるので素早い操作には向かない。
△SXDと同様に鳥の巣の監視などには使えるかもしれないけど・・・
PM-1のコストを掛けるなら、やはり素直にカメラ三脚と鳥見用架台を購入
するのが吉。 |
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