登龍峠
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  八丈島の見所スポット林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
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 [1] 三根エリア
 [2]三根エリアの見所スポット
     1 底土港
     2 神湊漁港
     3 神止山
     4登龍峠
     5 抜舟の場
     6 大越鼻灯台
     7 永郷小学校跡地記念碑
     8 永郷展望台
     9 アロエ園
     10 出鼻
     11 クニノミチ・メカタ・シャナ
     12 イデサリ
     13 鉢巻き道路の展望台
     14 永郷〜鉢巻き道路の展望台
     15 八丈富士登山口
     16 八丈富士登山
     17 八丈ストアー
     18 宝亭
     19 宝来軒

峠から望める八丈富士と八丈小島の素晴らしい景色

三原山東部の急峻な山腹沿いに通された都215号線 (登龍道路)の途中にあって標高は312m。「のぼりょうとうげ」といいます。 峠を登る道を下方から望むとまるで龍が昇天するかのように見えるためこの名がつけられました。

峠からの眺望は素晴らしく、 雄大さにおいては八丈島随一の景観で、 昭和57 (1982)年10月1日の都民の日に新東京百景の1つに選定されています。 八丈島の観光マップには必ず載っている有名な景勝地で、夕方から日が暮れる時間帯が最も美しく、夜景スポットとしても定着しているみたいです。バイクなら底土港からすぐの場所なので、宿から夜景を眺めに訪れてみるのもいいかもしれません。






峠の展望台に立つ登龍峠の石碑

登龍峠は底土港のある三根から末吉へと向かう途中、 八丈島を一周する都215号線上にあるので、 八丈島を訪れたらライダーはまずここを目指すことが多いようです。 しかし、峠へと至る道は急な登り坂が連続するキツい道。

峠を訪れたさいには手押し自転車でトボトボ峠を目指す観光客の姿も見かけました。バイクやレンタカー、レンタルスクーターならば気持ちよく爽快に登っていけますが、足漕ぎペダルでシャカシャカと登っていくのはかなり大変だと思います。同じ自転車でも島内でレンタルできる電動自転車ならば、少しはマシというものですが・・・。






展望台にあった登龍峠の案内板

登龍峠(のぼりょうとうげ)
八丈島一周の都道の内、末吉と三根の間を登龍道路と呼び、その最高部辺が登龍峠で、
晴天には遠く三宅島や御蔵島が望まれ、眼前には八丈富士と八丈小島、
眼下には底土港、神湊港、空港や坂下市街地が一望のもとに
眺められる八丈島随一の展望台である。
昔は三根から末吉に行く時は、天に登る龍のような
つずら折りの急な坂を越えたので、登龍峠と呼ぶようになったという。






峠からの眺めについての案内板もありました

登龍園地からの眺望
登龍園地は、古くから八丈富士、八丈小島、底土港など八丈島市街地、遠く御蔵島、三宅島を望む景勝地として知られ、新東京百景にもなっています。

八丈島は最大幅およそ7.5km、北西ー南東方向14.8kmのひょうたん型をした火山島です。三原山(東山)と八丈富士(西山)の二つの山から構成され、
そのあいだに平坦地が開けています。

ここ登龍園地のある三原山の火山活動は数万年前から始まり、約2万2千年前に
カルデラが形成されたとおもわれます。
前方に見える八丈富士は、
江戸時代(宝永4年)1707年の噴火を最後に火山活動を休止しています。

登龍峠の展望
「ノボリョウ」といい、この道を下方から望むと
あたかも龍が昇天するように見えるのでこの名がつけられました。

伊豆諸島は、約200万年前からの火山活動によりできた火山島群で、その一つである
八丈島は東京から南方約290kmの所に位置しています。






登龍峠から見渡せる底土港(手前)と神湊漁港(奥)の眺め

登龍峠の展望台から底土港を見下ろしてみます。あそこに東海汽船の橘丸が到着するわけですが、峠に立てばそれがバッチリ! その奥には神湊漁港も見えていますが、本来はその2つの港を併せて神湊港というわけですね。






峠から見渡せる底土港(手前)と神湊漁港(奥)の眺め

登龍峠から島の中央部に目を向ければ、そこには八丈島空港と沖合に浮かぶ八丈小島もよく見えていました。居合わせた観光客が「きゃ〜、すっご〜い!!」を連発、展望台の柵に立ち並んで眺め入っていましたが、確かにこれは凄い眺め! 八丈富士からの展望と双璧をなす八丈島では見逃せない素晴らしいビューポイントです。
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