このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
八丈島の見所スポット | 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 |
[16]八丈富士登山/ Hachijyofuji tozan | もどる |
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三根エリア
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登山に興味はないのですが、せっかく八丈島にやって来たので伊豆諸島最高峰の八丈富士に敬意を表して登ることにしました。登って降りてくるのに1日とか半日も時間を費やしてしまうのならパスですが、約1時間ほどで山頂に立てるとのこと。山頂までは階段が付けられているので、それなら意外と手軽に登れそう! 鉢巻き道路にある登山口の入口から少し進むと、厳重なヤギ除けフェンスのゲートが現れました。ここがスタート地点となります。 |
おでこを地面に擦りつけるような階段がいきなり・・・ |
うはぁ! 階段が付けられているので楽といえばラクチンですが、それにしても物凄い傾斜角度です! よくみると左側は階段に、右側はスロープとなっていました。ルール的にはスロープ部分を登って階段部分を下るみたいです。 |
この景色に励まされて休むことなくさらに登ります |
登山道の途中には手すりが設けられている区間もありました。出だしは元気よくスタートしましたが、すぐに汗ダラダラに・・・。 際限なく続く階段に、次第に疲労物質が膝や股の辺りに溜まってきます。「山をナメんなよ!」とのお叱りを受けてしまいそうですが、実は軽い散策程度だからとヘルメット片手に登って来たのですが、置いてくればよかったとえらく後悔してしまいました。 しかし、途中で振り返ればこの景色! 眼下には底土港周辺の町並みが見えています。景色に励まされてさらに登りますが、それにしてもよい眺めです! |
登山道から見下ろした神止山と神湊港の周辺 |
何度も何度も振り返って景色を眺めながら進みますが、あの小山は神止山ですね。山の向こうには神湊漁港と底土港が手に取るように見えていました。 |
ひょうたん形をした八丈島の形がよく分かります |
ひょうたんの形をした八丈島の中央部分のくびれを挟んで三原山方面を望みます。画像左手の三根と右手の大賀郷の家並みが見渡せて、その中央に位置する八丈島空港も全て見てとれました。さすが伊豆諸島最高峰の八丈富士だけあって、見晴らし度は抜群! |
伊豆諸島最高峰の八丈富士からならではの景色が眼前に! |
八丈島の南西部に位置する大賀郷を見下ろします。八丈島空港の滑走路の先端と八重根港、 さらにその先には大坂トンネルへといたる都215号線の高架橋が見えていました。やはり八丈島で最高のビューポイントは八丈富士に間違いありませんね! |
中間地点を過ぎてもなおも続く急激な階段地獄 |
ふぅ〜、やっと半分ですか。登っている最中はそれどころではなくて気がつきませんでしたが、ここが山頂への中間地点。それを示す立看板が設置されています。 なお、当日は観光客の姿も多く見られましたが、赤ちゃんや小学生連れの家族連れファミリーや、若い2人連れの女の子、夫婦連れやジジババ連れなど様々。気軽に登れる八丈富士なので、普段は登山をしないような方達の姿も多かったです。服装もバリバリな重武装の登山装備というよりは、軽装で登っている方がほとんどでした。 また、八丈富士は普通の一般観光客も登るので、山ガールという名の「山姥」が徘徊するそこらの山とは違いました。本当に若い女の子や女性グループ、単独行の姿も見かけます。やっぱり熟熟なドライフラワーに挨拶されるよりも、ピチピチな花盛りの若い娘に「お気をつけて〜」と挨拶される方が楽しいし! そういう意味でも登山道にむさ苦しい山の雰囲気はなかったです。 |
えぇ〜?! まだ半分なのか・・・ |
そう言われてもなぁ・・・。 まあ、頑張るしかありませんね。中間地点を過ぎる頃には階段に座り込んでへばってしまった男性や、進む速度が急激に落ちてトボトボ登る人の姿も見かけましたが、さすがに途中で回れ右は悔しいし・・・。 |
山頂が見えているだけに疲労度も高まってしまいます |
中間地点を過ぎて黙々と階段を登っていきますが、やがて右手に八丈富士の山頂が見えてきます。しかし、まだあそこまで登るのかと思うと、さらに汗が吹き出しました。登山道は切り返しの九十九折りでさらに続きます。 |
オールレンジでほぼ全方向が見渡せる八丈富士の登山道 |
八丈富士の登山道からは意外にも八丈小島が見えていました。地図上では登山道のある場所から八丈富士を挟んだ反対側に位置しているので、影になって見えない思い込みがありましたが、実際にはこのようにくっきりと! |
階段が終わると山頂まではあと少し! |
延々と続いた階段ですが、やがてそれも途切れて普通の小径状態になりました。どうやら山頂に大分近づいたようで、ゴールまであと少し! ここから眺める眺望もまた素晴らしく、疲れが一気に吹き飛ぶ思いです。 |
山頂付近から見下ろす海岸風景も素晴らしいです |
八丈富士登山道から見下ろした山麓の海岸です。海に突き出た磯が見えていますが、位置的にはイデサリヶ鼻付近だと思います。沖合を行く漁船が小さく見えていました。山麓の都道からは確認できませんが、ここからだと海岸の様子もバッチリ! |
疲れも忘れて見入ってしまうほどの景色がいっぱい! |
登山道で振り返ってみますが、山頂へとさらに近づき標高が上がったことで眺める景色は天空状態そのもの! 水平線と空との区別がつない、広大な海の広さに思わずハッとさせられました。八丈富士、この景色を眺めるだけでも登る価値はあります。 |
今回はここが八丈富士の山頂ということで・・・ね |
「そして到着した八丈富士の山頂!」と言いたいところですが、山頂は八丈島山頂の外輪を一周するお鉢巡りコースをさらに15分ほど進んだ所にあるようでした。 でもここまで来れば八丈富士登山の目標は達成したようなもの。 そのままお鉢巡りや火口にある浅間神社まで行ってみようかとも思いましたが、それは次の機会にしておきました。「自分に負けるな、ここまで来たらやり通せ!」と、またしても熱いお叱りを受けそうですが、八丈島を訪れた目的はあくまで林道探索。なので本当に疲れ切らないこれくらいのユルさでちょうどいいんですね。 そんなこんなでお鉢巡りに出発する観光客の姿を眺めつつ道端に腰を下ろしてしばし休憩。周囲に広がる雄大な景色を堪能して八丈富士登山は終了です。 |
外輪を一周するお鉢巡りコース入口の石柱 |
山頂付近からスタートするお鉢巡りの入口に立つ石柱。 「お鉢巡り50分 八丈富士山頂15分」 と記されていました。 火山の八丈富士は山頂がカルデラとなっており、その外輪の稜線上を一周するのがお鉢巡りです。 ただし、ルートは山麓からの登山道よりも格段に悪路で、強風などの悪天候時にはかなりの注意が必要。八丈富士の登山を目的で訪れた場合はチャレンジしてみるのもいいでしょう。もちろん、その際はそれなりの格好をしていった方がいいと思います。 |
八丈富士山頂のカルデラの光景 |
八丈富士山頂の火口内部の地下森林と、火口を取り巻く外輪の様子です。火口内へと降りていったあの森の中に浅間神社があって、お鉢巡りのコースはそびえ立つ壁のような外輪の稜線上を一周しています。眺めているだけでも凄い迫力でした。 |
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