このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


Travel Maker KOREA REPORT

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 土着 ネイティヴ 〜第三次渡韓 ついに実行された生涯忘れえぬ大旅行〜 

第一章「京畿道」 キョンギド
道庁所在地は水原(スウォン)で西岸の黄海沿いは日本の岩手県のようなリアス式海岸がある。
日本で言うところの東京都とよく似ており、商業・工業においても近年目覚ましい発展を遂げてい
る。京畿道には金浦空港と仁川空港という二つの国際空港があり、特に仁川空港は東アジアのハ
ブ空港として君臨している。私も初めてこの地を訪れた時は、あまりの都会ぶりに驚愕したのを覚え
ている。
その昔、日本では一獲千金を夢見て各地方から若者が上京して生きた過去があるが、韓国では現
在そのような状況かと思われる。約5千万人の大韓民国の人工のなか、ソウル特別市には1200万
人が暮らしていてる所から見ても一都集中の兆しが見て取れる。日本人が観光で韓国に行くと言っ
たら9割の方は京畿道のソウルだと思う。






第二章「江原道」 カンウォンド
北緯38度を挟んで北朝鮮と接している関係で、江陵(カンヌン)や束草(ソクチョ)では軍事色が強
い。北は軍事境界線、西は京畿道、南は慶尚北道と慶尚南道、そして東は日本海(韓国では東海と
呼ぶ)に面している。
また、この江原道は国内でも相当に寒い気候で知られ、韓国第二位の標高を誇る雪岳山(ソラクサ
ン)ではマイナス10度を下回る極寒の世界を体験した私。私の生涯でニセコスキー場に次いで寒いと
感じた場所であった。そんな寒い寒い江原道ですが夏場には海水浴が人気のようで韓国本土の中で
は一番海水浴場が多い。このエリアはスキー場も多く京畿道から近いこともあってレジャー関係の施
設も多いことが特徴かもしれない。冬のソナタのロケ地があったりもします(笑)
ちなみに北緯38度の向こう側の北朝鮮にも江原道という地名がある。





第三章「慶尚北道」 キョンサンプクフド
道都は大邸(テグ)であるが大邸は広域市としてソウルと同じような扱いを受けている。この辺りは世
界遺産も多く見所もたくさんある。
相変わらず日本人の姿を全く見ない土地ですが日本だからと言って迫害を受けることもなく、むしろマ
ッコリを振舞ってくれたりと親切な人柄に感激した。
でもいい事ばかりではない。実はここは
島根県 と姉妹都市提携を結んでいましたが、2005年に「竹島
の日」が制定されるとこれに猛反発。そして日の丸は焼かれ姉妹都市提携が撤回された。翌年には
「独島の月」が制定され日本との交流を制限するとの立場を示している。
私がここに寄ったのは2004年の2月の話なので大丈夫でした(^^ゞ







第四章「慶尚南道」 キョンサンサムド
慶尚南道の位置
日本の福岡から僅か200キロの距離に位置し、韓国第二の都市である釜山がある。この釜山は正確
に言うと慶尚南道に属しておらず、特別市という位置づけである。ただ、かつては慶尚南道の道都であ
ったこともあり、ここも慶尚南道と同様に紹介させていただきたい。
典型的な港湾都市であり、古くから日本の山口県や福岡県とも交流があり、対馬にも韓国系企業が多
く進出している。
なお、ここは豊臣秀吉が2度にわたる進軍にて多くの建築物を破壊してしまった場所でもあるが、江戸
時代の鎖国下の日本において釜山の龍頭山一帯に現在で言うところの「大使館」が建てられ、江戸時
代でも日本人が海外に居住できる唯一の場所となっていたのはあまり知られていない。





第五章「済州道」  チェジュド
人口55万人の火山島であり、大昔は島流しとして使われていたものの現代では高級リ
ゾートホテルが立ち並ぶ新婚旅行に人気の南国リゾート。南国とは言っても福岡と同じく
らいの緯度ですが暖流である対馬海流と島という地形故に「韓国のハワイ」とも呼ばれ
る。
このレポートでは他の韓国レポと一味違った形で楽しめると思います。
掲載する写真が本土とは全く違うのも見所です。
また、韓国で初めて車を運転したのもここ、済州島です。カジノも行ったし錯視道路も火
山洞窟も映画の撮影現場も・・・・・
とにかく盛りだくさんな内容となってます。なお、ハルラ山という韓国で標高第1位の山が
あるが、現在は入山禁止になってしまっており、登ることが出来ない。せっかく来たから
制覇しておきたかったが仕方がない・・・





第六章「全羅南道」 チョルラナムド
全羅南道の位置
このエリアでは日本の遺構を多く見ることができる。
九州から近いということもあると思うが、他の都市では日帝時代の建物は太平洋戦争集結後殆ど
壊されてしまったのに、なぜかこのエリアにはいくつかそのまま残っている。それはこの地にその
昔新日派の人間がいたからなんだとか聞いた。
韓国の中に見る日本。日本とは韓国の人たちにとって一体何だったのか?
何をもたらし、何を奪ったのか。そんなことを考えさせられるエリアだと思います。
それと・・・韓国にも地域格差や貧富の差がある。そして日本でも○○県と○○県は仲が悪いとい
う例があるが、この地でも○○道と○○道は敵対しているという話を聞いた。
やはりどこの国もどこの地域も複雑な事情を抱えているのは変わらないみたいです。






第七章「全羅北道」  チョルラプクド
この地は観光というよりも、人と人とのつながりを強く意識させられた印象深い土地です。
これを書いていて
改めて日本人と韓国人の決定的な違いということを思い知らされた。
今回のレポではあまり写真を載せておりません、文章中心のレポとなります。
私とGAJIROが全羅北道で何を感じ、何を思ったか。
そんないつもとはちょっと違うレポートをお楽しみいただければと思います。
韓国人は日本国内で思われている人物像とは全然違います。
日本人より明らかに親切で行動的でテンションも高く積極的。
この国の現在の目覚しい発展ぶりが妙に納得できてしまう程のインパクトがあります。
そして今の自分を見つめ直すいい機会になった感慨深い旅でした。






第八章「忠清南道」 チュンチョンナムド
忠清南道の位置

昔韓国は3つの国に分かれており、それぞれを「新羅・百済・高句麗」といいました。
この忠清南道は百済の首都だった土地です。
今回、レポートのスタイルとして過去の首都の面影を偲ぶ旅(前半)と日帝時代の韓国側から見た実態
を描いた(後編)で構成しています。
特に後編ではあまり過激なことを書くとこのサイトの存続にも関わりかねないので自重しているが、そ
の辺の深い話を聞きたい方はご連絡ください(笑)
でもそれ以外は特にこれといって特徴がなかったというのも事実です。ソウルや済州島のように個性
あふれる土地でもないし有名な観光地も無い。
だからここは自然や景観に期待するよりも、この国の深い部分を知るための滞在だったと思います。






大渡韓最終章
しかし本当によく一周できたもんです。
体調が悪くなったりタクシーでぼったくられたりしながらなんとか3週間かけて時計回りに一周。かか
ったお金は日本円で15万。でも普通の人なら30万くらいはかかると思います(究極に切り詰めた旅
だったので・・・)
この旅では2月に行ったということもありめちゃくちゃ寒かったです。日本と緯度はさほど変わりませ
んが、日本と韓国では島国と大陸という違いがあります。韓国へ行くなら4月〜10月くらいがオススメ
です。
渡韓という行為は、隣国を深く知るために一番手っ取り早い行動だと思います。みなさんも是非ソウ
ルや釜山だけではなく、そしてツアーではない韓国旅をしてみて下さい。きっとこの国の本質的な部
分が体感できると思います。韓国語が得意でなくても何とかなるもんです(笑)





第三次渡韓国に関しては3週間にもわたる大旅行となっている為、都道府県別に分けて(韓国では県ではなく道)紹介していきたいと思います。日本に比べて国土が狭い為3週間で全土を回れたわけですが内陸部の都市などでまだ行っていない場所もある。

大韓民国を時計回りで一周してみての感想は・・・

・都市部と田舎部の差が激しい
・日本と同じように方言がある
・熊本と大分のように仲の悪い県(道)がある
・ソウルと他では若干物価が違う
・意外と日本人を恨んでいる人はいない

などなど。




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