このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
そして夜。釜山港から船に乗って我々は済州島へと旅立つ。 済州島は今回の旅の折り返し地点であり、ソウルを発ってから既に10日を経過していた。 そしてこの船内では、二人の韓国海軍の男と出会うことになる。 彼らは休暇をもらって済州島に観光に行くと言ったので話しているうちに同行させてもらうことにした。 海軍と聞いて日本人である我々にどうゆう感情を抱いたかは知らないが、敵対するような素振りは見えず、とても友好的に接してくれた。 我々日本人が二人で旅をしていると、たまに不遇な扱いを受けることも無いわけではない。 例えばタクシーに乗った際、わざと遠回りされて料金を多く払う羽目になったりすることもある。 あの時、タクシーの運転手は「日本人だから」このようなことをしたのか。それとも単に多く徴収したかったから「外国人だから」このようなことをしたのか。もし前者だとしたら戦後から続く「恨」の意識がそうさせたということになる。もしそうだとしたら非常に悲しい一件に遭遇したことになる。 |
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