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天城山



天城山あまぎやま  2011/10/30登頂 2011/10/30公開 地味にキツイ山です、眺望無し・・・
標高:1406メートル  所在地:静岡県伊豆市 登山適期:積雪時以外 日帰り可能 最寄駅:伊東駅  登山レベル:5


天城山は比較的簡単に登れる(はずの)山であり、 丹沢山 や富士山を除けば我が家から一番近い百名山となる。
いつでも気軽に来れると思っていて随分先延ばしにしてきたが、冬の到来を前に職場の同僚と登る機会を得たので愛車を飛ばしてやってきた。




今回の登山口はこちら。ここは天城高原ゴルフ場の敷地内であり、ハイカー専用の駐車場が用意されており、迷うことはないだろう。


駐車場は十分な広さがあるものの、11時過ぎに着いたのでほぼ満車だった。場合によっては止められないという最悪の自体も考えられるため、やはり行動は早いに越したことはない。


なお、伊豆スカイラインは異様に二輪車やスポーツカーが多く、通るのに緊張を要する。途中で藪に突っ込んで事故ってるバイクも見かけた。






登山道自体は前半はこんな感じです。よくあるタイプの木製の階段状の道や、堀切状の轍道、あとは乱雑な枝がゴツゴツした道など。






また、この山に関しては至るところに標識、看板が立っており、目的地までの距離や大まかな時間がわかるようになっている。


不安になることないので、装備品だけしっかりしていれば誰でも登れると思う。






実は天城山には「天城山の山頂」というものはない。正確には天城連山(山脈)と言い、「万二郎岳」と「万三郎岳」という頂を総称して天城山と呼ぶ。


上の写真はその一つである「万二郎岳」である。標高は1299メートルで、万三郎岳と比べると100メートルちょっと低い。


山頂には何人かの登山客が休憩を取っていたが、眺望は殆ど期待できない。木が多いため、せっかくの伊豆半島や相模湾を見渡せる場所は限られている。






万二郎岳から万三郎岳に向かう道は、「山から山」であるため、下ってから登る必要がある。


ここの下りはなかなかのもので、膝がガクガクしてしまう。下れば下るほどそれ以上の登りが待っていることが分かっているだけに、下りが続くのは複雑な心境であった。






万三郎岳を臨む光景。数少ない天城連峰での眺望であり、場所によって木々の色づきの変化がわかると思う。


紅葉を狙って来てみましたがちょっと早かったようです。やはり11月初旬から中旬がピークかと思われます。






↑これは先ほど登った万二郎岳方面を撮影した写真。方角でいうと南東を向いて撮影したものになります。右の写真は南を向いて撮影したもの。








↑この画像の上にマウスカーソルを乗せると画像が変化します(拡大写真)
稜線に沿って歩くのはなかなか快適であり、進行方向の両側が崖のような場所であれば自然と眺望が得られる。
右の写真は天城光源ゴルフ場ですが、私の愛車もこのゴルフ場の駐車場に停めてあります。それにしてもゴルフ場建設が自然破壊だとよく言われるのがこの写真を見ると何となく理解できる。かなり広大な土地だろうに。



ここも有名なスポットなのでしょうか。アセビのトンネルというらしいです。私には枯れ木にしか見えない、枯れ木のトンネルという印象でした。


ちなみに今回は男3人での登山です。普段殆ど山に登ることのない同僚を誘ってみたが慣れない行軍で足を痛めていなければいいが・・・・・
ただ、ちょっと後悔している。登山の魅力を伝えるべく同行していただくことになったが、この「天城山」に関しては殆ど眺望が期待できないばかりか、帰りは雨に降られてしまった。
辛い思い出ばかりが残ってしまうと、今後山に誘っても来てもらえないのではないかと心配になった。

ところどころこのように開けた場所に出る。全体的に他の山に比べて急な場面は少ない気がします。


そしてようやく辿り付いた「万三郎岳」です。伊豆半島の最高峰であり、日本百名山のひとつです。
新旧の看板で微妙に標高が違うが、測量技術の進歩によるものだと思われる。
ちなみにこの山に看板の類が多いのは以前皇族の方々がこの地に登山に来たという背景からなのかもしれません。



万三郎岳に着いたと同時に雨が降ってきました。なんてアンラッキーなんだろう・・・・駐車場から最も遠い位置に居る時の雨です。


嫌でもここから2時間歩いて下山するしかありません。この時は3人とも雨具をもって行きませんでした、天気予報では夜から雨ということだったので・・・・・






帰りは「シャクナゲコース」という別の道を通って駐車場まで戻りました。


このコースはあまり一般的では内容で道中ほとんど人に会いませんでした。また、ちょうど日陰にあたるため苔むした岩などが多く、油断すると滑って怪我をしそうな危険なコースです。さらにこの時は雨が降っていたのでさらに岩も濡れて危険度が増していました。






万三郎岳から約2時間後、我々は駐車場に着きましたがその頃にはもう雨に打たれて体は冷えきっており、疲労感もピークに達していた。








最後は近くにある「万天の湯」にて温泉に入りました。最近は登山のあとは温泉に入るというスタイルが定着してきており、この日も例外ではなかった。


体の冷えと疲れの蓄積でボロボロになっていた体を温泉が癒してくれます。いつもながら思いますが登山のあとの温泉は本当に最高です。






万二郎岳及び万三郎岳には売店や水場、トイレはありません。


事前に十分用意してから登ることをオススメします。






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