このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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ソラクサン(雪岳山)


ソラクサン(雪岳山)  2004/2/??登頂 2011/11/22公開 韓国第3の標高を誇る岩山
標高:1708メートル  所在地:大韓民国江原道束草 登山適期:通年OK 日帰り可能 最寄駅:路線バス  登山レベル:4

ここは3度目の渡韓(とかん)の際に立ち寄った山で、この山のすぐ北側は北朝鮮である。
いろんな意味で日本人は近づくことはない、そんな山です。


左の写真に映る不振な人物は私です。この出で立ちの理由は他でもない、奇天烈な寒さにある。
日本と違って大陸にあるため、乾燥した強烈な寒さが肌を刺す。この日は特に寒いようでマイナス10度くらいでしょうか。



こんなに寒いのになぜかそんなに雪は積もってない。日本の湿った寒気とはやはり違うようだ。
それにしてもお土産屋さんはみんな戸を開けっ放しで営業している。韓国人はたくましい。



日本と同じで山はやはり信仰の対象となっているらしい。それに寺や大仏など日本と類似する点が多く、やはり日本の文化は大陸から朝鮮半島を通って伝わったんだということが実感できる。


↑この画像は極寒がよく伝わる画像だと思う。水たまりが凍っている訳ではなく普段は流れている川が凍っている。
よほどの寒さでないと流れる川が凍ることはない。日本では山中湖や諏訪湖がよく凍るが、川が凍るところはあまりないと思う。



これがこれから登る山、ソラクサン・ウルサンバウイである。なかなかアドベンチャー要素が強そうな山で楽しみです。


ここでアクシデントが発生。同行のGAJIRO氏がこの雪に足を取られて靴の中が浸水。
このまま登山を続けるかどうかの選択に迫られた。しかし、私の強い要望により登山は続行。
人のことを考えない身勝手な決断をした私は、次の日に風邪を引くというバチがあたったのであった。



それにしても随分切り立った地形である。結構危険度が高い


高所恐怖症の方はここは無理。絶対に後ろを振り返ってはなりません。それと踊り場はないので踏み外したらただじゃすまない。


ここが山頂となります。めちゃめちゃ風が強く、体感温度はもうマイナス10度を超えている。
山の麓にはたくさん人がいたが、ここまで登ってくる人はまばらだった。



なかなかの眺望です。束草(ソクチョ)の市街地が遠望でき、その先には日本海が広がっています。
あまりにも寒いので長居は不可能。山頂には2〜3分の滞在でした。



帰りも同じ道を通ることになりますが、ハッキリ言って帰りの方が怖いです。
写真で伝わりますでしょうか?左の写真の登山者は手すりにしがみついて登ってます。
私も帰りは滑りやすい階段を一歩一歩確実に降りていきました。こんなに慎重になる階段は初めてです。



この山は国立公園ですが、韓国政府はユネスコに世界遺産登録を申請しているらしい(2011年現在)
確かにこの自然の造形美はなかなか見られるものではないので世界遺産でもおかしくないと思います。
登録されれば訪れる外国人も増えて束草や江陵の街も発展すると思います。でも韓国は国土の広さの割に世界遺産が多過ぎです(^^ゞ
韓国についてもっと知りたい方は
訪韓時録 のコーナーもチェックしてみてください。
韓国は奥が深い国ですよ(^^ゞ


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