このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句
梅若菜まりこの宿のとろゝ汁
出典は
『猿蓑』
(去来・凡兆共編)。
元禄4年(1691年)、
乙州
が大津より江戸に赴く時の餞別句。
餞乙刕東武行
梅若菜まりこの宿のとろゝ汁
芭蕉
かさあたらしき春の曙
乙刕
丸子宿は
東海道
五十三次20番目の宿場町。
「丁字屋」の「とろろ汁」で有名。
慶長元年(1596年)、「丁字屋」創業。
むめ若菜まり子の宿のとろゝ汁
此一章ハ乙州大津より東行の餞別なり。梅若菜ハ青白の色立にして道々の風流さこそといへる心もこもるへし。又とろゝ汁ははいかいの魂にして、駕兒出女の哀も無下に見過すましき羈旅の一棒と見るへし
此句三段切口受
『芭蕉句解』
静岡県静岡市の
「丁字屋」
、島田市の
大井川河川敷
三重県伊賀市の
くれは水辺公園
に句碑がある。
「丁字屋」の句碑
梅わかなさぞ乙州のとろゝ汁
好山
『さらば笠』
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