このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句


やまざとはまんざい遅し梅花

真蹟懐紙に「伊陽山中初春」と前書きがある。

元禄4年(1691年)春、故郷の伊賀で詠まれた句。

『笈日記』 (支考編)は岐阜部の『瓜畠集』に収録。

『芭蕉翁全傳』 に「今年橋木子の會に」とある。

橋木は伊賀上野藩士藤堂長定の俳号。通称修理。

宝永4年(1707年)、37歳で没。

土芳は「行て帰る心の味也」と言っている。

 発句の事は、行て帰る心の味也。たとへば「山里は万歳おそし梅の花」といふ類なり。「山里は万歳おそし」といひはなして、むめは咲るといふ心のごとくに、行て帰る心発句也。山里は万歳おそしといふ斗のひとへは、平句の位なり。先師も「発句は取合ものと知るべし」と云るよし、ある俳書にも侍る也。題の中より出る事すくなき也。もし出ても大様ふるしと也。

『三冊子』 (土芳著)

福島県南会津町の 薬師寺

群馬県伊勢崎市 市場町 、川場村の 桂昌寺 、高崎市 榛名山町

埼玉県毛呂山町の 国津神神社

神奈川県伊勢原市の 高梨邸

山梨県甲州市勝沼町の 雀宮神社

長野県佐久市の 新町公民館火の見櫓下 、松本市の 丸山家

 箕輪町の 市川神社 に新旧2基、伊那市の 唐木邸 、駒ヶ根市 東伊那栗林

 飯田市の 名古熊神社

岐阜県関市の 関市洞戸事務所

三重県伊賀市の 上野公園

佐賀県嬉野市の 八天神社 に句碑がある。

薬師寺の句碑



市場町の句碑
   
桂昌寺の句碑
   
榛名山町の句碑

   

   


国津神神社の句碑
   
高梨邸の句碑

   


新町公民館の句碑
   
市川神社の句碑
   
唐木邸の句碑

   

   


雀宮神社の句碑



大分市の 悟真寺 に「山寺に」とした句碑がある。

  『はせをつか』 (楓幻亜編)に「有米冢 同杤久保三ッ谷天神 三溪ゝ 山里は万歳おそしうめの花」とあるが、現存しない。

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