このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
今年の旅日記
俳句の道
〜碑巡り〜
松山市道後町から道後喜多町にかけて「俳句の道」に10基の句碑がある。そのうち、7基。
漱石の句碑
永き日やあくびうつして分れ行く
明治29年(1896年)4月、夏目漱石が
松山中学校
から
熊本第五高等中学校
へ転任する時詠まれた句。
子規の句碑
馬しかる新酒の酔や頬冠
明治32年(1899年)の句。
『子規全集』(第三巻)
「俳句稿」
(秋 人事)に所収。
籾ほすや鶏遊ぶ門の内
『子規全集』(第二巻)
「寒山落木」
(秋 籾干)に所収。
内藤鳴雪
の句碑
湯上りを暫く冬の扇かな
柳原極堂
の句碑
湯の町の見えて石手へ遍路道
山頭火の句碑
道後温泉一洵老と
ずんぶり湯の中の顔と顔笑ふ
昭和15年(1940年)の句。
『愚を守る』(松山時代)に収録。
昭和63年(1988年)4月11日、伊予拓本研究会建立。
『山頭火句碑集』(防府山頭火研究会)によれば、73番目の山頭火句碑である。
この句の碑は
道後温泉
にもある。
石田波郷の句碑
ほしいまゝ湯気立たしめてひとり居む
河東碧梧桐
の句碑
温泉めぐりして戻りし部屋に桃の活けてある
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