このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
加舎白雄
「北越紀行」
明和8年(1771年)、加舎白雄は
十竹窓柴雨
と
宮本虎杖
を伴いの関川の里を越えて北陸行脚に出発。柴雨は途中で
戸倉
に帰る。
関越る身を水にかけ夏の旅
関川関所(新潟県妙高市)
芥子ちるや御仏達の爪はぢき
五智国分寺(新潟県上越市)
海松房をとつとあひけり親しらす
親不知(新潟県糸魚川市)
夏川に我かげ寒き麓哉
くろべ四十八ヶ瀬(富山県下新川郡入善町)
廻廊やなまり瓦に青嵐
瑞龍寺(富山県高岡市)
盧橘や御燈に筆を取りし跡
>護國八幡宮(富山県小矢部市)
鯖うちの関路を越る安宅哉
安宅の関址(石川県小松市)
篠原の濤すゞしとや白髪首
首洗池(石川県加賀市)
夏山や巡礼泣て石の露
那谷寺(石川県小松市)
汐越や松がね枕蚤もなし
汐越の松(福井県あわら市)
加舎白雄
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