このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
俳 人
大島対山
江戸の人。天明7年(1787年)生まれ。本姓は大畠。
四世雪中庵
大島完来
の門人。のち養子となり、雪中庵五世を嗣いだ。
文政元年(1818年)9月、
芭蕉と完來の句碑
を建立。五世雪中庵對山書。
うらやまし浮世の北の山櫻
芭蕉翁
海はれて動かぬ星や秋の空
完來
文政2年(1819年)8月25日、半場里丸は雪中庵で興行。
文政二己卯八月廿五日
於雪中庵 興行興行
秋風の秋風を追ふ野中哉
対山興行
雁呼雁の落る有明
里丸
『里丸句稿』
文政4年(1821年)、大島対山は二俣村の米山石龍を訪れている。
文政5年(1822年)2月、
完来の句碑
を建立。五世雪中庵対山 書。
花のやよひ一日はなのなくもかな
天保10年(1839年)8月、鉄舟寺三十二世法印行超房傳明は
芭蕉の句碑
を建立。
雲霧の暫時百景を尽しけり
碑の裏に雪中菴對山の句が刻まれている。
夕月の出て隙とるや船の中
伊東市の
物見塚公園
に芭蕉の句碑がある。
けふばかり人もとしよれ初しぐれ
天保14年(1843年)2月11日、57歳で没。
対山の句
雨の中に汐家の見へてほとゝぎす
『秋の風』
今年にもきのふが出来ぬ松の内
『古今俳人百句集』
花塩のはりま路とこそ郭公
『雪のかつら』
夜の明て日暮て秋のすみだ川
『墨多川集』
晴てけり虎が雨ぞと人いへば
『たねおろし』
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