このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

国指定史跡 
衆徒三千人を擁した山岳信仰の寺社群
石 動 山
 石動山は、盛時には坊院を360余、能登、加賀、越中、越後、佐渡、信濃、飛騨の七カ国を知行国として4万3000石余、衆徒の数3000人余を擁した(建武初年)勅願寺で、北陸における山岳修験道の聖地でした。その中核にある伊須流岐比古神社は、現在でも全国に北は青森から南は大阪まで百数十の分霊社を持つ社です。
 これほど隆盛していた石動山ですが、南北朝と戦国時代の2度の戦火の舞台となり、又明治期の廃仏毀釈で、荒廃し今は指で数えられる程度しか建造物は残っていません。また史料も殆ど残っていません。それでも跡地で現在、遺構の発掘作業が少しずつ行われています。史跡としての整備も、徐々に進み、大宮坊などの建物の再建も行われています。
 記録などの消(焼)失のため、今では歴史から無視されがちなこの石動山ですが、ここを訪れ、広範囲に多数偏在する遺構群を周遊した人なら、今も残る多数の石垣や郭の数・大きさから盛時を自ずと想像させ、驚かずにはいられないでしょう。
 このコーナーは、多くの人々にそんな石動山について知ってもらい、興味をもってもらいたいと願い設けたものです。
 これが、わが故郷能登の貴重な文化遺産・石動山の保護のほんの小さな一助にでもなれば、幸いと存じます。
<当コーナーの目次>
1. 石動山の歴史
2. 石動山縁起 (新・古2つの縁起書について)
3. 石動山天平寺関係写真集  (大量の写真で紹介しています)
2008年12月14日更新
4. 石動山年表-その1  (崇神6年〜寛永2年(1625))
 (2007年3月14日メンテ)
5. 石動山年表-その2  (寛永3年〜現代)
 (2007年3月14日メンテ)
6. 石動山寺社本末関係  (末寺本寺関係、支配関係など) (工事中)
7. 石動山五十八坊  (寛文7年(1667)以降の58坊の名称) 
8. 石動山の地図   現地にあった詳しい地図を写真に撮って載せました
9. 石動山信仰  (石動山信仰分霊社分布図ほか) 
10. 石動山に関するニュース  (2006.2.3日の記事〜  )
11. 石動山関係のリンク集
12.(参考)  伊掛山の歴史
     
(石動山の一部の寺坊が、戦乱を避け、一時期避難した山) 
13.(参考)  真言宗メモ
 
(石動山を理解するには欠かせない真言宗関係の用語などについて、浅学の私(畝)が色々調べ採録した私的メモ)

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください