このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


C623号機(PART4)



秘密の部品(その2) 
加減ロッドは、1ヶあたり8ピース構成。自作により、製品のままでは非可動だった加減ロッドが動く
ように.....予定では、この中をラジアスロッドが通ります。また煙室庫は2個イチにて....煙室庫扉の開閉
が可能になる予定です。隣にみえるのはキットの加減ロッド一式。ラジアスロッド一体式故に、これを
使用しては他の部分に対し見劣りします。他社製品では可動する部分だけにメーカーに是非とも改善を
お願いしたい箇所ですね。

如何なもんでしょうか?


C623号機(加減ロッド) 
加減ロッドの構成が良く解ると思います。(下部形状の整形はこれから。)30号機でトライしたので
基本的な構造は同じ。今回は0.25mm径の洋泊線にて4本のリベットを追加しました。前作では洋泊の
帯板が入手出来ず、角材を薄くやすって1枚1枚を作りましたが、今回は洋泊帯板により大幅な時間の
短縮が計れました。

そうそう、厚さが最適だった事から天地方向の(画像では左右に位置する)リベットの付く板は銀河モ
デルの割ピンのランナーを利用しています。長穴と中心軸穴は0.4mm径ドリル刃で、加減ロッド本体
は2.0x0.2tの帯板から形状を削り出し。ただ単に、仕上がり寸法と同じ幅の帯板を曲げれば良いと思
いのお方が居られるかもしれませんが、帯板をなめらかな曲線形状に曲げる事は非常に難しく、大概の
場合表面に歪みが生じてしまいます。よって、仕上がり寸法より広幅の帯板からわざわざ作る必要があ
りました。



先台車 
先台車もほんの少し手を加える事により、このようにリアルな外観となります。新たに作ったパーツは
“車輪押さえ板”下部に設けた4本のボルトのみです。0.4mm外径(内径0.2mm)の精密真鍮パイプ
の内径を0.3mmにドリルで広げてから所定の寸法に輪切り。そして0.25mm径の隣銅線を刺し、この
ボルトを表現しています。(先にご紹介しましたシリンダードレンのボルト類も同じ加工内容です。)
後はキットの台枠に沿って余分な部分をニッパーでカットしてヤスリとペーパーで切り口を整えます。

ボルトのパーツは組み立て・取り付けともにハンダで行います。余分なハンダは0.06mmのキサゲ刷毛
で取り去ってしまいます。(尚、Nゲージのブラスでは0.06mm以外のキサゲ刷毛を使用すると取り返
しのつかない傷が付く事もある為、基本的に自分は0.06mmのキサゲ刷毛しか使用しません。)

加工内容自体も簡単なのでお奨め。

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しらさぎ鉄道(株)

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