このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
C623号機(PART9)
後部妻板
後部妻板はエッチングによる電線管と連結器基部のモールドを残し、他は全て削り取ってしまう
事から始めます。連結器基部台座は実機より若干横長なので、この部分に付く長穴も、それに合
わせます。ステップ取り付け用の穴は帯板で塞ぎます。解放テコは0.25mm、ロストの標識灯に
付く電線は0.1mmの隣銅線、ステップ最上段の真上にあるデッキ上の手すりは、最初に0.2mm
の洋白線を取り付けた処、強度的に不安を感じた為、0.25mmの隣銅線に変更。その他は、全て
0.2mmの洋白線を使用しました。以前にこのサイズの洋白線を各地で探したけど、入手不可能で
代わりに0.25mm隣銅線を使用していた為、塗装が乗ると少し太くなり、幾分スケール感を損ね
ていましたが....今回ではH氏からご提供を受けて、よりスケールに近い仕上がりにと仕立てる事
が出来ました。(先日も新たに多くの部品をご提供下さりましたH氏には、本当に感謝・御礼で
す。m(_ _)m )
画像をみて初めて気付きましたが、左右の吊り金具の高さが少しずれている様ですね。。。でも
肉眼で見る限り、全くと言って良いほど、ずれてると解りません。ノギスで計測した処0.1mm
の差が生じている模様。でもでも計測時の誤差も考慮すると....ま、許容範囲ですね、ね。(^^;)
画像では多少荒いですが、肉眼では満足度120%の出来です。
重油タンク
重油タンクは、このキットを手がけた方々には上の画像で既にお解り頂けると思いますが、今回は
真鍮板で新製しました。キット付属のホワイトメタル部品では、真横から見た時、幅が狭く背が高
い為...それ以前に、タンク本体の4箇所に取り付ける吊り金具は、強度的な問題からハンダ付けに
よる固定が好ましい。(今までは瞬着を使用してました。)全自作による箱組みは全く経験が無い
為、今回は試作品を2つ作りノウハウを得て3度目のトライで、やっと採用出来るものが出来たと
いう次第。給油口蓋のみ銀河のホワイトメタル部品から流用、その取付け基部には予めハンダで計
16本のリベットを植え込みました。整列されたリベットの再現は、ハセガワのステンレスエッチ
ングメッシュをテンプレート替わりにしてピンバイスで穴を開けて対処しました。
タンクに全てのハンダ付けを終えたら、最後にこの基部を本体に瞬接で固定。
〜他の部品が融解する為、ハンダ付けによる固定が不可能です。本作で初めて瞬着を使用したこの
箇所は、接着剤使用でも強度的にも特に問題なかろうかと思います。
本体と重油タンクの取り付け自体はハンダで、公式側に多少オフセットした位置で固定。実機では
この様な位置関係になっています。(実機は本作より更に左にオフセットされています。)2号機
が中央に位置するせいか?重油タンクって、ついつい中央に設置しがちですね。
スケール的にも違和感が無くサイズを考慮しても綺麗?な仕上がりで......
満足度120% (^o^) いつまで見ていても飽きがせず....ン...でもないか。(笑)
ねずみ返し
与えられたタイトルとはうらはらに、実際には非公式側よりみた画像なんですが...(爆)
その“ネズミ返し”とは何ぞや?〜第3ステップ上に斜めに付く板の事。小動物除けとも言うそ
うで、人間が上り下りする際には右側(吊り金具の方向)に折り畳み(?)ます。30号機で可動
させたので、今回も蝶番を設け稼働させる予定でしたが、ハンダが回り非可動に。。。(>_<)
しかし、全作に対し、サイズ的にも位置関係もこちらの方がより実機に近いので、まぁ、良し!と
...板厚は0.03t or 0.05tの真鍮板〜というより、もはや真鍮箔という感じ。何故か?模型では、な
かなか再現されない箇所だけに、是非とも取り付けてあげたい処。この部分のみ警戒色なので、N
でソコまで出来るか?は難しいですけど。(^^;)
石炭モールドのウエイトは、妻板裏面と干渉するのを避ける為、一部を切り取りますが(既発売
のC62キットと同じ形状に)ま、これによる走行性の低下というのは、特に問題ないでしょう。
解放テコは可動(意味無いけど)、でも動かさない方が良いです。
デッキ周辺
制作者自らが驚いたという、いわばテンダーに於けるハイライト的な箇所。実機資料が少なく、重油
タンク周りの配管の形態を正確に把握するまで悩みましたが、出来る限り実機に忠実にしたつもり。
細い管は実機に対し幾分太めですが、これはバルブハンドルを取り付ける為にやむ終えず、0.25mm
径の隣導線を使用しています。ホントは0.2mmを使用したかったですけど。。。
(このバルブハンドル、単体のエッチングパーツを別売してくれません?>ワールドさん)
重油タンクの左右に位置する吊り金具、これもまた模型ではあまりお目にかかる事の出来ないデティ
ールですが、機関車の新製時に既に付いているものなので....小梅大路はやります、此処まで。。。。
愛しい蒸気の為ですモン。(笑)
非公式よりに付く四角い箱は...急行牽引時代についていたものか?不明なのですが、ワタシャ〜工具
入れかと判断。箱と蓋部分との2ピース構成にしましたが....サイズはこんな大きさなのでしょうか?
さて当初の予定では2週間で仕上げる予定だったのが、実際には3週間も費やしてしまったテンダー。
今月までにこの3号機を仕上げる事が...かなり....難しい....っうか、たぶん無理。(爆) m(_ _)m
エンジン本体はPART7の状態のままなので、そろそろ着手しないと....ねっ。(^^;)
P.S.以前にS氏からBメして頂いた3号機の各種画像が、とても役立ちました。改めてこの場にて御礼
申し上げます。どうも有り難う御座いました。m(_ _)m 最近、ご無沙汰してますが、お元気で
しょうか?
例のバルブハンドルがココでも大活躍!
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