このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


C623号機(PART7)



H14.3/29現在の姿 
 3/29現在の姿ですが、前回より殆ど進展が見られません。というのも買ったばかりの2本目のコテの
ヒーターが壊れてしまい現在入荷待ちの状態です。特別なコテを使ってるのでもないけど(goodの40w)
なかなか入荷出来ず工作も中断したまま。精密加工?には、このコテの先の細さが重要。仕方がないので
手元にある60w用で工作できる他形式の車両を手がけました。
(C5540の手直し、Arii E10のデティールアップ等の軽加工です。)

さて、前回に対しデフステーが装備されています。これはお約束通り、0.2tの帯板を使い、ボイラーに開
けられた穴を予めに埋めたその上に実機と同じ形態を、極力このサイズでも再現しています。但しステー
の幅に対しても1/150に拘った為(幅が狭すぎる為)30号機で行ったボルトの表現は一切行ってません。
しかし、それでもステーの薄さがとても頼りなく感じ、また4本のステーそれぞれ、きちんとした平行で
ない処等...実機の雰囲気が出ているかと個人的には思いますが、如何でしょう?

それと、今までコメントしていなかったのですが、デフ点検窓の開口部にあるランボード上の点検ハッチ
やその取っ手も再現しているのを今までの画像でお解り頂けましたでしょうか?

さて、エンジン本体に残された工作は後僅か...前端梁〜スノウプラウ、回転火の粉留めの送油管、キャブ下
〜二子三方コック、チリコシ、スピードメーターケーブル等でしょうか。。。スノウプラウは実機と同じ
様に4本のステーで取り付ける為、少しやっかいですが、その他は特に難しい内容ではないので少し安心
。でも、今回の下回りには“ヒミツ”が有る為、その工作&調整に手を妬きそう.....試作品では成功してる
この“ヒミツ”。 完成後にも巧く作動すればNとしてかなりの魅力的要素となりえるのですが、私が実際
に目でみた限りでは「あっけない・・・」という印象で、労力に見合わない位“そっけない動き”だった
事を予め報告しておきます。(従って、この3号機とペアを務める2号機を今後に制作する際、この機構は
                   組み込む予定無し。他のギミックを代わりに組み込みます)

尚、テンダー部分は、基本的に30号機と同等の内容・仕上がりを予定しています。これは2週間以内で制
作が可能なので、当初の予定通りに工作が進めば5月末には完成するかと考えております。


デカいのに低い解像度の画像ですみませんっ。m(_ _)m


スノウプラウ 
 前端梁とスノウプラウが装着されました。30号機での説明の際“実機同様に“4本のステーで固定
されている”というのがお解り頂けるかと思います。銀河製を使用し。最初に一体となっているボス
を取り、やすりやペーパーで整形し“く”の字に戻します。また表面のパーティングラインを消して
ツライチにし、クランク状の前面のステーを取り付けます。またボルトは0.25mmの隣銅線で制作。
左右のステップを取り付けてからスノウプラウを固定。ホワイトメタル部品なのでハンダ付けする際
には手早く迅速に......

これより先にPART8.9でテンダーを仕上げた理由〜このスノウプラウのステー形状の再現がとてつも
なく大変。今回はH氏から頂いたパーツのランナー形状が流用出来ると解って一気に制作。前作に対
し、シャープで繊細な仕上がりとなり、個人的にも実物の雰囲気を良く捉える事が出来たと思う程、
良好な出来映え。(笑)....制作前はマジ、自信の無い所だったのですが。(^^;)

給水温め器からのドレン管は0.5mmの精密パイプ。左右に付くスノウプラウのステーは0.5mm?の
洋白角材にて再現します。何れも...小さな面積にハンダ付け工作が集中し、先台車輪に干渉しない様
に取り付ける事にも注意して行います。スノウプラウの高サはリアルさを追求する為、かなり低い
位置にと設定しました。

この後、エアホースと鎖、解放テコを追加した状態が下の画像。ケーディカプラーも無事に取り付け
この部分のデティールは終わり。(上回りに於ける最後の難関といった箇所でもありました。)

そうそう、温め器からのドレン管の位置は上・下の画像で異なりますが、下の画像が正しい姿。
〜実機と同じ場所に変更出来、エアホースの鎖や解放テコと連結器を結ぶリンク環も奢ってしまい
ました。これらの鎖やリンク環はカプラーの左右動に干渉しない様に取り付けるのは、言うまでも
ありませんね。

尚、煙室庫扉にタヴァサ制のハンドルがついていますが、これは試作品で、本採用となるパーツは、
号機票の取り付け穴を開けた後に固定させます。(このハンドル自体にも一工夫加えてますが.....
これはまた後日、別の機会にでも改めて紹介します。)




スノウプラウは前端梁に固定。



ケーディが付いて、前端梁の全行程が終了!
(一番下の全体像ではケーディが未装着状態です。)




加減弁ロッド(引き棒) 
 加減弁ロッドは、簡易的な構成ながら実機と同じ様な構造に近づけようと、先ず“A”を制作。でも
出来に関しては、形態的にもかなり良好ながら、良く見ると全体の高さが、日立というよりは汽車会社
タイプに近い。これではダメだ!と、渋々、撤去。“B”を新たに作り直し。同時にドーム側のリンク
も作り直して、一安心。クローズアップの画像では幾分苦しい形状ではあるけれど、肉眼では意外と
見せてくれる様な雰囲気となりました。ロッドは0.3mmの隣銅線に精密パイプを平らに潰したものを
組み合わせていますが、アップ画像ではさすがにロッド両端のリンクがオーバーな表現の感が強いです
ね。この部分は1mm弱という事もあり、肉眼で見る限りオーバーとは思わないンすが....っうか、良く
分からないンだよね、小さすぎて。。。

ま、次、いきましょ、次。(笑)........という事で、次回はスピードケーブルの予定。

の予定だったンですが....作り込まれたリンク部に対し、ドーム側基部が少し貧弱に思えたので、更に
少し手を入れました。“C”の画像が最終的な形態となります。基部の上に付く棒の様なモノ。これは
油ツボ。本来はリンク部にも同じモノを付けるべきですが、さすがに...もうハンダ付けでは無理なので
こちらの方は省略した為“B”と同じ状態で変化無し。。。でも、これでバランスがとれたのでは!?


“A”は失敗作。“B”が作り直したもの!



尚、砂撒き管には精密パイプを通し“継ぎ目”を再現しました。

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