このガーラットタイ国鉄が持つガーラット2種の中の後期のもの。タイ最大の難所クンターン峠をディーゼル機関車に追われた後はバーン・スーの工場で長らく放置されていたが、やがてカンチャナブリー駅に展示されることなる。しかし何故、あえてガーラットがカンチャナブリーなのかは分からない。私にはこの機関車とカンチャナブリーの関連性は全く不明である。 この後期型は1000mゲージの世界では世界最高の出力を誇った。クンターン(北幹線のチエンマイ手前)以外ではゲーンコイ〜パクチョン(東北幹線=イサーン方面)でもガーラットの活躍がみられた。なお前期型は451〜6番にあたり、ボイラーに問題があった。 1969年のローリングストックではすでにガーラットの車籍が失われている。おそらく整備も含めた運用コストがディーゼル機関車と比べて高すぎたのが原因と思われる。 ガーラットのDATA 製造所/ヘンシェル(ドイツ)
製造年/1936
車輪配置/2-8-2+2-8-2
燃料方式/ウッドバーニング
同型の蒸機457〜8 |