このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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タイ国鉄友の会>車両部>蒸気機関車課>C56型蒸機

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 ▲C5617(RSR715) Former JNR locomtive.

 

  第二次世界大戦を一つの日本の蒸機の世界進出の第二期として考えることができるかと思う。第一期は日露戦争として、だが。このC56はかつてシアーム(1940代の一時期タイはこの栄光ある国名を復帰させていた)のノーンプラードゥック駅〜ビルマ(現在、非公式ながらミャンマー)まで続く泰緬連接鉄道や旧タイ国鉄(RSRともSRTとも異なるTSR時代)の幹線の輸送力の強化の為に海を渡った。同じ期にタイへやってきたC58とは異なり、タイの蒸機全廃の時期まで生き残ることとなったことは多くの人々に知られている。それはC56の軽さが幸いしたからだろう(日本では小降りなC58でさえ、その重量がネックとなってタイでは支線すら走ることはなく、客車の入れ替えで一生を終えた)。

 


 ▲C5615(RSR713) Former JNR locomtive.

 

  現在タイ国鉄の蒸機の中でデフレクターのないモデルはC56、2両だけである。そしてウッドバーニング使用もこの2両だけである。 改造部はキャブの屋根と車輪幅。キャブの屋根は車両限界の関係で切り取られている。これはトンネルのある北幹線を走る可能性を考慮してだろう。車輪幅は1064→1000mmというコトだ。日本では国内中から閉め出し(事実は受け入れることにする。他にも言い様はあるだろうけれど)長野に集められた時期、「高原のポニー」や「子馬」と呼ばれたことまるが、タイではC56の図体は小さいとはおせいじも言えなかった。全長は確かに小さいのだが、軸重や車幅は巨大としか言いようがない。タンクの容量も問題で、給水の回数が他の蒸機よりも頻繁に行なう必要があった。タイでのC56の事実は図体ばかりでかくて非力な二級車蒸機であったようだ。整備性に関しては評判が良かったので、もしこれでもう少しボイラーが大きければ使い勝手も良かったのだろうが……。おかげで、末期まで支線を担当したり、車庫で眠っていたりして、最後まで生き残った。



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