APN.20系はASR型ディーゼルカーの後継車両である。ASR型と同じ運用をするために可能な部分だけはコピーしている。例えばエンジンは全く同じカミンズのNTA855-R1である。トランスミッションまでも同じとくると製造を担当した韓国の大宇(デーウー)というメーカーの方針というものを疑いたくなる。つまりモラルというものを疑いたくなるということだ。戦前、日本も機関車のコピー(というか技術の差があってやりきれない部分もあったは)をずいぶんしたが、最終的にC53というコピーを越える機関車を作り上げた。果たして韓国にそれができるのか今後注目していきたい。というのもこのメーカーは以前、日本の某メーカーが設計したタイ国鉄の寝台車の製造の下請けをしていたところ、その下請け車両のコピー製品をクライアントを無視してタイ国鉄へ売り込んで納入した事件を起こしているからだ。 ちょっとそれはないだろうと思う。それがビジネスの世界というものだろうか? ともかく、APN.20系はASR型と比べるとすべての質は別物である。なお、APN.20系の車両価格も1両あたり約26,000,000バーツとASR型のそれのコピーになっている。 この二つの車両も重量だけは異なるようだ。APN.20系はASR型より1t近く重くなっている。 |