フランス製のALS系。タイ国鉄のディーゼル機関車の中で唯一『系』を持つ機関車である。ALS系はEUの共同製作の機関車である。フランスとドイツのアルストーム3社が一期ずつ担当した。 ALS系はタイ国鉄の機関車の代名詞である。それは総数113両という数だけでなくタイ全土にその姿を見ることができることによる。犬に歩けば棒に当たる、タイで列車を目にすればALS系が牽引している場合が多い。 ALS系にはディーゼルエンジンが1機しか搭載されていない。それでもALS系以前の主力機だった米国製のGE型(ディーゼルエンジンが2機搭載)よりも高い出力を実現している。
▲ALS系機関車の運転盤
ALS系ディーゼル機関車のDATA 形式 | 製造所 | 車両番号 | 製造年 | ALS型
| アルストーム
(仏) | 4101〜54番
| 1975年
| 形式 | 製造所 | 車両番号 | 製造年 | AHK型
| アルストーム
(独)
クルップ
(独) | 4201〜30番
| 1980年
| 形式 | 製造所 | 車両番号 | 製造年 | ALD型
| アルストーム
アトランティック(仏) | 4301〜9番
| 1983年
| 形式 | 製造所 | 車両番号 | 製造年 | ADD型
| アルストーム
アトランティック(仏) | 4401〜20番
| 1985年
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