このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
4月(1) - Pasen (復活祭) | |
日本ではイースターという言い方の方がポピュラーかも知れませんね。イエス・キリストの復活を祝う(?)宗教的意味合いの濃い行事です。が、国民の40%が無宗教というこの国、イースターはどちらかというと「長い週末」という性格の方が濃かったりします(^_^;) イースター休暇はグッドフライデー(Goede vrijdag)に始まりイースターマンデー(2e paasdag)まで続くので、全部で4連休という事になります(会社によってはグッドフライデーは休みにならないところもあるようですが…)。月曜日が祝日になるというのがアメリカとは違うみたいですね。ちなみに3月末〜4月中旬頃で、いつになるかは毎年違います。 大体バレンタインの前後から、店頭にはイースターグッズが並び始めます。例えば黄色いひよこの人形、鳥の巣のような形のリース、卵の形のろうそく、そして忘れてはならないのがチョコレートです。なぜイースターにチョコレートなのか私には分からないのですが、ウサギの形のチョコ、にわとりやあひるの形のチョコ、卵の形のチョコ…大小さまざまな形のチョコがあちこちに並びます。小さいたまご型のチョコは銀紙に包まれていて、オランダではこれをたまご探しに使います。我が家でも夫が家中あちこちにこのたまごを隠すのですが、隠した事を忘れてしまい、半年とか1年とか経ってからチョコレートが見つかる…なんてことはしょっちゅうです(^_^;) この時期にオランダを旅行されるとこのたまご型のチョコをあちこちで見る事が出来ます。 余談ですが、イースターの前に用事でスキポール空港に行った時、空港にあるスーパー(があるんです)でこのチョコを見つけて「これかわいいからおみやげに買っていこう」と言っている日本からいらした観光客の方がいました。このチョコには結構いろいろ種類があるのですが、その中で「advocaat」と書いてあるものを見て、「このチョコ、なかにアボガドが入っているみたいよ」とおっしゃっていました(^_^;) いくらオランダ人が奇抜なものが好きでも、さすがにチョコのなかにアボガドは入れません(^_^;) advocaatというのはたまごの黄身を原料に作られたアルコールの一種です。それ以外にも結構いろいろな種類のチョコがあるのですが、advocaat以外は大体英語と同じ名前なので(hazelnoten=ヘイゼルナッツ、mokka=モカ、melk=ミルクチョコ、という具合)間違える事はないと思いますが…。この時期にオランダにいらっしゃった方はスーパーでこのチョコを探してみて下さい。 私の住むフローニンゲンでは、どういういわれがあるのか毎年グッドフライデーには花市が開かれています。近隣都市には結構有名なようで、毎年かなりの人出でにぎわい、当日は街中が植木鉢を持った人でいっぱいになります。でもって市街地の周りは車でいっぱいになります(^_^;) 北ドイツから来る人もいるみたいですね(フローニンゲンから国境まで車で1時間くらいなんです)。が、花市は立ちますが、普通のマーケットも立ちますが(フローニンゲンでは毎週金・土・火はマーケットが立っています)、普通のお店は閉まってしまうところが多かったりします。 翌日の土曜日はまぁ普通の日なので、特にこれといって何もありません。この日はお店も普通に営業しています。翌日の日曜日が復活祭当日(1e paasdag)なので、この日が一番重要なはずなのですが、キリスト教徒ではない私にとっては特にこれといって特別な事はありません。教会では特別なミサをやっているみたいです。 で、イースターマンデー。この日も祝日になるのでかなりのお店が休業になるのですが、営業している店もそれなりにあります。特に「必ず営業している」と言ってもいいくらいなのが大型家具店、DIYショップ、それからガーデニングセンターです。夫曰く「イースターマンデーにはこういうお店に行くのがオランダ人の習慣」なんだそうですが、「長い連休で暇を持て余してるからねー」とも言っていました(^_^;) | |
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