このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

12月 - Kerstmis(クリスマス)

1月−Oud en Nieuw (新年)
2月−Valentijnsdag(バレンタインデー)
3月−Zomertjd(夏時間)
4月(1)−Pasen(復活祭)
4月(2)−Koninginnedag(女王誕生日)
5月(1)−Haring(にしん)
5月(2)−Bevrijdingsdag
7月−Vakantie
8月−Mosselen
9月−Bloemencorso(花パレード)
12月−Kerstmis(クリスマス)
11月−Sinterklaas(聖ニコラス祭)
6月−日光浴
「トナカイのそりに乗ってやってくる赤い服着たサンタさん」でおなじみのクリスマス、元をたどればオランダの聖ニコラス祭(シンタクラース)がアメリカで変化したものなのですが( 11月 参照)、最近のオランダでは「クリスマス」もアメリカから逆輸入され、この日は祝日となるまで出世しています(シンタクラースは祝日ではありません)。ちなみにオランダでは25日を「eerste kerstdag」または「kerstmis」、26日を「tweede kerstdag」として、両方とも祝日になるようです(だからお店は全て閉まってしまうようです)。会社によってはクリスマス以降は冬休み、としてしまうところもあるようです(というか、ちょっと乱暴な言い方をすると、クリスマス以降年が明けるまでは社員に強制的に有給休暇を取らせるみたいです)。

日本ではどちらかと言うとクリスマス・イブの方が大事で、26日になると「26日のクリスマスケーキ」じゃありませんが、クリスマスでもなんでもなくなってしまいますよね。でもオランダでは25、26日とクリスマスをお祝いするので、「24日は何でもないのかなぁ」と思っていたらさにあらず。この日はレストランで食事する人がかなり多いんだそうです。という理由で、「24日には外食しようよぉ」という私のリクエストは夫に却下されました(;_;) 予約なしに当日ふらっと行ってももう無理なんですって(ただ、我が夫はまず外食があまり好きではなく、さらに人と同じことをするのが嫌、というタイプなので、もしかしたら「混んでいる」を口実に逃げられたのかも)。

シンタクラースが終わるとみんな一斉にクリスマスデコレーションを始めます。クリスマスツリーはまるで日本の鏡餅のように、どこの家にも飾ってあります。街の中にも立てられます。テレビで見たのですが、デパートのシンタクラースの飾り付けからクリスマスの飾り付けへの模様替えは、それこそ社員総出で徹夜作業なんだそうです。なんだか日本のクリスマスの飾り付けからお正月の飾り付けへの模様替えをほうふつとさせます(^_^;)

このシーズン、オランダの郵政省はなかなか粋なことをしてくれます。正確な日にちはちょっと定かではないのですが、12月初めから1月初めまでの約一ヶ月間、国内宛のクリスマスカードに限り(といっても、普通のカードとクリスマスカードの区別なんて誰もしませんが(^_^;))、普段80セントの郵便料金を60セントに値下げしてくれます(2000年12月現在。2001年7月から郵便料金が値上がりするので、この料金も変わるかもしれません)。ただし、これにはそれ専用の切手を使わなければならず、その切手は20枚1シートで売られているんですよね(^_^;) もっとも、この切手は当然普通の60セント切手としても使えますけど。

オランダではクリスマスには会社からも従業員にクリスマスプレゼントが出ます。夫は今の会社に勤め始めてからまだ2回しかクリスマスを迎えていませんが、2回とも大きな箱を抱えて帰ってきました。ちなみに今回(1999年)のプレゼントの主な中身は、シャンペン1本、シャンペンを冷やす氷を入れるバケツ、Oliebollen( 1月 参照)ミックス、金属製のボウル、泡立て器、粉砂糖(どうやら「これでOliebollenを作れ」ということらしい…)、クッキー、ろうそく、ペーパーナプキン等でした。このクリスマスプレゼント(Kerstpakketと言います)について新聞にちらっと書いてあったのですが、会社によって中身の代金が随分違うんだそうです(^_^;) こういう事を記事にするオランダ人もオランダ人なら、それをHPに転載してしまう私も私ですが…(^_^;)

以下オランダの会社をあまりよく知らない方ごめんなさい。例えばAlbert Heijnの親会社であるAholdでは社員一人当たり50ギルダーのKerstpakketを用意したそうです。以下ING銀行/ポストバンク/Nationale Nederlandenでは75ギルダーの商品券を含め100ギルダー、ABN AMRO銀行では現金とエアマイル(オランダでは有名なマイレージプログラムです。このプログラムに参加しているお店で買い物をするとマイレージが集められ、それで品物がもらえたり無料航空券がもらえたりします。ただ、無料航空券をもらうには車が何台も買えるくらいの買い物をしないと必要なマイレージは集まりません)であわせて300ギルダー分、C&Aでは25ギルダー分の品物だったそうです。夫の会社はいくらだったんだろう…。

クリスマスのお祝いそのものは、シンタクラースとあまり大きな違いはありません。クリスマスのときはクリスマスツリーが用意され、クリスマスプレゼントには詩を作らなくていい、というのが違いと言えばそうでしょうか。
実は我が家では義母の誕生日が12月25日で、毎年この日は彼女の誕生日パーティーをするので、クリスマスパーティーってしないんですよね(^_^;) だから詳しいことはわからないんです。ごめんなさい。

 

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