このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
オランダのトイレは冒険である | |
「オランダのトイレは スリルとサスペンスに満ちています。」・・・と聞いてあなたはどんなことを想像しましたか? 大丈夫。ご安心ください。場所によってはチップを払わないといけない所もありますが(でも大抵25〜50セントくらい。日本円で20〜30円くらい)、そのおかげかどうか、オランダのトイレは概して清潔です。 ではなぜ「スリルとサスペンスに満ちている」のか? そのスリルは、あなたがトイレでの用事を済ませ、開放感に浸っている時にやってきます。 「 水を流すにはどうしたらいいんだ!?」そうなんです。オランダのトイレはどうやって水を流したらいいのかとっても分かりづらいんです(;_;) 日本の水洗式トイレと同じように水タンクの横に小さいレバーがついているものもありますが、小さいレバーのかわりに長いハンドルがついていることもあります。またはタンクの上にボタンがついていることがあって、力いっぱい押しているのに全然動かない・・・と思っていると、実はそれは引っぱらないといけなかった、なんて事はしょっちゅうあります。(ちなみに水を流すボタンの横に、 水を止めるボタンがついていることもあります。流しすぎを防ぐためだとか。いかにもオランダらしい・・・^_^;)以上はまだ簡単な方。以下にいくつか例を挙げてみましょう。・水洗タンクから出ているひも・細い鎖を引っ張る(わかりにくい!) という具合です。とりあえず「タンク及びそれとトイレをつなぐパイプをよおく調べる」「触れそうなもの、動かせそうなものは手当たり次第に試す」を守れば大抵は発見できます。でもこういうのに慣れてしまうと、 ・便器から一定距離はなれると自動的に流れる(空港のトイレはほとんどこれ) というのは ちょっと意地悪だなーと思ってしまいます。##オランダ語の授業で「ある一つの提案に対し、賛成か反対かをその理由とともに述べる」というディスカッションの課題が出たのですが、その中に「オランダはトイレの水を流す方法を一つに統一すべきである」という提案がありました(^_^;) これは私達が作った提案ではなく、教科書に載っていたものです。どうやら、オランダのトイレがわかりにくい、というのは結構有名な話のようですね(^_^;)## ちょっと追加: オランダの男子トイレの多くには リアルな蝿の絵 が描かれています(ちょっとわかりにくい写真ですが・・・)。夫曰く、この蝿に向かって用を足すと粗相をする確率が低くなるんだそうで、何年か前にスキポール空港で大真面目に実験が行われ、経過良好って言うんであちこちの男子トイレに蝿が描かれるようになったんだそうです。 でも、何で蝿なんでしょうねー。しかも随分とリアルな・・・。丸い点でもチューリップでもいいじゃない。 | |
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