“機車車両陳列庁”で威風堂々と威厳を放つ中国鉄道博物館のトップスター!
解放型蒸気機関車『朱徳号』(左)と『毛沢東号』(右)
☆中国鉄道博物館☆
China Railway Museum
21世紀初頭、中国にも本格的な鉄道博物館がオープンしました。
首都北京の北東、“環行鉄路”と呼ばれる鉄道試験線と研究施設のそばに現れたこの博物館。
その名を『中国鉄道博物館』といいます。
蒸気機関車に限って言えば、既に瀋陽や大同に博物館がありましたが、
この『中国鉄道博物館』は、鉄道全体をテーマにした博物館であり、
中国ではじめてとなる本格的鉄道博物館です。
サッカースタジアムほどもありそうな広さの屋内展示施設『機車車輌陳列館』には、
これまで中国の鉄道で活躍してきた
蒸気機関車やディーゼル機関車、電気機関車、客車など、
全国各地で保管されていた貴重な各種車輌が多数展示されています。
中には『朱徳号』や『毛沢東号』として君臨した蒸気機関車や、
激動の歴史を刻み込んできた満鉄時代の車輌なども含まれており、
大変興味深い内容となっています。
このコーナーでは、『中国鉄道博物館』の訪問記と、
“車輌図録”と題した展示車輌の簡単な説明を掲載しています。
拙い経験、記録ではありますが、
これから『中国鉄道博物館』への訪問を考えておられる方の一助になれば、
また、中国の首都北京に現れた“中国鉄道の殿堂”の様子を感じていただければ幸いです。
それでは、どうぞゆっくりご覧下さい。