☆中国鉄道博物館 車両図録☆
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中国鉄道博物館に所蔵されている電気機関車・客車のご紹介です。 |
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| | | | ☆電気機関車 韶山1(SS1)型 008号機 株洲電気機関車工場と湘潭電機工場で共同開発された 幹線用客貨両用型の電気機関車です。 この008号機は1969年に株洲電気機関車工場で製造され、 貴陽機関区に配備されていました。 ・全長:19.4m ・設計最高速度:90Km/h ・車軸配置:C−C |
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| | | | ☆公務車 GW97336号車 周恩来専用車 周恩来総理が鉄道移動する際に使用された専用車両です。 屋根の丸みを帯びたデザインや3軸ボギー台車から見て、 この車両は満鉄車両の生き残りのような気がします。 |
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☆公務車 GW97336 周恩来専用車 車内応接室 |
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| | | | 周恩来専用車の車内です。 車端部分は応接室になっています。 |
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| | | | 車両の中間部分は寝室と浴室になっています。 写真は応接室のとなりにある寝室です。 |
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| | | | 浴室です。 全体的に落ち着いたインテリアでまとめられ、 渋い雰囲気となっているこの車両ですが、 この浴室に限って言えば、 ピンクのバスタブとはいかがなものでしょうか・・・。 浴室の扉の向こうが寝室です。 |
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| | | | もう一方の車端部分にも寝室があり、 2つの寝室が浴室をはさむレイアウトになっています。 |
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| | | | 応接室から続く通路です。 手前が寝室側車端で、奥が応接室です。 |
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| | | | ☆公務車 GW97349号車 元南満州鉄道(満鉄)の寝台展望車テンイネ型で、 戦後中国に接収されてからは公務車として使用されていました。 3枚の大型ガラスを使用し、 優美な曲線でデザインされた車端部展望デッキは美しく、 昼間の花形列車、超特急あじあ号とともに、 満鉄の花形夜行列車の最後部を飾る代表的な車輌として君臨しました。 中国に接収されてからどのような運用に就いていたかは謎ですが、 彼を眼の前にしたとき、彼が満鉄時代に辿ってきたであろう軌跡を思うと、 リアルタイムで彼の活躍を知らない私も、胸が熱くなってきます。 同じく元満鉄のテンイネ型で、公務車のGW97347号車や その他の貴重な車輌たちとともに、 長らく屋外の留置線で雨ざらしの憂き目に遭ってましたが、 2006年11月頃、他の車輌とともに機車車輌陳列館に収蔵されました。 |
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| | | | 展望室全景です。 木目調の壁材に深いエメラルドグリーンのソファーが並ぶ室内は、 とても落ち着いた雰囲気です。 |
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| | | | 展望デッキです。 3枚の大型ガラスからの見晴らしはとても良好で、 また、車内には自然光が気持ちよく差し込み、 重厚な車内をやわらかく照らします。 こんな展望車で過ごす列車の旅って、本当に憧れてしまいます! |
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| | | | 展望デッキ側から見るとこんな感じです。 最初にこの展望室に入ったとき、 どこかで乗った車両に似ているな・・・と思っていましたが、 広さこそ違うものの、この車端部のみ展望室になっている形態は、 JR西日本のジョイフルトレイン『サロンカーなにわ』の7号車で、 このGW97349号車と同じく車端部のみ展望室になっている スロフ14−704号車に雰囲気がよく似ています。 |
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| | | | 定員4名の個室です。 2段ベッドが向かい合わせに2組配置されたもので、 現在の軟臥とほぼ同じレイアウトです。 |
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| | | | 定員2名の個室です。 2段ベッドが1組配置されたものとなっています。 現在の高包の原型のようなレイアウトです。 |
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| | | | 浴室付きの豪華個室も設定されています。 このタイプの個室は満鉄時代からあったのでしょうか? それとも、要人が乗車する機会もある公務車ということで、 中国に接収されたあと、改造によって造られたものなのでしょうか? |
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| | | | 浴室です。 ベッドルームの扉からの撮影です。 バスタブは枕木方向に置かれています。 先述の周恩来専用車同様、こちらもピンクのバスタブです(笑)。 |
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| | | | 展望室に続く車内通路です。 最高級車輌の風格が漂う落ち着いた雰囲気に、 天井の円い照明グローブが年代を感じさせます。 |
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| | | | ☆公務車 GW97347号車 先述の公務車GW97349号車と同様、 元満鉄のテンイネ型寝台展望車です。 残念ながら、こちらの車内は公開されていませんでした。 |
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| | | | ☆軟臥車 RW19型 50670号車 この車両は国際列車専用の軟臥車(A寝台車)で、 その中でも最高級とされる2人用個室寝台車「高包」の車両です。 |
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| | | | RW19型の通路です。 一般の軟臥車の通路と変わりませんが、 渋い木目調の壁財や金色に輝くブラスメイドの金具類が美しく、 最高級車両としての豪華さを漂わせています。 |
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☆軟臥車 RW19型 50670号車 車内(個室内) |
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| | | | RW19型の個室の中です。 片側に2段ベッド、片側に1人掛けの椅子があります。 サニタリースペースの有無こそありますが、 現在の直達特快などに連結されている19K型などの後継車両も この室内レイアウトをほぼ踏襲しており、 このレイアウトが高級個室寝台車のルーツとなったことを うかがい知ることができます。 |
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| | | | ☆餐車(食堂車) CA18型90415号車 この車両は、国際列車用の食堂車です。 残念ながら、車内は公開されていませんでした。 |
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