☆蘇州号
多様なキャビン構成と展望風呂が人気の豪華フェリー。
エントランスには“一級文明客船”のプレートが輝く!
『蘇州号』は1992年に建造され、『鑑真号』に続く第二の上海航路船として1993年にデビューした国際フェリーです。就航当初は大阪/横浜−上海航路で運行され、一週おきに大阪発着と横浜発着の便が設定されてましたが、現在は横浜発着便が廃止され、大阪発着便のみとなってます。
就航当時に聞いた話ですが、この船はもともと『魯迅』という船名になる予定だったそうです。しかし、なぜか中国の担当当局がこの船名を許可せず、『蘇州』という船名に変更されました。しかし、中国国内に『蘇州』という名前の船が存在し、2隻の同名船を登録できないということで船名の後に“号”を付け、『蘇州号』という船名になったという話を聞いたことがあります。その名残なのか、船内の案内図の船名は『蘇州』となっており、なかなか興味をそそられます。
この『蘇州号』で特筆されるのは、やはりシティーホテル並みの豪華さを誇る船内設備でしょう!
シックな色使いで高級感あふれる上等級船室、明るい雰囲気でまとめられたカフェテリア・レストランと落ち着いた雰囲気のスペシャル・レストラン、そして、大海原を眺めながらくつろぐことができる展望風呂など、客室にも公室にも素敵な設備がラインナップされています。
船体のデザインは曲線的なラインでまとめられた優しいスタイルですが、船尾の大きなファンネルがちょっとバランスを崩しているかも・・・。
同じ上海航路の『新鑑真号』と比べると少しスマートさに欠けますが、純白の美しい船体が大海原に映えます。
写真は大阪港コスモスクエアから撮影しました。
大阪港内を航行する『蘇州号』です。上海からの到着便です。
この日は雲ひとつ無い最高の天気!
快晴、順光のコンディションでやっと理想の写真が撮れました。
たぶん、もう写真の変更は無いと思います(笑)。たぶん…。