SLのページ
B6(2157→2120)
:昔から大好きな明治の入換機。ボディ換装+付属品取り付けでバージョンアップ!
左:ボディを換装+付属品取り付け、右:購入直後。ボディのタイプが異なります。
ボディ換装+付属品取り付け
購入直後。前面のステップが。。。
カワイ製のB6、2120型です。。
蒸気機関車はどちらかと言えば苦手な方だったんですが、B6は別で、昔から好きな機関車です。
それがNゲージで模型化されたときは喜んだものです。
しかし・・・・ちょうどその頃、模型から遠ざかっていたこともあり、
いつか買おうと思っているうちに、すっかり店頭から消えてしまったのです。
このB6は、OKIが偶然中古模型ショップで見つけてくれた、新古品・・・のはずだったのですが、
よく見ると前面向かって左のステップが折れていました。
そこでネットオークションでボディのみを手に入れ、換装すると同時に、
細かい付属品も全部つけてみました。
細かいパーツをたくさん取り付けるのは結構手間がかかりますが、
メッキされた手すりの効果はすばらしく、現役バリバリっぽくはないけど、とても美しい姿となりました。
カプラーも、前後ともSHINKYO化しました。小さな蒸機にはよく似合います。
走りの方は・・・・まぁ、走ればいいでしょ、って感じで、
ボディ換装の際に徹底分解清掃をしてみても、あまりよくなりませんでした。
構造上、集電不良が起きやすいようで・・・これは致し方ないようです。
B6(2272):河合のB6、ついに再生産したのでしょうか!?
B6が好きな私は、あと何両持っていてもいいと思っています。
しかし河合が発売した4タイプのいずれもが品薄で・・・
たまに出品されるネットオークションでは、2157タイプばかりだし、高騰するし。。。
ところが2007年7月、とある大型量販店で、新品の2272タイプが売られているのを発見!
ランボード側面に白線が入り、ロッドに赤が入っていて、赤ナンバー・・・実に艶やかです。
しかしこれって・・・単に在庫があった、ということなんでしょうか?
それとも再生産?
2157のようなプラケースではなく、紙ケース入りだったんですけど。。。
もちろん速攻購入です!
早速付属品を取り付けましたが・・・やっぱりメンドクサイ。。。
時間ばかりかかる上、ヘッドライトは曲がっちゃったし、左側面タンク横の手すりは紛失しました。。。
どうにか対処法を考えないといけませんね。
また、走りのほうも相変わらず。
LOCOを塗って、やっと普通に走ってくれる、という感じです。
しかし、今回はホィッスルと安全弁をKATOのASSYパーツに交換してみました。
これが大正解!
肌色の団子みたいだったオリジナルパーツより、数倍いいです。
これはお勧めします。
4122
:マイクロエース製とは思えないデザインバランスのよさ!
4110は、勾配線区用として、ドイツ製4100を参考に国産化されたE型タンク機です。
その無骨なドイツスタイルが昔から大好きでした。
しかし・・・マイクロエースが最初に製品化した頃はちょうど模型から離れていたため、
私は購入できませんでした。
最近の再生産では国鉄型ではなかった(美唄鉄道)ため、買いませんでした。
それがようやく2006年になって、中古模型ショップで新古品を発見!!
中古のわりには結構なお値段でしたが、とにかく欲しかったロコなので、迷わず購入したのです!
なんと言っても、とにかくデザインのバランスがよく、4110を見事に再現してくれています。
先輪も従輪もないタンクロコにしては、集電性・走行性もすばらしい!
早速前面のダミーカプラーをSHINKYOカプラー化し、バック運転もできるように改造しました。
左写真:SHINKYOカプラー化した前面
右写真:エンドビーム裏にプラのスペーサーと一緒にSHINKYOカプラーを挟みました
C11 148
:好きではない製品ですが・・・安かったので、つい。。。
もともと蒸機は得意な方ではない私、中でもC11は、あまり好きじゃなかったんです。
機関車のサイズのわりにキャブが大きいデザインとか、タンクロコなのにデフがある姿が、どうも苦手でした。
加えてKATO製品はスケールよりずいぶんと大きく、客貨車とのバランスがおかしいことも、
この製品をずっと避けてきた理由でもあります。
しかし、2007年のある日、いつもの中古模型ショップへ行くと、
箱ナシジャンク品として・・・ビニールにくるまれた状態の超格安のC11があったんです。
若干ナンバープレート周辺に接着剤の滲みがある以外、ボディや塗装に損傷はなかったし、
ロッド類も残っていたため、買ってしまいました。
帰宅後早速見てみると・・・走りは完璧でした。音もなくスルスルと走ります。
前後ヘッドライトが点灯する最近のロットで、艶をかなり抑えた塗装もスバラシイ!
唯一の難点・・・ナンバー取り付け時の接着剤の滲みも、幸いにも、サラサラの接着剤を用いたようで、
瞬間接着剤のような「盛り上がり」はなく、ナンバー周辺の塗装の艶が目立っているだけでした。
そこで、ハンブロールの黒を薄墨状にしてボディ全体に塗り、
乾いてから黒いパステル(粘っこいタイプ)を綿棒ですり込み、目立たなくさせることに成功しました。
加えて・・・パステルのおかげで全体に鈍い光沢が出て、なんだかいい感じに仕上がりました。
今ではすっかりお気に入りの1両となり、混合列車を牽かせたら、そりゃもう、たまんない状態です。
C11(ナンバー未装着):関水金属時代の旧式動力の品を安くゲット!
もともと好きじゃない製品のはずなのに・・・動力が異なる旧い品となると、話は別。
いつもの中古模型ショップにさりげなく置かれていたこのC11、
ドーム上にネジがあるのを見た私は興奮し、その場で衝動買いをしてしまいました。
この、ドームの上にネジがあるのは、旧動力の証なのですがら。
それを緩めると現れる動力の構造見たさに、買ってしまったというわけです。
関水がC50に続いて製品化したSL第二弾・・・おそらく1970年代初頭のロットのはずです。
見た目は・・・ランボード側面に白い色入れがあり、ナンバー(シール式)は未使用、
ボディはホコリまみれながら傷はないという状態でした。
走りも・・・なんとか走るという状態でした。
左写真:この枠を金色に塗って、中にシールを貼ります
右写真:未使用のシール
ドーム上にある分解用ネジ
購入後に早速分解してみると・・・ネジを外せば簡単に上下を分離できます。
そこでまず、ボディを中性洗剤で洗浄、ランボードの白線を黒油性ペンで消し、
黒いパステルを全体に塗って、鈍く光っている状態にしました。
動力は、モーターは今や懐かしい棒型、樹脂製ロッド、全動輪軸ギア駆動、
集電は動輪のみ、ゴムタイヤなし、ライト点灯機能なしという構造です。
さすがに・・・モーターや動力構造に由来するものと思われる騒音がします。
まるでドラフト音のようにロッドに同期した擦れ音、ギャーというギア音が凄いのです。
集電もシビアで、どうしてもギクシャクしがちではあります。
しかし当時の貴重な動力なので、出来る限り内部を掃除して良い状態とした上で、
動態保存していこうと思っています。
集電は動輪だけ。
C11 171:プロポーションに難はあるものの・・・なかなか好ましいロコ
こちらはマイクロエースのC11。
中古模型ショップで、ケースナシの状態で売られていました。
結構人気があるのか・・・さほど安くはありませんでしたが、
状態がよく、走りも滑らかだったので、購入した次第。
マイクロエースのC11と言えば、全長はスケールに近いのに、車高が思いっきり高いため、
真横から見たら・・・妙なバランスになっているので有名(?)です。
1/130くらいになっているKATO製は、図体は大きいもののC11らしい形態をしていて、
このあたり、設計思想がまるで違っているのが興味深いですね。
両者は、全く別の機関車なのではないかというくらい、違います。
KATおよりも細かなディテールが表現され、ヘッドライトは点灯するし、走りもよいので、
いつか車高を下げることに挑戦しようと思っています。
妙に背が高い・・・独特なプロポーション
左写真:上がマイクロエース、下がKATO。同じ機関車とは思えない長さの差です。
右写真:でも、キャブの高さはそれほど違わないのです。
79657:
KATOの技術を総結集した素晴らしい製品
近代蒸機が苦手だった私も、9600はその武骨な大正スタイルが好きな方でした。
マイクロエースやTOMIXからも製品化されていますが、これはKATO製。
同社の蒸機としては、かなり最近の製品です。
蒸機にはあまり興味の無かった私、KATO製蒸機は'80年代のC50(リニューアル品)以降、
全く買っていなかったので、モーターが完全に煙室内に収まり、前後のヘッドライトが点灯し、
たくさんの後付け部品による細密なディテール、滑らかな走行性など・・・・その進歩には驚きました。
はっきり言って素晴らしい製品です。
例によって・・・・新品をネットオークションで安く手に入れたものですが。。。
前面カプラーは、KATOカプラーアダプターの根元を細く加工してダミーカプラーの口に差込み、
後面は、KATOカプラーのアーノルトカプラーポケット対応タイプを入れています。
KATOカプラーアダプターを装着。アーノルトカプラーより実感的。
69659:エンドウ製Nゲージの最高傑作(?)、ついに入手
金属製のNゲージ製品は、プラ製品のディテールには到底敵いません。
しかし、その重量感、質感は結構好きです。
特にこのロコは、一般的にディテールが「しょぼい」エンドウ製品の中でも、
好ましく仕上がっている数少ない例ではないでしょうか。
最近では程度の悪い中古が高値取引されたりしていますが、
極上とも言える状態のものを、中古模型ショップで発見できました。
もちろん、価格も結構したのですが(新品のプラ製電機が2両買えるくらい!)、
この機会を逃したら二度と手に入らないと思い、購入した次第です。
必要最小限ながらポイントをおさえたディテール、オーバースケールながらバランスのよいデザイン、
ずっしり重いテンダーモーター、綺麗な塗装など・・・買って正解でした。
但し、ナンバープレートは欠品していたため、KATOの余剰品を薄くヤスって貼っています。
やや集電性に難があり、メンテナンスは欠かせませんが、
KATO製とは違った魅力を振りまきながら、活躍しています。
左写真:金属製品ならではの質感
右写真:左がKATO、右がエンドウ。スケールより大きなKATO製より、さらに大きなエンドウ製。
39679:北海道切り詰めデフは、キマロキセットからの1両
下の2つ目機同様、北海道仕様の9600です。
実車は全く知りませんが、オリジナル9600のすっきりした姿(エンドウ製品)とはまた一味違った、
迫力満点の9600もいいものですね。
2007年に再生産されたキマロキセットの中の1両で、
私はモアのキ620を持っているので、9600セットだけ購入しました(^-^;
もちろん、キマロキ以外に、石炭列車などで活躍できそうです。
走りはマイクロエース、全く文句のつけようがありません。
79618:北海道重装備+2ツ目の重厚なロコ。前後SHINKYOカプラー化
マイクロエースの9600は、正面煙室扉周りの手すりが太い以外は、非常によくまとまった製品です。
同社のSLにありがちな・・・長さは1/150なのに、腰高で妙なプロポーションをしている、
などということはありません。
もともと腰高デザインの9600だから、うまくできたのかもしれませんね。
それはさておき、その9600には、さまざまな製品バリエーションが存在していますが、
私がずっと目をつけていたのは・・・この2つ目玉の79618です。
1970年代中盤のTMS誌上に、16番でスクラッチビルドされた同機の記事があり、
そのときのかっこいい印象が鮮明に残っているからです。
このロコは、いつもの中古模型ショップで永らく売られてたものです。
中古の割に高い価格設定のためか、改良品なのに、数ヶ月間も売れ残っていました。
それがあるときふと見ると・・・おお、ついに1000円近く値下げされているではありませんか!
給料日直後だったこともあり、ほぼ衝動買いしてしまったというわけです。
とにかく各部の作りこみは凄い・・・79618の特徴である、パイピングの多さを見事に表現していますね。
肝心の2つ目は・・・やっぱりマイクロ、結構変な形をしていますが、
それがあまり気にならないほど、各部の出来はよいと思います。
走りもさすが・・・ほぼ無音で滑らかに走ります。
これでまた1両、私の好きな9600が、我が鉄道に配備されたのでした。
SHINKYOカプラーを加工して装着
そしてその後、SHINKYOカプラー化を実践しました。
テンダー側は、カプラーの根元をカプラーポケットきっちりに収まり、長さもちょうどよい位置になるよう、
プラ板を貼り付け加工してはめ込みました。
フロント側は、ダミーカプラーを抜いた穴を使います。
但しそのまま挿しこむと、カプラー位置が高くなりすぎるため、
カプラーの根元の下半分を切り取り、分解しないよう真鍮線を差し込んで瞬間接着剤で固定、
さらに上にプラ板を貼りました。
このとき同時に、ツヤツヤしたボディを実感的にしようと・・・薄墨を流して艶を抑えてみたのですが、
なんだかマダラになってしまったので、もうちょっと全体的に艶を抑えるようにした方がいいかもしれません。
左写真:上からエンドウ、KATO、マイクロエース。いつもは長いKATO製も、エンドウ製には敵いません。
マイクロ機の長さが、ほぼスケールどおりになります。
右写真:左からエンドウ、KATO、マイクロエース(カプラー加工前)。KATO機のボイラー径は太めです。
C50 93:
:KATO最初のSL、そのリニューアル品
KATOが関水金属として最初に製品化したSLは、C50でした。
でも私が模型を始めた小学生の頃には、既に市場から姿を消していて、
リニューアル再発売されたのは、大学生になってからのことでした。
当時SLには興味のなかった私なのに、なぜだか再発売と同時に手に入れています。
それまでナイロン製だったロッドが金属製になったのは、このロコが最初だったと思います。
しかし、走行性は快調とまでは行かず・・・集電不良が起きやすいのと、
かすれ音がするのが弱点です。
C50 106:
:最新ロットも1両
上のC50は1980年頃の製品ですが、こちらは2005年に買いました。
KATOの金型はさすがに20年以上たってもすばらしいことがわかります。
しかしそれ以上に驚いたのは、動輪のスポークがちゃんと抜けていたこと。
先輪のスポークも表現され、車輪自体も落ち着いた黒染めとなり、安全弁も綺麗な金色に輝き、
25年の歳月の進歩の跡が伺われます。
走りも滑らかになっていました。
あらためてよく見ると、1980年のロットの煙室に、既にデフ固定用のモールドがあるのには驚きましたが。
手前が2005年に買った106号機、奥が1980年頃に買った83号機。
動輪と先輪の違いに注目。尚、83号機にはASSYパーツの掴み棒を付けました。
C51 285
:大正を代表する、大好きな旅客機、そのパイオニア製品を入手!大胆改造!
これ、伝説の中村精密製、おそらくその初期ロットなんです。
2007年、いつもの中古模型ショップで発見しました。
貴重な紙箱も残っており、ややぎこちないとは言え、走りも悪くありません。
見た目も、緩衝材のスポンジが劣化して、テンダー後端に付着し、塗膜が痛んでいる程度でした。
この製品が発売された当時の私は、蒸機にほとんど興味がなかったし、
恐ろしく高価だったし、ホワイトメタル一体ボディの「ぽってり」した感じが気に入らなかったことから、
購入しようという気は全くなかったのです。
しかし今見れば・・・「どこからどう見てもC51」というプロポーションのよさ、
素晴らしいスポーク車輪、どっしりした走りが、なんと素晴らしいのでしょう!
一足先に手に入れていたOKIが、絶賛するのも頷けます。
最近とてもC51が好きな私は、もちろん迷わず購入しました。
帰宅と同時にくっついていたスポンジを除去し、分解清掃し、KATOカプラー化し、
さらに・・・「やっぱりC51は大型デフだよな!」と、0.3mmプラ板でデフを自作しちゃいました!
デフの塗装はハンブロールの艶消し黒、このときテンダーの塗装修正も行い、
全体にも薄墨を流して、見た目を落ち着かせました。
紛失していたナンバーは、銀河モデルのパーツにあったものから適当に選びました。
走りの方は清掃で見事に復活、低速から滑らかに走ります。
ただ、先輪が浮き気味なのか・・・走行中にも空転するのはご愛嬌。
また、分解清掃した際、エンジン部とテンダーを繋ぐ金属製のドローバーを切断、
再度両者を重ね合わせてしてからはんだ付けし、間隔を2mmほど詰めてみました。
もともとが相当に広いものだったので、これでも間隔がまだ広い感じはしますが、
これ以上間隔を狭めると、テンダー分解用のネジ頭(テンダーのキャブ寄り上面にある)が、
キャブ屋根と干渉して分解不能になってしまうため、ここまでにしています。
というように、貴重な製品に手を加えてしまったこのロコ、一気にお気に入りへの仲間入りです。
左写真:自作したデフ。0.3mmプラ板から切り出し。0,4mm×0.5mmを貼って、で縁取りをしています。
右写真:バックプレート表現のあるキャブは、テンダードライブならでは。
中村の素晴らしさは、このきれいなスポーク車輪。先輪、従輪、テンダー台車まで、全てスポークです!
ボイラー上の変な梯子表現なんて、全く気になりません。
8201:
:国鉄最後の輸入蒸機、その登場時の姿
下に紹介するC52の登場時の姿、最初は8200型と呼ばれていました。
3シリンダー蒸機の国産化を目指して大正末期にアメリカから輸入され、これを基に誕生したのがC53です。
しかし機構が特殊なためメンテナンスに苦労し、その高性能ぶりを発揮できなかったとのこと。
そういうった大正期の地味なロコは大好きで・・・
C52に続き、ほとんど同じ8200もネットオークションで入手したという、物好きです。
しかし登場時の姿はやはりカッコイイ!
Wルーフの客車群(木造なら尚ヨシ!)を牽かせたいですね。
もちろん、ディテール、走りともに不満はありません。
ほぼスケールどおりの大きさなので、KATO機と並べると小さく見えてしまうんですけどね(^-^;
C52 6:
:国鉄最後の輸入蒸機、地味だけど走りは快調
国鉄蒸機の中でも特に地味な存在である、C52。
末期は山陽線瀬野−八本松の後部補機として使用されていて、
この製品はその頃を模型化しているようで・・・テンダー側にだけヘッドライトがあり、点灯します。
ネットオークションで美品を手に入れました。
動力性能は素晴らしく、ほとんど無音で滑らかに走行します。
ディテールも煙室扉の周囲の手すりが太すぎる以外は申し分ありません。
C52という形式名になってからも、優等列車の先頭に立ったのかどうかは知りませんが、
できればこのロコの前面にもヘッドライトを付け、スハ32系などを牽かせたいものです。
手前がC52、奥が8200
C53 45:
:本線用大型機、やっと入手
大正期から昭和初期の蒸機が好きになった私、
C52を参考にして国産化したC53もずっと探していましたが、
もともとマイクロエースの生産量が少ないのか・・・
中古模型ショップで見かけることはなく、ネットオークションではかなり高騰していたんです。
それを中古模型ショップで見つけた時は、小躍りしてしまいました。
しかも正面掴み棒周りに接着剤と塗装痕があったせいで、格安です。
その痕も、ペーパーによる磨きと補修塗装で、ほとんど目立たなくなりました。
走りも見た目も問題なし。デフ付のC53も買わなきゃ!
8200(後のC52、左)とC53(右)。C53の方が一回り大きいんですね。
C54 17
:なんとオドロキの中村精密製美品をゲット〜!
まさか、こんなものを手に入れられるとは、思いませんでした。
1980年代、HOメーカーの中村精密が出した、ホワイトメタル製Nゲージ蒸機、そのC54です。
いつもの中古模型ショップで、店員が補充した商品、その中に混ざっていました。
デフが緩んでいたり、テンダーステップの一部に色剥げがありましたが、その他はとてもきれいで、
付属品(ナンバーとブレーキ)未開という・・・・かなりの状態の良さです。
これって当時いくらぐらいでしたっけ?・・・・20000円以上したのかな?
高価な上にプラ製よりも甘いディテールということで、当時は全く見向きもしなかった製品です。
しかし今じゃ旧い製品には目がない私、10000円を切る価格とあらば、放っておくわけにはいきません。
これでようやく、中村精密の(モデモ組立も含めて)スハ32系たちも活かせるというものです!
しかも、手に入れてみれば・・・モーターをテンダーに収納しているせいか、
スマートなC54を、実に「いい感じ」に表現しているじゃありませんか!
見事に抜かれたスポーク動輪、キャブ内の表現も見事、
最近の製品と比べても、むしろこっちの方が良いかもしれません!
もちろん走行性も全く問題ありません。
テンダー内モーターでテンダーの2軸だけを駆動していますが、
充分に重量のあるテンダーのおかげで、実に滑らかに走ります。
・・・・ときどき動輪が回転せず、滑りながら走ったりしますけどね。。。(^-^;:
尚、購入後にナンバーとブレーキを取りつけ、テンダーのカプラーをKATOカプラー化しています。
左写真:ホワイトメタル一体鋳造のボイラーとディテール、しっかり抜けている美しいスポーク車輪に注目。
右写真:テンダーモーター、テンダードライブなので、キャブの中まで表現されてます。
D51 78
:マイクロエース躍進の原動力となったD51、そのナメクジバージョン
マイクロエースブランドをアリイが手に入れ、本格的にNゲージに進出したのは、D51からでした。
模型化の難しい蒸機という題材を、よくぞ選んだものです。
私はようやく2005年になってから中古模型ショップでナメクジ美品を発見し、手に入れました。
外見は・・・各方面で言われているとおり、全長は1/150に近いのに全高は(1/140の)KATOに近い、
顔が実物と雰囲気が違う、キャブの上下寸法が短い、ボディがやや前傾しているなど・・・
確かに不満はありました。
でも、なかなかの走りも含めて、全体的には好ましく仕上がっているかと思います。
ほんのちょっと高さを下げ、前傾を修正し、キャブの下端を延長できたら、
かなりいいんじゃないでしょうか。。。
左写真:開放てこに注目。この「細かさ」はマイクロエースならでは。
右写真:前傾している上に、形態がアンバランスなキャブ。。。
D51 125:KATOの最新ロットをジャンク品としてゲット!一部だけ修正したけど。。。
KATOのD51の最新ロットです。
中古模型ショップで、ナンバー取り付け済み、箱なし、付属品なしジャンク品として、
かなり安く売られていたもので、走行性と外見は全く問題はないのですが・・・
購入後に気づいたのは・・・デフのステーが一本折れていたことです。
仕方なく、これはプラ板を細く切って接着し、補修しました。
重装備化した254号機とは異なり、今のところオリジナルな姿で活躍しています。
尚、254号機との違いは、ロッドが金属製でギア駆動が3軸だけとなり、デフに点検窓が開き、
テンダー台車が標準的なものに変更され、ナンバーがプラ製になり、
テンダー集電のリード線がドローバー内蔵となり、モーターが丸型に変わり、
先輪にスポーク表現がされて、塗装が艶消しになったことくらいでしょうか。
左手前のステーがプラ板で作ったもの。肉眼ではほとんど違和感ありません。
D51 254:関水金属時代のかなり初期ロット、ジャンク品を修理・再生
1973年にOKIが初めて手に入れた動力車が、当時新発売だったこのD51。
以来30年・・・私はほとんど興味を抱くことなく過ぎましたが、それもついに手に入れてしまいました。
しかも、OKIが最初に買ったのと同じ頃のロットです。
この頃の特徴は、デフに点検用小窓がなく、ロッドがナイロン製、4軸ともギア駆動、
ナンバーは紙シール、角型モーター使用、テンダー台車が初期タイプ(なめくじと共通)といったところです。
ボディはかなりきれいな状態なのに、ナンバーシールがなく、動力不調ということで、
中古模型ショップに安く売られていたのです。
動力不調の原因は、車輪の汚れと、テンダー集電用リード線のはんだ付が外れていたことでした。
髪の毛ほどの細いリード線をはんだ付けしなおすのには難儀しましたが、
これで動力は回復し、極めて快調になりました。
二軸貨車をたくさん引き連れて走行させると、かっこいいですね。
動力が直ったところでエッチング製ナンバーを購入して貼りつけ、
先輪の輪芯を黒く塗り、
集煙装置と重油タンクを装備
してみました。
しかし・・・ナンバーシールを貼る土台部分のモールドが、
エッチングナンバーより大きいので、よく見ると変な感じでなんす。。。(^-^;
まぁ、よく見ないと肉眼ではわかりませんが。。。
その後さらに
スノープロウや増炭囲いなども付け
て、すっかり重装備のデゴイチになっています。
集煙装置、重油タンク付のD51はカッコイイ!
KATOとマイクロエースのD51を比較してみると。。。
左写真;テンダーまで含めると、KATOの方が5mmくらいは長いです。
右写真:並べて前から見ると、大きさの差イコール迫力の差に。。。顔の雰囲気も随分異なります。
左写真:奥が254号機、手前が125号機。先輪、ロッド、デフ点検窓の違いに注意。
右写真:同じく。テンダー台車の違いに注意。
C57 1
:やまぐち号(赤ナンバー旧製品)を安くゲット
ご存知、KATOのC57、やまぐち号です。
もともとC57は、近代型国鉄蒸機の中ではかなり好きなロコでした。
しかし今まで手に入れなかったのは、中村精密製はホワイトメタルで・・・出来のわりに高価だったこと、
TOMIX製は外見のバランスが変で、気に入らなかったこと、
KATO製はとにかく巨大だったこと・・・などによります。
特にKATOのやまぐち号は、オーバースケールな車体にさらにオーバーな集煙装置が乗り、
あまりにも背が高くなりすぎていて、かなり「きらいな製品」の部類に入っていました。
しかしこのたび・・・中古模型ショップで、
やまぐち号の「元箱なし、ナンバー取り付け済み」のそこそこ美品、しかも格安品を見つけ、
ついに購入してしまったのです。
スマートなC57とは印象の違う巨漢ぶりや、集煙装置のデカさは、やっぱり気になります。
客車との高さの違いが際立ってしまいます。
しかし・・・各部ディテールの出来のよさ、全体のシルエットの見事さ、走りのよさは、さすがKATOでした。
大きさ・背の高さを除けば、満足度は高かったのです。
このまま「やまぐち号」として使うのなら、集煙装置の足と煙突の先端を削り、背を低く加工したいところで、
おあつらえ向きに・・・この集煙装置は簡単に取り外しができます。
しかしその加工をすると、もう2度とオリジナルの姿の美しさを味わうことはできなくなってしまいます。
この製品は、いかにもやまぐち号という赤ナンバーを装着した状態でもあるし、
どうするべきなのか・・・ちょっと悩んでいる最中です。
赤ナンバーとロングキャブ
背が高すぎる集煙装置を取り外すと、おお!これぞ本当のC57の顔ですよね
C57 76:伝説のTOMIX製品!美品を見つけました!
かつてTOMIXがC57を製品化していたことは有名ですが、知らない人も増えたのでしょうね。
もう・・・四半世紀も前のことですから。
TOMIXがついに本格的に国鉄蒸機に参入!ということで、当時は大いに期待したものです。
しかし・・・発売された製品を見て、正直、がっかりしました。
キャブ下がスカスカだし、先台車付近が長くて間延びしていたし、
何より、当時の蒸機はスケールより大きめというのが常識だった時代に、
ほぼ正確なスケールにしようとした製品は、悲しいかな・・・貧弱に見えてしまったのでした。
もちろん、私も当時は購入する気にはなれませんでした。
結局TOMIXの蒸機は後が続きませんでした。
せっかく作った動力(テンダーモーター、テンダードライブ)は、
フリーのC型ディーゼルの動力として、今も生き残っていますが。
20年近いブランクの後に9600を製品化したものの、
こちらもマイクロエースやKATOの優れた製品と競合してしまい、また続くことなく消えてゆきました。
どうもTOMIXにとって、蒸機は鬼門のようです。
さて、そんなC57、ネットオークションでは相当な高値で取引されているし、
中古模型ショップで見たことなど、これまではありませんでした。
かつては「こき下ろしていた」製品でも、最近は欲しくてたまらない私、
C57もいつか・・・とは思っていたものの、半ば諦めていたのも事実です。
ところが2008年!たくさんの商品が無造作に積まれた中古模型ショップの棚に、
実にさりげなく置いてあったのです!
もちろん、後先など考えず、状態もロクに見ず、速攻で購入しました。
スバラシイ状態でした!
帰宅してよく見ると、前オーナーはさほど走行させていなかったようで、
ボディは綺麗、車輪も綺麗、ナンバーは未使用、走りはややギクシャクするという状態でした。
そこで、ナンバーはレボリューションファクトリーのパーツから適当に選んで貼り付けました。
動力は完全分解し、集電部分を中心に徹底清掃、LOCOを塗布して慣らし運転をした結果、
まぁまぁ安定した走りを見せるようになりました。
ただ・・・所詮はテンダーからだけの集電、どうしても線路状態には影響されてしまうようです。
(フリーのC型DLと、全く同じ走りをします)
せめて、動輪・先輪からも集電してほしかったですね。
でも、この構造であるが故の、キャブ内のディテールの作りこみはさすが。
1980年代にここまでやっていたことが、驚きです。
左写真:このテンダーだけで走行できます!
右写真:なかなか精密なキャブ内。
尚、就役させるにあたり、キャブ下の隙間は物凄く目立つので、
1.5mm角のStripStyreneを2本重ね、黒く塗ってから貼り付けてました。
これが横から見たときの目隠しになり、違和感を軽減させています。、
間延びしている先台車から前の部分はところそのままにしてありますが、
そのうちエンドビーム周辺だけでも、手を加えるかもしれません。
従台車上に目隠しをつけてみました
C57の特徴をうまくとらえているのに、相当に大きなKATO製、
スケールに近いサイズなのに、バランスの悪い部分があるTOMIX製、
実に好対照な製品ですが、どちらも当鉄道に於いて、
旧型客車の先頭に立つロコとして活躍しています。
言うまでもなく、上がKATO製やまぐち号、下がTOMIX。長さだけではなく、幅の差も凄い。。。
C57 135:なんと、四半世紀の時を越えて、TOMIXがリニューアル!
KATOのP型リニューアルに匹敵するほどのビッグニュースだった、TOMIXのC57リニューアル。
同じ2009年に両者が出てきたのは、偶然だったのでしょうか。
もともとTOMIXのC57旧製品は、KATOのSLよりスケールに忠実にできていました。
しかし、あまり評判がよくなかったのは、上に書いたとおりです。
その後TOMIXは9600でSLに再挑戦するも、
KATOとマイクロエースの優れた製品にぶつかってしまい、またも敗れ去っていったので、
もう2度とSLは作らないと思っていました。
なので・・・この製品がアナウンスされたときは驚きました。
すぐに予約して、購入した次第です。
プロポーション、細かなディテール、走行性は、とにかく素晴らしいですね。
以前のTOMIX製SLには必ずあった「おかしなバランス」は、
このC57では、私の目では見つけられません。
ドームより前が間延びしていた旧製品のプロポーションも、しっかり改善しています。
モーターは機関車本体側に入っていますが、キャブ表現もされています。
ほぼ完璧なプロポーションだと言えるのではないでしょうか。
これなら、KATOのリニューアルC62と、堂々と競演できますね。
滑らかで静かな走行性も特筆できます。
ごく低速から、ロッドの動きに影響されずに静かに滑らかに動くのです。
勾配での牽引力は不明ですが、水平エンドレスで8両のTOMIX製客車を牽いた限りでは、
何の不満もありませんでした。
不満と言えば、私の大嫌いな後付けパーツが山のようにあったことです。
前面掴み棒、手すり、信号炎管、ATS車上子、前面の標識灯と・・・
細くて小さなパーツを付けるのは、かなり面倒でした。
特定ナンバー機なのだから、ナンバーともども、こういったものは取り付け済みにしてほしいです。
あと、これは好みの問題ですが、
鉄道博物館保存機の北海道仕様の135号機より、ごく普通のC57が欲しかった気もします。
大きなデフで開放型キャブのC57も、出してくれませんかね、TOMIXさん。
そちらはKATOのリニューアルに期待かな?
KATO製SLに比較しても、パイピングなどは弱めの表現です。下回りの美しさは特筆モノ。
左写真:左がリニューアル機、右が旧製品。煙室扉前の長さに違いが。。。
右写真:下がリニューアル機、上が旧製品。テンダー後端からドームまでの長さは、ほぼ同じです。
KATO製品との大きさの違いは・・・想像してみてください(笑)
C58 263
:国鉄のライト級蒸機、ちょっと大きめ
C58はD51とともに、近代国鉄蒸機の形を確立したというようなロコでしょうか。
KATOはデフォルメが上手いので、その軽快な印象をうまく把握していると思います。
ディテールもなかなかです。
マイクロエースの大型機C52よりも背が高く、全長がほぼ同じというのには驚きましたけど(笑)
なんとなく中古模型ショップで買ってしまいました。
ついに私も蒸機マニアの仲間入りなんでしょうか!?
よく見たらナンバー取付部にちょこっと接着剤痕があったり、キャブ下にモーターの端が見えたりするので、
エナメル塗料で目立たなくさせようと検討中です。
キャブ下から覗くモーター。。。
C59 42:
国鉄の大型旅客用蒸機。安かったもので、つい。。。
C59は・・・特に好きでも嫌いでもない形式だったし、
マイクロエース製品が出ても、かなり腰高で妙プロポーションでは、買う気はおきませんでした。
ところがそんなC59を、ある中古模型ショップが、半ジャンク品として売っているのに遭遇。
前オーナーはヘッドライトの見た目を改善しようとしたのか・・・
周辺の塗装がやや荒れていました。
しかしそれ以外には見た目の不具合はなく、走りも安定していたし、
蒸機は中古でも高価で取引されることが多いのに、これはかなり安かった・・・
ということで、つい購入したものです。
斜め上空から見たら、そこそこC59っぽい雰囲気はあると思いますけど、
ヘッドライト周りの塗装修正をしたいので、ついでに車高を下げる工作にも挑戦してみようかな。。。
全長に比べ、全高が高過ぎます。。。
C62 18:
国鉄最大の旅客用蒸機・・・・その初回生産ロットをもらいました
関水金属時代のC62、それも1stロットです。
EF65
や
20系客車旧製品
と一緒に、知人からタダでもらいました。
C62が発売されてすぐ、1971年に購入したそうです。
しかしわずか2,3回しか走行させなかったそうなので、ほとんど新品に近い状態でした。
近代型国鉄蒸機、しかも大型蒸機は、私の興味の範疇外だったのですが、
いざ手に入れてみると、蒸機もいいかも・・・・なんて思えてくるから不思議です。
20系客車の先頭に立て、初期あさかぜにすることもできるし。
最近のKATOのC62は動輪2軸をギア伝動し、1軸には金属製ロッドで伝動しています。
しかし初期製品は3軸ともギア伝動で、ロッドは柔らかいナイロン製になっているのが特徴。
そのせいか、走行音はとても静かです。
もちろん、ゴムタイヤなどはありません。
しかしかなり電圧を上げないと走行しないのは、この個体特有のものなのか、
当時の製品全てそうなのかはわかりません。
また、当時の蒸機はナンバープレートが紙製のシールでした。
きれいな状態で残っていますが、OKIによればシールははがれやすいそうなので、
別にエッチング製のプレートを買って装着するつもりです。
その他にもいろいろと
細密化
進行中です。
C62 16:初回ロットかと思いきや・・・
2008年、中古模型ショップで、箱なしのジャンク品として売られていてものです。
リニューアル製品が出てから、旧製品の流通が増えてきましたが、
最終生産からも年数が経っているせいか・・・なかなか状態の良いものはありませんでした。
それがこの製品は、ほとんど走らせた後がない車輪、ピカピカのボディだったのです!
しかも3軸ギア駆動、樹脂製ロッド、シール式ナンバーの、かなり初期の品です。
走りはやや堅かったので、分解清掃したところ、かなり調子のよい状態になりました。
そして、18号機との違いも発見したのです。
(分解清掃の方法と両機の違いについては、
こちら
を参照)
特にこの製品、両軸モーターの片側が切ってあるのは、大きな謎です・・・
尚、ナンバーはレボリューションファクトリーの「リニューアル用」を貼ってみました。
サイズはピッタリ!で、書体の出来もよいので、これは旧製品にもお勧めできますね。
上が16号機、下が18号機。動輪のギアの色が異なるんです。
C62 35:KATO、35年ぶりのリニューアルは、Nゲージ史上最強のSLか!
KATOが1970年頃から長らく作り続けたC62は、大きさが1/140に近く、ボイラーがかなり太く、
C62らしい堂々とした感じを出しているとは言え、
客車の前に立たせると、アンバランスさが気になるものでした。
そんなC62を、徹底リニューアルしたのがこの製品。
予約して待ち続け・・・2007年の年末ギリギリに発売されました。
まず、そのプロポーションに驚き!
KATOの公式サイトの試作写真を見ただけで、既にノックアウトされてしまった感じです。
どこからどう見ても破綻なく、ちゃんとしたC62の形をしているのです。
旧製品や他車製品にありがちな腰高感や、どことなく感じる玩具っぽさ・・・こんなものとは無縁で、
実に重厚な、HOサイズではないかと見まがうような出来栄えだと思えました。
実際に手に入れてみても、この思いは全く変わりません。
しかし、旧製品よりもずいぶんと小振りになっていたのには、正直、かなり驚きました。
これがスケールに近いのだ、と頭ではわかっているのですが、
ずうっと大きなC62を見慣れていたもので・・・(苦笑)
その他にも、モーターがボイラー内に収められてキャブ内が再現されているとか、
手摺り類が別パーツ化されたとか、キャブ下のパイピング類が表現されているとか、
ボックススポーク動輪がちゃんと抜けているとか、空気作用管が銅色に塗り分けられる・・・など、
まさにKATO渾身の力作といってよいと思います。
しかも!これは声を大きくしていいたいところですが、
いつものKATOらしくなく、後付けのパーツをユーザに強いていないところが、実にいいですね。
もちろん、走りもスバラシイ!
最近のKATOにありがちだった、大きめの走行音は影を潜め、無音で滑らかに走るのです。
ひとつだけ改善してほしいのは、ナンバープレート。
赤ナンバーは格好いいのですが、赤い樹脂で出来ているため、装着すると厚みが目立ちます。
黒い樹脂で赤塗装したものにしてくれませんかねぇ。
おそらくこの製品は、大きなことが特徴だったKATOの蒸機に、
新しい時代をもたらしてくれるに違いありません。
だとすると次は・・・C62のリニューアルによって巨大さが一層強調されてしまうことになるC57、
これはどうするのでしょうか?
左写真:キャブ下のパイピング、頑張ってますね
右写真:写真ではわかりませんが、ボックススポークがちゃんと抜けているんです
空気作用管にも注目
上がリニューアル品、下が旧製品。長さの差は1cmくらいあります。
特に機関車本体の差には驚きます。
どちらの写真も左がリニューアル品、右が旧製品。
同一メーカーの同形式製品とは思えないほどの違いですね。
でも旧製品だけを見るとちゃんとC62らしく見えるのは、デフォルメのうまさなんでしょう。