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愛犬りりーの話  No4
十四ヶ月


目次
■ 1 ■ 2 ■ 3 ■ 4 ■ 5 ■ 6 ■ 7
■ 8


平成十五年六月より(幼年期〜青年期)成長記録

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2006年6月8日
今年も間もなく梅雨入り。五月半ばに一枚のはがきが届く。フェラリアと混合ワクチンの案内である。発信元はりりーのかかり付けの動物病院からであった。 通院には車で約30分ほど走行する。 この動物病院の長所は休診日がないことや診察も丁重であること、そしてペットショップと提携しており、或る期間無料で診察、治療をしていただいた動物病院であるしりりーにとって、やさしい綺麗なお姉さんの獣医さんだから通い続けたいのだが隣県という距離が躊躇していた。 都内から千葉県まで車を利用しなければ通いきれないということから居住するすぐ近くの動物病院にお願いをすることにした。
今回の診療目的はフェラリア予防薬、八種混合ワクチンの接種及び、外耳炎の治療である。 フェラリアの予防薬の服用期間は蚊が出没し始めてから行動が途絶えるまでの期間、5月頃から12月頃までの7〜8ヶ月服用させる。 投薬を開始するに当たって犬の体内にフェラリアがすでに入っている場合と入っていない場合とでは治療薬が異なると以前懇意にしていた獣医師から説明を受けていた。 固体の体重によって薬量が変わるので体重を測定したところ・・・ 犬とはいえ女の子だけど・・ 内緒ですが・・ 云わないでね! 27.5kg でした。
混合ワクチンには五種〜九種のワクチンが有るらしい。 私の知る範囲では5種七種そして八種であり、かつて我が家で飼育していた犬には五種混合ワクチンを接種していた。 その効能は
1.犬のジステンバー
2.犬伝染性肝炎
3.犬アデノウイルス1型感染症
4.犬アデノウイルス2型感染症
5.犬パラインフルエンザウイルス感染症
6.犬パルボウイルス感染症
7.犬コロナウイルス感染症
8.犬のレプトピラ感染症
五種にするか八種にするかは獣医師にこの周辺の感染症の発症具合を尋ねるのが適切だと考えている。
狂犬病の予防接種も春先に接種しており犬も注射が嫌いになるのも理解できる。 注射嫌いの犬は家を出発するときにはもうすでに注射を打たれると察知しており飼い主がリードを引くも犬は抵抗しているという光景をよく見かける。 犬のその様な行動にはいつも脱帽する。やさしい獣医さんたちがニコニコしながら注射器を持ち待ち構えているのを遠く離れている場所で何故勘のよい犬は自分が注射を打たれるかを察知するのか不思議。
外耳炎の治療は、耳の中の消毒と液体の薬で治療していただき薬を日に1〜2滴で二回施し薬を使い切ったら再度通院してくださいとのことでした。
点耳薬を朝の食事前に点耳しその後、朝飯にありつける方法をとる。
小さな褐色の容器に入っている薬液の残量が見えないが縦横に振ると音の気配で残量が見えるような気がする。

2006年6月13日
点耳薬が若干残ってはいるが治療の効果及び、耳掃除を兼ねて通院することにした。
午前の診療時間は正午までで時計を見ると30分ほど前に到着、 先生に受付けて頂き、診察室に入室。首を振ったり、気にはしていませんかと問診されながらリリーの耳の匂いを嗅ぎうん いい調子だ。耳の中を覗き、腫れも引いてきたな。と耳の中を綺麗にぬぐい拭き点耳薬を注入し、 処方した点耳薬が使い切ったらまた来てくださいと云われた。

6月20日
前回の通院から一週間が経過し外耳炎の経過を診て貰いに行く。
セレモニーであるオシッコ&ウンチを済ませてから外出する習慣の訓練を兼ねて執り行うが 今日は昼頃より庭で遊んでいたせいかワン・ツウー儀式は成立せず出かけることにした。
外出の時、 犬が先に飛び出すと危険が多いので先ず飼い主が先に出て周囲の安全を確認後、わんこうが飼い主の後から外に出るように躾けている。 鍵の操作時の間、私の左横に座らせ待機させているが落ち着いて待つ時もあれば、気になる散歩途中のワンちゃんの姿が見えると落ち着きをやや失う。 飼い主にも同じ傾向がありよく似たものだとも思う。
尻尾を高々と上げ順調に歩行している。 先の交差点を右折すれば動物病院まで約100mまでという地点まで来たとき、りりーの尻尾がどーんと下方に巻いている。さすが察知したようだ!
  受付で診察目的である外耳炎の経過及び蚤対策の二点を告げ診察室に入ると・・・ やっちゃった! 床にへたへたと身を低くし流れ出てきた黄色っぽい液体。嬉しい時や怖い時によく漏らす癖が出た。
先生に耳を診てもらい蚤予防のフロントラインを施し終え10日後に再来してくださいと診察を終える。 腫れも引き順調に治癒していて安心をした。 先生からのコメントは「今日の薬で頭を振りますが耳の中の汚れが飛び出してきますから拭き取り清潔にしてあげてくださいとのことであった。

6月28日
前回外耳炎の処置を済ませてから8日、 飼い主の都合により出かけることにした。

病院への曲がり角の信号までは高々と上を向いていた彼女の尻尾が近づくに連れ見る見るうちに下降している。 病院のガラスドアーまで来た時、 最高潮だらしないほど尻尾が巻いている(勿論 お腹側だ!) 意を決して中へと入るがおどおどしている。

診察券を受付に提出し、 来院の目的を告げ診察室に入ると・・ 床にひれ伏すのも前回同様やってしまう・・ 漏らした。 助手の女性スタッフに助けを請い癒してもらいその後始末をいやな顔ひとつせず処置をして頂きありがたく思う。
先生が耳の処置をしている間のリリーはおどおどしながらも治療を受けている。 脱脂綿をピンセットのようなもので挟み掃除してもらいその脱脂綿の汚れ具合を見て「 もう 大丈夫のようですね。今後は時々診るだけでよいでしょう。たれ耳なので季節柄気をつけてください」 との指導を受けフェラリアの薬をいただいて岐路につく。 玄関を出た瞬間彼女の尻尾は天高くそびえていた。

7月8日
先月末に購入しておいたフェラリア予防薬を投与。

7月19日
りりーが玄関先で横になり一見くつろいでいるようだ。だが、しきりに後左足の腿の辺りを舐めている。 奥方様は何か変だと感じたらしく、 その辺りをじっくり観察したところ、 目立たないが毛深い体毛の下にあざの様な、腫瘍のような、かさかさ皮膚を見つけた。 夕方、病院に連れて行き、診察をしてもらったら、これはかさぶたですね。 もう治りかけていますからこのまま何もしないほうがいいでしょう。 病名はホット・スポットといいます。 体毛が濡れたまま体温で温まり局部的に蒸れたのでしょう。 そしてその部分が化膿したと言うことですね。 シャンプーは大丈夫です。 耳のほうもしっかり治っていますよと先生は説明をしてくれた。 今日は何も治療をしていませんから料金は不要ですと・・ ありがたいことです。有り難うございました。 

8月27日
今朝から奥方様はお出かけになるという。わん公のジャーキーを買ってきてくれと頼まれるのだが、前回も、前々回も間違えて買ってくる買い物が苦手なばか親父のとった手段は、携帯を持ち出しジャーキーの表紙の写真を撮り、同じく携帯のメモ機能を使って単価、表品名、個数を書き込み買出しに行く。
無事に買い物を終え、店内の片隅の真ん中にブラッシング用の何とかと言うのを買ってきて玄関先でスキンシップ&ブラッシングのサービスわん公にかけていると、妙齢の女性二人に「こんばんわ」と挨拶あり。門の隙間から顔を出す連れの女性が五歳の「ホープ」嬢。毛色や顔立ちも良く似たごるちゃん♪ よろしくね ホープ!


:表紙 

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