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愛犬りりーの話  No5
十四ヶ月


目次
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平成十五年六月より(幼年期〜青年期)成長記録

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2008年8月21日
両耳裏の毛玉、飼い主には無用な毛バサミを右手に持つと、玩具を欲しがるだっだ子のようにその毛バサミを取ろうとする。俺だってかつては櫛が通らぬほど有ったんだぞと心の中で叫ぶが、自分に関係の無い事は察しようとはしないのだろうと思う。

そこで一計を思いつく。体力を消耗させ、もう遊びたくない、玩具も要らぬと心身共々満足させた上で毛玉をパチリ、チョキチョキという作戦を立て実行した。
リードを持ち首輪を鼻先にちらつかせると首を突っ込んできた。自転車に跨り30分弱小走りに運動し家に着く。首輪を外すといつものように腰を落とし小用をする。玄関先に座らせ「いくぞ!」と声を掛けると「ハァハァ」と息荒く答えてきた。毛バサミを鼻先にチラつかせても欲しがらない。「切るぞ!」と声を掛けるも「ハァハァ」。3mmX40mmの毛玉を切り取るのに五分と要しなかった。飼い主の作戦がちで「毛玉の攻防」は終わった。

錠剤を放り込む
獣医さんはワン輔の口中に錠剤やカプセルを放り込むのが得意ですネ。サッカー選手のゴールシュートのように一発で決めてしまう。真似して上手くゴールしたかと思うも、次の瞬間巧みにもぐもぐブロックして吐き出されてしまう事が多い。

数年に一回の頻度であったのだけれども、日本料理屋さんのカウンター席に座っておいしい料理を楽しんだ古い想い出を思い出した。こっそり魚のさばき方や盛り付けの手さばきを盗み見て、家で真似をしたものであります。玄人の包丁さばきとは覚えるまでに相当な苦労とを(玄人と苦労に重ねしゃれのつもり)された結果なのでしょう。未だに真似が出来ずにスーパーの刺身を楽しむ愚輩なのであります。

立派な飼い主志望の私メは奮起したのでございます。獣医さんがワン輔の口に見事なキックシュート! をやって見ました。 頑張って練習をしました。 右手にカプセルをつまみ持ち、左手で顎の方から手を差し込み、ワン輔の顎を掴み、目とおしゃべりで優しく声を掛け口を開かせる。大きく開いた口、舌の奥にカプセルを押し込む、もぐもぐすればするほど喉奥にすっぽり、ゴール! できるようになりました。
舌の中央より前に置くと吐き出されてしまいますが、喉奥に置いただけでも本人の意思に関わらず飲み込むものなんですね。 飼い主の勝利!

2008年8月11日
やったね♪ りりーちゃま!
七月十二日の体重測定では29.3Kg。八月11日の体重測定では29.0Kg♪
六月の30.4Kgだった体重が、ベスト体重に回復しました。(一番喜えっへ、飼い主である私ですが・・これで、ホーナーのG調のハーモニカが一本買えるのです。)

散歩に行くぞと私が腰を上げると同時にケージの中でぐるぐると回り、ウオーミングアップをするワン輔。そのケージまでの距離は部屋を一つ隔てていても察知する彼女の察知能力には脱帽です。どうして解るのでしょうか。私が散歩に行こうと考えると、その私の心が読み取れるなんて未だに信じられないのです。姿、仕草も見えない所にいてですからネェ。

散歩中、私がぐいぐいと引っ張ったせいなのか、両耳の裏側に大きな毛玉が出来てしまい、毛バサミで切り取ろうとしました。耳の後ろ側の皮膚を傷つけないように刈ろうとするのですが毛バサミの音が気になるようで落ち着きません。こうなったら毛ながに、いや気長に毛バサミの音を聞かせつつ、お前さんの皮膚を切らないで毛玉だけ取るからなと時間を掛けてにわか床屋の腕前を信じてもらう以外にありません。

2008年6月11日
今年もぼちぼち蚊の発生時期が来た。そこで昨年末まで投与していた予防薬を今年も開始することになりました。
リリーの体重は昨年末に計測した所。27Kg。犬は人間と違い炭水化物を分解できないと言われドックフード以外の食物をやらないようにしてはいたのだが、あのどんぐり眼でジーっと見詰められてはついつい「お前も食いたいのか」女房には秘密だと言いつつ分け与えてしまうことがあった。
先月その成果が体重測定の際に見事現れてしまう。30.4Kg! あぁー

  30Kg以下に頑張っていたのがついに超えてしまう。この飼い主不幸メがと頭を小突くものの時既に遅しである。フェラリアの薬のランクが上がってしまう。すると、飼い主のお小遣いが減ってしまう。これは一大事である。彼女にはダイエットをしてもらわねばならない。29Kg台に挑戦を開始した。 一ヶ月経過した今日、体重測定をした。結果は!先月と全く同じで減少効果は無かった。頑張ろうぜ!飼い主のお小遣いのために


2008年1月31日
猫よけのキャットカットをわん輔が吐き出した・・・
時は2007年8月15日の事であった。 お盆の最中の事、仕事が一段楽し気分良く瓶入りの牛乳を飲んでいた時、私の携帯電話がぶるぶると震えだした。呼び出し音は鳥のカッコウ!音量は最小限にしてあり仕事着の内ポケットに携帯電話を入れていると微かに聞こえバイブレターの振動が感じられるほどの設定にしてある。 人混みの中や、公共の施設の中で突如鳴り響く携帯電話の音楽! あれにはビックリする。聞くに堪えない人様の好きな音楽を強制的に否応も無く聞かされることほど厭なものはない。カバンやポケットの中では小さな音量であっても電話をつまみ出し受話器のボタンを押し話し始めるまでの時間はこれ以上音量を上げることは出来ないという程大音量である。 更にこの手の人の話し声といったらニキビや吹き出物と同じで処かまわずの大声で話し始めるのです。

7〜8年前、私が家電店で買い物をしていた時のエピソードがある。
私が品物を物色していた店舗内での位置は一階の奥まった所、客は私のほか二、三名で店内の店員さんの数のほうが多い状況下、ほかに二人の店員さんが顧客を入り口で迎え、挨拶のために入り口に陣取っていた。 私は似通った商品を見比べ品定めをしていたその時、事もあろう事かわたしの携帯が受信を知らせてきた。手に取っていた商品を棚に戻しその場から勢い良く店外に向かって走り出した。 当然!店内の店員、入り口で待機している店員の顔の表情がこわばったであろう事はわたしは知らない。私の必死な形相にあっけをとられて誰一人として追従してくるものは居ない。店外に出て道路の端っこで立ち止まり私は悠々と話し始め電話を切って店内に戻ったその時、店長らしき人が私に近づき「電話だったんですか、ふぅ・・・」
この一言で私は気付いた!「俺が万引きしたと皆が思ってたと・・」

あ! そうそう こんな携帯の話ではなくわん公の話し!
どうもすみません・・・ え〜と何処まで話したっけ? まだ何も話していなかった!
大変だ! ワン輔の頭が割れている・・・・」と聞こえた。 仕事をしている場合ではない! 急ぎ帰ることにした。 連れ合いがやれ転んだ! ひっくり返ったとしてもシップしておきゃ時期に治る。 なに! 手を切った・・ 消毒して包帯を巻いときゃ直ぐ治ると言って其れでお仕舞いであるが、ワン助が怪我した! そりゃ一大事で御座る。直ぐ帰ってその怪我の様子を見た。 なんと後頭部皮膚欠損 どこかに頭をぶつけ頭部の筋肉が露出でもしたのだろうか、脳天に5百円玉を一回り大きくした穴が開いている。 血液の流れ出した形跡は無いのが不思議!なのであるが本人は至って平然と構えている。痛がりもせず相変わらずきょとんとした顔つきなのであった。

既に動物病院の診療時間は終えており、流血も無く、本人も平然としている事から血止めの粉薬を塗布し、一応化膿止めの抗生物質を飲ませ翌日動物病院に行くことにした。

翌朝、獣医師は事の因を尋ねてきたが「思い当たる事は御座いません」と返答した。 傷口が想いの外大きいのでこれは3〜4針縫うのかと思っていた所、飲み薬だけでよいです一ヶ月も経てば生えてきますよと言って抗生物質ケフレックス250mgを5日分処方してくれ、更に心配ならもう五日分出しましょうと  これだけである。
その一ヶ月が経過した今、ワン輔の頭には毛が生えてきた! 頭の皮膚が欠損し、頭蓋骨が見えているのではないかと思うほどの五百円玉より大きい穴に髪の毛が生えてきた・・・! いいなぁ
俺も俺の頭に抗生物質ケフレックス250mgを処方してもらいたくなった。

追記・・ この記事を書くことに当たってお知らせ
リリーはご承知のように四歳の女の子です。 頭髪が生えてきましたので書きました。 飼い主の頭髪の件は ご報告の時期では御座いません。  


2007年6月27日
平成十五年三月十八日群馬県前橋市で生まれ、本年がえ〜と平成何年でしたっけ?
近頃、物忘れが多くなったというか、物を覚えられなくなったというか、困ったもんです。 そうそう本年は平成19年で、本日は六月27日(水曜日)、地球温暖化の進行中なのか梅雨入りの翌日から猛暑となっているですね。話が横にそれていますね。戻しましょう!
リリーは四歳と三ヶ月を超えました。元気です! ここで飼い主のドジ振りの話ですが・・ 歯磨きをすっかり忘れてしまってかわいそうにかなり汚れが目立つようになってしまいました。(ごめ〜んなさい) 汚れた歯の写真は掲載しませんが奥歯のほうが黄色と云うか汚れが目立ちます。じっくり歯磨きをしてあげたいと思っています。
四月からフェラリヤの薬を服用し始め五月に八種混合ワクチンの予防注射を済ませました。 リリーの体毛は長く飼い主がうらやむほどのふさふさなのです。(飼い主の頭髪は年々無くなっているのに・・)
ブラッシングも30分、みっちりアンダー・ヘアーをこそぎ落とします。 それでもブラッシングする度に毛が取れてくるんです。(っくそ!) そんな時、右の後ろ足の腿の辺りに五百円玉ほどの大きさなのですが、毛色が変わっているのを見つけました。毛を分けて皮膚を見るとニキビがつぶれ自然治癒した跡があるのです。先生に診て頂きましたところ、これは毛穴の所から雑菌が入り化膿した跡だと診断され、毛色が変わっているのは本人がかゆさの余り舐め続けたせいだろうということでした。つまり・・膿皮症です。近じかシャンプーをしてやらなきゃ。


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