このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

台湾30 台北101(その2)

 展望台行きのエレベーターのチケット売り場は5階である。チケットはNT$350(=約1,400円)だ。5階に行ってみたところ、エレベーターの前には列が出来ていたものの、10分ほど並んで乗ることができた。ちなみにガイドブックによると、このエレベーターは世界最速としてギネスブックにも載っており、1010m/分(=約60km/時!)のスピードだ。わずか37秒で89階に到達する。

 89階に着くと、係員に各言語別のイヤホンを渡される。いつものことながら、僕が何か言葉を発する前に、「いらっしゃいませ。」と言われて日本語版のイヤホンを渡された。マレーシアの KLタワー でもそうだった。やはり僕は典型的な日本人のようだ。
 
 89階はぐるりと一周することができる。ただし、当日は曇りのうえに夕方に行ったため、残念ながら眺望はよくなかった。

89階 展望台内部

 89階を歩いていくと、91階展望台に上がるチケット売り場がある。ここでさらにNT$100(=400円)を支払う。

 
91階の階段
 
 91階展望台は柵で覆われてはいるものの、外気に触れることができる。おそらく、2007年2月現在、世界で一番高い展望台である。この瞬間、台北101の最上階にいる関係者を除けば、僕は世界で一番高いところに立っている。
 今までの僕の人生で一番高い展望台は、 東方明珠塔 の350mか、 金茂大厦 の88階(高さ調査中)のどちらかであったのだが、これを塗り替えた。ちなみに両方とも外気に触れることは出来ない。

91階 展望台最上階

 当日(2007年2月11日)の展望台は風が強くて寒かったため、早めに退散した。ちょっと疲れたので89階に戻ってソファに座って休憩した。そのうちに外が暗くなってきた。この後は食事を取って寝るだけなので急ぐ必要も無い。夜景も楽しむことにした。

 だいぶ暗くなってから91階に戻った。

夜の最上階

 91階から台北中心部を撮ったのが下の写真だ。世界一高いビルの展望台からの眺望である。
 左の方にある明るい道路は信義路であり、小籠包で有名な 鼎泰豊中正紀念堂 はこの道沿いである。右の方の道路は仁愛路で、二本の道路は合流し、その先に 総統府 がある。
 台北101は市街地から東の方に立っているので、正直に言って、西(中心部)以外の夜景はそれほど見応えがない。

 
台北中心地方面

 ビルを下りて外に出たところ、展望台より温かいことに気付いた。気温は、100m高くなると0.6℃低くなるので、400mでは2.4℃低かったこととなる。

 
下からやや遠くから
 
  夜のライトアップされた姿も美しい。


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