このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

Travel Maker

宝剣岳





※注意!


この山は足を踏み外すと即死するとても危険な山です。


装備・コンディション・天候等あらゆる条件をクリアした場合以外は登ることはオススメしません。


実際に何人かこの場で命を落としているようですので・・・・


標高:2931メートル 所在地:長野県駒ヶ根市 登山適期:6月中旬〜10月中旬 日帰り可能  最寄駅:駒ヶ根駅 登山レベル:5





この宝剣岳は私の中で強烈な印象と共に私の中で「最も恐怖を感じた山」として記憶に残る。


百聞は一見にしかず。それではレポート開始です。






スタートはこの場所から。ここは長野県駒ヶ根市の千畳敷カールを登ったところ。


ここから木曽駒が岳に登る方が一般的だと思うが、宝剣岳経由でロープウェー乗り場に戻ることもできる。


同じ場所を歩いて帰るよりも面白そうだったので宝剣岳にトライして帰ることになりました。






登山ですが「土」ではなく「岩」の上を歩きます。雨の日は特に滑りやすいと思うので恐怖は倍増されると思います。






山頂に近づくにつれて岩の大きさが増してくるような気がします。ふと後ろを見ると千尋の谷がこちらを見ていた。


おちたらひとたまりもない・・・という恐怖と共にひたすら鎖にしがみつきながら登っていると・・・






わかりづらいかもしれませんがこれが山頂です。宝剣岳の名の如く「剣」のように尖った山頂です。


ここは弁当を広げてお昼にしようなどという行為は絶対にできない。山頂だからといってそれを証明する石碑もなければ案内板などもない。そんなものを設置する平場がないからだ。






そして下り・私は上りよりも「下りの方が恐怖が倍増する」ということが良く分かった。左の写真を見て欲しい。


スタスタ降りる勇作の背中が写っているが、尾根の両側が切り立った崖ということもあり踏み外したら命は無い。


右の写真は山頂付近の映像であり、下りの方が怖いというのが分かっていただければと思う。






なんだか日本の山ではないようだ。中国の方の水墨画とかにありそうな岩山を連想してしまった。


でも何だか段々恐怖の感覚が麻痺してきたような気がする。左の写真の勇作が映っているすぐ右は崖であるが慣れてしまえばなんてことなく歩ける。






キタ━━(゜∀゜)━━ヨ


ほぼ垂直ぢゃないかー!この頃はまだまだ私も登山初級者だったこともあり、一般的な認識の「登山」とはあまりにかけ離れたこのコースは私にとっては度胸を試されるステージとなった。しかしこんなところで引き返すわけにはいかない!


この岩山の裏側から登ってきたのかと思うと我ながら凄い。この経験により私の登山レベルが上がったのは言うまでもない。






危険を冒したものが勝ち取ることのできる光景の数々。苦労しただけありなんかやたら綺麗に見える。






先程までは険しい岩場が続いていたのが嘘のように草原が広がっていた。これは予想外の展開、なんだか別世界に来たような感じがした。






ロープウェー乗り場に戻る途中にとれた写真です。いつもとは違う角度で見る千畳敷カールはなかなかの見ごたえ。


実はこの景色が気に入って2年後にまた来てしまいました( ^∀^)




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