乗鞍岳
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| 標高:3026メートル 所在地:長野県松本市/岐阜県高田市 登山適期:6月中旬〜10月中旬 日帰り可能 最寄駅:新島々駅/高山駅
登山レベル:4 |
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| | 乗鞍は数年前まで車で行くことができましたが環境保全と渋滞緩和等が原因で現在はマイカー規制が敷かれている。
左の写真の奥に写る駐車場は車道標高日本一となっており、富士山5合目よりも標高が高い。
さすがに標高が高いだけあって眺望は抜群です。 |
左の写真は乗鞍の登山口に至る車道である。
クネクネしていて酔いそうな道かもしれないが景色のキレイさにそんなことは全く心配いらなかった。
右の写真はこれから登る乗鞍岳の全景です、こんなに綺麗に山頂の全容が分かる山も珍しい。
それもそのはず、標高の高さゆえ、ここは「森林限界」を超えており樹木が存在しないため見通しがすこぶる良い。
いよいよ登山開始です。もうすでに山頂にいるかのような景色の連続ですがまだまだここからです。
ちなみに乗鞍岳は「最も楽に登ることができる3000メートル級の山」としても有名で、実際に1時間半もあれば最高峰にたどり着けます。
| | 左の写真はまるで「U字谷」のようである。
U字谷というのは大昔に氷河が山肌を削り取って出来た地形であるが、この場所がかつて氷河に覆われていたという歴史があるのかもしれない。
もっと切り立った険しい地形の場合、V字谷ということもある。
残雪が写っているが、この写真を撮ったのは7月末であるが標高の高さゆえまだ雪は解けない。 |
ちなみにここには東京大学の宇宙線研究所がある。
宇宙線というのは宇宙空間から常時地球に降り注ぐ放射線のことで、我々は常に放射能を浴び続けているということになる。
でも原爆とかで被ばくする線量から比べると極僅かです。
少量の放射能はむしろ人体に有効な場合もあるようで、実際に山梨や島根には放射能温泉があり、老化防止に効くのだという。
この写真は乗鞍大雪渓といい、真夏でもスキーが楽しめる有名なスポットである。
国内にはこうしてサマースキーを楽しめる場所が他にもあり、山形県の月山や青森県の八甲田山で天然の雪で滑ることができます。
熱狂的なスキーヤーにはオフは無いようで他にも室内スキー場や丸沼高原のプラスノースキーなどいろいろなところで夏でもスキーができます。
宇宙線観測所からは車道を通って本来の登山口へと移動する。
ちなみに車道といっても当然一般者が通れるわけではない、下の山小屋の資材運搬として使われているものだと思う。
ここで小休憩。昼メシを食べた。ここからは車の通れる道ではなくいつもどおりの登山道を歩いて登る。
ここからは急に勾配もきつくなるため気合が必要。とはいえそんな長い道のりでないことも分かっている。
ここからの眺望もなかなかのものだがだんだん山頂に近づくにつれて雲が発生してきた。
それほど労せずして山頂に到着。素晴らしい景色を期待したが生憎の曇空。
でも3000メートル超えの山だけあってさすがに達成感は凄い。
そしてここが山頂。なんだか普段登山しないような人の姿もちらほら見える。
この人たちもこれを期に登山の素晴らしさを知ってもらえれば大変幸いである。
最後に乗鞍のバスターミナルでB級、いや、C級グルメの「乗鞍山賊バーガー」というのを食べて帰宅しました。
なかなか美味かった(と思う)