このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

旅のあれこれ文 学


伊藤柏翠ゆかりの地

明治44年(1911年)5月15日、東京に生まれる。本名は勇。

 昭和24年(1949年)4月26日、 高浜虚子 は和倉温泉加賀屋 に泊まる。柏翠同行。

 昭和28年(1953年)10月7日、 山中温泉 に高浜虚子の句碑を建立。伊藤柏翠撰文。



秋水の音高まりて人を想ふ

 昭和28年(1953年)10月7日、虚子は柏翠夫妻の案内で明達寺に非無和尚を見舞う。

稲の道車を駆りて故人訪ふ

      十月七日 非無和尚を 明達寺 に見舞ふ。立子、柏翠夫妻と共
      に。


 昭和28年(1953年)10月8日、柏翠新婚披露。

人の世の虹物語うすれつゝ

      十月八日 三国虹屋にて。柏翠新婚披露。永諦の寺にて句会。


世移り蘆の中洲はもとのまゝ

      十月八日。三國虹屋にて。柏翠新婚披露。永諦の寺にて句會。

『七百五十句時代』

 昭和31年(1956年)6月5日、高浜虚子は羽黒山に登り、芭蕉の跡を訪ねた 「最上川」 。途中から伊藤柏翠も同行した。

 昭和32年(1957年)10月4日、高浜虚子は敦賀を訪れる。伊藤柏翠も同行。

 昭和56年(1981年)より毎年来萩。萩花鳥句会を指導。

 昭和60年(1985年)5月、福野花鳥俳句會は 高浜虚子の句碑 を建立。伊藤柏翠書。



立山の其連峰の雪解水

平成11年(1999年)9月1日、没。



摩周湖は凉し太古の色のまゝ

温泉民宿森の家(北海道川上郡弟子屈町)



日本海秋潮となる頃淋し

東尋坊(福井県坂井市)



雪深く仏も耐えて在しけり

永平寺(福井県吉田郡永平寺町)



虚子独り銀河と共に西に行く
   虚子

   この潮騒は念佛の声
   柏翠

法雲寺(福井県福井市)



百株の牡丹百の菩薩ども

国清禅寺(兵庫県南あわじ市)



この花の松陰を生み志士を生む

吉田松陰誕生地(山口県萩市)

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