このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句


傘に押わけみたる柳かな

出典は 『炭俵』

元禄7年(1694年)、濁子・ 野坡 らとの句会の発句。

   雨 中

傘におし分見たる柳かな
   芭蕉
 わか草青む塀の筑(つき)さし
   濁子
おぼろ月いまだ巨燵にすくみゐて
   涼葉
 使の者に礼いふてやる
   野坡
せんたくをしてより裄(ゆき)のつまりけり
   利牛
 誉られてまた出す吸もの
   宗波

 濁子は中川濁子(じょくし)。大垣藩江戸詰めの武士。

 野坡は 志太野坡 。越前出身。両替商三井越後屋の番頭。『炭俵』の編集人。

 利牛は池田利牛。越後屋の手代。『炭俵』の編集人。

 宗波は 曾良 と共に 「鹿島紀行」 の旅に同行している。

岩手県奥州市の 水沢公園

宮城県栗原市の 琴平神社

群馬県中之条町の 大国魂神社 、高崎市の 八坂神社

山梨県韮崎市の 柳原神社

山口県防府市の 剱神社 に句碑がある。

水沢公園の句碑


大国魂神社の句碑
   
八坂神社の句碑

   


柳原神社の句碑



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