このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句


白露もこぼさぬ萩のうねり哉

出典は真蹟自画賛。

元禄6年(1693年)秋、 杉山杉風 の別邸 採茶庵 の萩を見て詠まれた句。

『風羅袖日記』 には「ひと露も」とある。

『栞集』 には「こほれぬ萩の」とある。

杉風翁肉筆

予閑居採荼庵それか垣根に秋萩をうつし植て初秋の風ほのかに露置わたしたる夕へ

 白露もこほれぬ萩のうねり哉

『栞集』 (成蹊編)

群馬県太田市の 明王院

東京都豊島区の 真性寺

神奈川県横須賀市の 衣笠山公園

長野県木島平村の 延命塩地蔵尊入口

静岡県浜松市の 「しまや旅館」

滋賀県栗東市の コミュティセンター大宝 前に句碑がある。

真性寺の句碑


『泊船集』 には「しら露を」とある。

『翁草』 には「白露を」とある。

三重県四日市市の 村山邸

大分県大分市の 萩原天満宮 に句碑がある。

 文化4年(1807年)、古萩園一世加辺里川は「しら露を飜さぬ萩のうねりかな」の短冊などを埋め 「萩墳」 を建立。

芭蕉の句 に戻る


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください