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私の旅日記2010年

コミュティセンター大宝〜芭蕉句碑巡り〜
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栗東市綣(へそ)にコミュティセンター大宝がある。


コミュティセンター大宝前の歩道に10基の芭蕉句碑が並んでいた。



閑かさや岩にしみ入る蝉の声

出典は『奥の細道』。

 元禄2年(1689年)5月27日(新暦7月13日)、 山寺(立石寺) で詠まれた句。



秋深き隣は何をする人ぞ

出典は 『笈日記』 (難波部)。

 「明日の夜は芝柏が方にまねきおもふよしにて、ほつ句つかはし申されし。」とある。

元禄7年(1694年)9月28日に詠まれた句。



名月や池をめぐりて夜もすがら

出典は 『あつめ句』 (貞享4年編)。

貞亨3年(1686年)8月15日、 芭蕉庵 で月見の宴を催した折の句。



物いへば唇寒し秋の風

出典は 『芭蕉庵小文庫』 (史邦編)。

貞亨元年から元禄年間の句。

『蕉翁句集』 (土芳編)は「元禄四未ノとし」とする。



古池や蛙飛び込む水の音

出典は『蛙合』(仙化編)。

貞亨3年(1686年)春、 深川芭蕉庵 で詠まれた句。



ほろほろと山吹ちるか滝の音

出典は 『笈の小文』

貞亨5年(1688年)、芭蕉45歳の句。



白露もこぼさぬ萩のうねり哉

元禄6年(1693年)秋、 杉山杉風 の別邸 採茶庵 の萩を見て詠まれた句。



行く春を近江の人とをしみける

出典は 『猿蓑』

『蕉翁句集』 (土芳編)は「元禄四未ノとし」とする。



四方より花吹入れて鳰の波

出典は「洒落堂記」。『白馬』(正秀・洒堂撰)に収録されている。

 元禄3年(1690年)、芭蕉は 浜田珍夕 の草庵「洒落堂」を訪れ、草庵を讃えて「洒落堂記」を書いた。



夏草や兵どもが夢の跡

出典は『奥の細道』。

 元禄2年(1689年)5月13日(新暦6月29日)、平泉の 高舘 で詠まれた句。

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