このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
春もやや気色ととのふ月と梅
東武伊勢崎線東向島駅を降りる。
明治通りを越えると、
向島百花園
がある。
向島百花園に入ると、芭蕉の句碑があった。
芭蕉の句碑
春もやや気色ととのふ月と梅
元禄6年(1693年)春の句。出典は
『続猿蓑』
(沾圃編)。
天保7年(1836年)2月、建立。
向島百花園にはもう1つ芭蕉の句碑があった。
こんにゃくのさしみも些
(すこ)
しうめの花
これも元禄6年(1693年)春の句。
去来
の知人(去来の妹とも)の死をいたみ、おりからの梅の花を手折り、蒟蒻の刺身を少しばかり供えて冥福を祈ったということだそうだ。
いかなる事にやありけむ、「去来子へつかはす」と有。
菎蒻
(こんにやく)
のさしみもすこし梅の花
ばせを
『芭蕉庵小文庫』
(史邦編)
文化11年(1814年)、句碑建立。
鈴木道彦
筆。
本所寺島村白髭社辺 花屋舗
ニ
在
文化十一年甲酉
(ママ)
二月三日金令舎美知彦門人乎焉建
蒟蒻墳
『広茗荷集』
文政2年(1819年)9月6日、道彦没。
昭和32年(1957年)、
石田波郷
は向島百花園を訪れた。
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