このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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愛知・岐阜
県道16号線



愛知県犬山市~岐阜県多治見市
平成23年9月19日 来訪











怪しげな平場の奥にあった木陰にあった石柱。
一部文字が擦れて判別がつかなくなっているが、上部に刻まれた『左 こまき』はr16の行き先を示しているのは間違いなさそう。
果たしてこの石柱はいつ頃置かれた物なのだろう?
年代を示すものが刻まれているのには気づくことは出来なかった。
ただ、平成近辺の新しい時代に置かれたものとは思えず
、r16が意外にも歴史ある道という可能性が出てきた。

一方、『右 於き』と刻まれていると思われるルートはどうなのだろう?
石柱が示す右側の『道』の方向を向いてみるが・・・





















コレ、道ぢゃねえだろう?

斜面にちょっと草木の密集が薄くなったスペースがあるだけ。
しかし『於き』を示すルートがちょっと気になるしちょっと覗いてみてやるか。
完全消失だったらさっさと撤収。




















草木の茂みが薄いのも道があったからと言うより、上部にある配管から漏れている水が流れているからといった感じ。
しかし何であの場所に配管があり、柵が敷かれるのだろうと言う疑問も。
濡れて滑り易い斜面を強引によじ登り、柵を越えた。





















なんか細長い平地にでる。
この画像は柵を越えて左側を向いた方向。
明らかに人工的に均された地形だ。
ポカンとしつつ、反対側の右側を見ると・・・


















草むらの向こうに見える後ろ向きの標識を配したガードレール、それを超えた先は舗装された幅広い道。
さっき立ち寄ったr16未成バイパスぢゃん!
つまりこの平場はバイパス未着工部分ってことか。
石碑が示示していた『右 於き』の行先はバイパス開通区間の末端から直角に曲がった先の道が続きのようだ。
この『右 於き』も見になるが、足元にもこれまた気になるものが目についてしまった。

















底溝。
あのガードレール以降も思った以上に工事が行われていたようだ。
うう、未成バイパスを探索するつもりは無かったのにこんなの見てしまったら辿ってみたくなってしまうぢゃないか・・・。
























でも愛知県側を見れば本来2車線分ある平地が草木に覆われ人一人分歩ける程度のスペース。
どんだけの期間放置されていたのだろう。
とりあえず、植物を掻き分けながら進むが・・・












・・・これはちょっとあかんぜよ。
人間が歩けるスペースも無くなってきた。
無理やり進めば低木がビシバシ撓って体にヒットしてくる。
一応ヘルメット被ったまんまで来ているのでシールド下ろして防御。
はたから見ればフルフェイスの怪しげな男がヤブの中で蠢いていると言う超気持ち悪い姿。
でも、こんな所で人に出会わないからも無問題。
てか逆に反対側から人が現れたら、こっちがビビって泣くわ!
つか、数分前に名古屋の高層ビル群を眺めていたというのになんでこんな事になってるの?
物理的にも精神的にも息苦しい状況だが、ヤブの密度は緩まるどころか更にヒートアップ。












濃緑の城壁。

突っ込んでも跳ね返される鉄壁の守り。
更にその住人たる蜘蛛達の巣が張り巡られる。
顔面に10cmクラスの大物が張り付いたりしたら間違いなく叫ぶ。
てか叫びてぇ。

もう無理やーーーーーー!!







撤収。












随分藪の中で格闘していたような気がするが、ガードレール封鎖の所から約100m程度進めただけ。
あの状況からして一体どこまで工事が進められていたか、イマイチ判断に困る所。
だが、ひとつ気になった事があり、画像で植物に覆われて全くわからなくなているが、実は進行方向左手、南側の方に土砂が崩れたような感じなっていたのだ。

後日、グーグルマップで周囲の状況を確認してみたところ・・・













より大きな地図で 岐阜・愛知県道16号 を表示

なんか道の先端が細くなってるんだけど。
コレやっぱり土砂で埋もれた部分がそのまま表示されているってヤツ?
それとも、ここで道の拡幅やめたまんま放置?
とりあえず『グリーンウオール』の向こうは未着工で間違いなさそう。

さて、この場所へ至った最初の理由である石碑の『右 於き』。
なんとマップ上ではr16からきちんとした道が分岐されたように表記されている(ゲート表記はされているけど)。
分岐元の県道もアレだが、分岐して行く方は確実に道ぢゃない。
歩道ですらないぞ、アレは。
で、バイパス開通部分末端から直角カーブで進んでいく道が『右 於き』の続きであるのは間違いない。
しかし於きを示す地名がイマイチわからない。
可能性として丁度のこの道の先にある『北小木(きたおぎ)』なのだが、
この場所より南側、中央本線『古虎渓駅』付近の諏訪町地区もかつて『小木』と呼ばれて
多治見市西部一帯が『小木地域』と呼ばれていた節がある。

結局のところ『於き』の正体がわからず消化不良な感じだが
石碑の存在から『於き』の道も採石場や産廃処理場の為に作られたポッと出の道ではない事は確かなようだ。




バイクの所へ戻ってきた時、自分足元を見たら植物の種子がびっちり(画像では大した感じに見えないが、この下の隠れている部分がヒドイ)。
探索後、叩いても全然取れず致し方ないので手で一つづつ取っていったと言う・・・。
まあ、この後もっとデロデロになるんだけどな!


ちょっと寄り道したけど『左 こまき』を目指し再び前進開始。
ただ、そこまで抜けられるかどうかはまだ微妙だけど。









続く



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