このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

「彩野(あやの)」はJR東日本大宮支社小山電車区(後に小山車輌センター;宮ヤマ)及びJR東日本大宮支社大宮総合車両センター車輌科東大宮車輌センター(宮オオ)に所属していた189系6両編成に与えられたニックネーム。 前者は新宿〜日光間の臨時快速「やすらぎの日光号」用と、小金井〜舞浜〜東京間の臨時快速「マリンビュー舞浜号」用の車両として用意され、全車指定席で運行された。
また合間を縫って宇都宮〜鎌倉間の臨時快速「鎌倉物語号」や、宇都宮〜日光間の臨時快速「日光ロマン号」にも用いられた。
編成番号は「Z45」で、車体の下半分がグレー・上半分が赤と黄色の帯が配色された。
定期運用は一切持たず、土休日の臨時快速以外は稀に団体専用列車に用いられる程度で、所属の小山車輌センターではなく東大宮操車場にいることがほとんどだった。

後者では2006年3月から運転を開始した東武鉄道線への直通特急「日光」「きぬがわ」用車両のJR側の予備車であった。
予備車となった理由として、内装が本運用のJR東日本485系(宮ヤマG55+G58編成、以下「きぬがわ(編成)」と記述)及び東武鉄道100系(スペーシア)に劣ること、車輌がきぬがわやスペーシアより古いことなどが挙げられている。
このため、きぬがわ編成に不具合が生じた場合や検査で工場に入っている時は基本的にスペーシアで代走することになっていた。
それゆえ東武線直通特急への投入は稀と見られていたが、実際には予備車として代走及び各シーズンの臨時列車として走行することが多かった。
編成番号は「OM201」となり、同所に所属していた他の183・189系とは区別されて用いられた。
塗装は白(グランプリホワイト)をベースに臙脂(パープルルビーレッド)と橙(サニーコーラルオレンジ)の帯が巻かれ、窓周りのみ黒となった。 東武100系や300・350系、6050系と同じ東武優等色である。

2010年11月にJR東日本から253系1000番台により置き換えが発表された。 発表では2011年4月16日(土)より253系1000番台で運行開始とされていたが、東北太平洋沖地震により6月4日(土)まで延期された。

2011年6月27日(月)に東大宮車輌センターから長野総合車両センターへ自走により廃車回送された。 しばらく留置の後、08月31日(水)付けで除籍され、10月20日(木)より数日かけて解体された

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