このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句


初しぐれ猿も小蓑をほしげ也

『猿蓑』 (去来・凡兆共編)冒頭の句。

元禄2年(1689年)9月下旬、芭蕉46歳の作。

『卯辰集』 には「伊賀へ歸る山中にて」と前書きがある。

 芭蕉が『奥の細道』の旅を終え伊勢へ足をのばした後、故郷上野へ帰る途中に伊賀街道の長野峠で詠んだものとされている。

 土芳稿 『芭蕉翁全傳』 に「○五百里ノ旅路ヲヘテ、アツカリシ夏モ過、かナシカリシ秋モクレテ、古里ニ冬ヲ迎ヘ、山家ノ時雨ニアへバ、」とある。

立冬の比、伊賀の長尾峠を越て奈良に赴給ふ。

 初時雨猿も小蓑をほしげなり

『芭蕉翁略伝』 (湖中編)

 青森県八戸市の 長者山

 岩手県紫波町の 志和八幡宮 、花巻市の 愛宕神社 、北上市の 諏訪神社

 栃木県那須塩原市の 妙雲寺

 群馬県高崎市の もてなし広場伊香保温泉国道406号沿いの旧家

 埼玉県熊谷市の 文殊寺

 千葉県匝瑳市の 顕妙寺 、君津市 西粟倉

 新潟県新潟市の 普談寺 、加茂市の 法音寺 、妙高市の 正念寺

 福井県坂井市の 丸岡城

 兵庫県尼崎市の 長遠寺

 香川県小豆島町の 寒霞溪四望頂

 高知県高知市の 薫的神社 に句碑がある。

長者山の句碑


諏訪神社の句碑


もてなし広場の句碑


文殊寺の句碑


顕妙寺の句碑


普談寺の句碑
   
法音寺の句碑

   


薫的神社の句碑


埼玉県熊谷市の 常光院 に「初しぐれの巻」の連句碑がある。



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