| このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
蕉 門
長谷部桃妖
| 山中の桃妖
子ははせを行脚の折か | |||||||||||||||||||||||||||||
| ら桃の一字をゆつりたまひけると | |||||||||||||||||||||||||||||
| や。されは其したしみもあさから | |||||||||||||||||||||||||||||
| ねは | |||||||||||||||||||||||||||||
| 爰にはや馴て幾日そ蚤虱 | 惟然 |
| 湯本の山中に移る。主の桃妖
子と紙面 | ||||||||||||||||
| に談(マゝ)る事廿余年、其宅に入て雜 | ||||||||||||||||
| 話の口を失ふ。 | ||||||||||||||||
| 五月雨の爰ぞ噺の無盡藏 | 居士 | |||||||||||||||
| 何某長氏は先師授名の門人、四十有餘 | ||||||||||||||||
| にして流行に後れざるは、是桃妖の二 | ||||||||||||||||
| 字むなしからざる物か。 | ||||||||||||||||
| 植られて涼しや竹の獨だち | 無外 |
| 加州山中 | |
| 気晴ては風の若葉や裏表 | 魯九 |
| 初雪や匂ひの失ぬ其あい(ひ)だ | 桃妖
|
| 山中 | ||
| 武矩主は貞室叟に教へ、桃妖主は | ||
| 祖翁に習ふ。 | ||
| 松高き風にさらすや蝉の衣 | 幾暁 |
| このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |