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下 町
海晏寺〜加舎白雄〜
あり数のもゝとて奠る我命 | 白雄 | ||||
しとぎ席(むしろ)に匂ふ |
春鴻
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雨のひま夏の小鳥の声もなし |
重厚
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落花のけしに浜風のふく |
呉水
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とりどりに檐桶かた寄て暮の月 |
柴居
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焚火に入し秋のうツ蝉 | 古慊 | ||||
椎の実の筆にも似たるかたち哉 |
三千彦
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独木槿に面をうちうち | 括嚢 |
あれ見やしゃんせ海晏寺 | |
真間や高尾や竜田でも | |
およびでないぞえ紅葉狩り |
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