No. | 種(動物の名前) | 学名 | 門・亜門 | 綱・亜綱 | 目・科 | 備考 |
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001 |
ニホンザル
本州・四国・九州から屋久島まで
の山地に群れを作ってすみ、木の
芽・葉・実などが主食で雑食性。
サル類では世界で最も北に分布
する種類で、尾は短く、冬には、
厚い毛で被われる。
日本固有種。
| Macaca fuscata fuscata | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 霊長(サル)目
オナガザル科 | 天然記念物 |
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002 |
ヤマネ
本州・四国・九州の山地の森
にすむ体長7〜8cmの小動
物。樹上性で昆虫や木の実・
果実などを食べる。
冬は体をボール状に丸めて
冬眠する。
日本固有種で、国の天然記念物。
| Glirulus japonicus | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 齧歯(ネズミ)目
ヤマネ科 | 天然記念物 |
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003 |
トキ
かつては日本全国の水田や池など
にたくさん住んでいた。魚などの
水生動物を食べ、木の上に巣を作
り繁殖する。 明治以降、乱獲と環
境悪化によりあっという間に絶滅
の危機に陥った。現在、野生のトキ
は日本から消えてしまっている。
| Nipponia nippon | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | コウノトリ目
トキ科 | 特別天然記念物 |
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004 |
テン(冬毛)
本州・四国・九州・対馬に分布する
が、最近は北海道にも野生化して
いる。毛色にはいくつかのタイプ
があり、冬に顔が白く、体が黄色
になるものはキテンと呼ばれ特に
美しい。木登りがとくいでリスや鳥
などの小動物の他果実類も大好物。
| Martes melampus | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 食肉(ネコ)目
イタチ科 |
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005 |
オオサンショウウオ
世界最大の両生類として有名で、
日本固有種。全長1m以上にもな
るが普通はその半分位の大きさ。
河川の上流域にすみ、夜、川底を
歩いて魚やカニなどを食べる。
人里近くの用水路などにも現わ
れることもある。特別天然記念物。
| Andrias japonicus | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 両生綱・
平滑亜綱 | 有尾(サンショウウオ)目
オオサンショウウオ科 | 特別天然記念物 |
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006 |
ギフチョウ
日本特産の小型のアゲハチョ
ウで、原始的な種類といわれ
ている。
本州だけに分布し、4月上旬
に発生する。
幼虫はカンアオイの葉をたべ
て育つ。
| Luehdorfia japonica | 節足動物門・
大顎亜門 | 昆虫綱・
有翅昆虫亜綱 | チョウ目
アゲハチョウ科 |
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007 |
クサガメ
本州〜九州の川や池などにすむ。
メスの方が大型になり、甲長30
cmを超えることもある。イシガ
メよりは水質悪化に強く、平地に
住むため、在来のカメの中では最
も普通にみられる種類。現在「ゼニ
ガメ」として売られているのはこ
のカメの子供。
| Chinemys reevesi | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 爬虫綱・
双弓亜綱 | カメ目
バタグールガメ科 | 天然記念物
(地域指定) |
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008 |
ノウサギ
本州〜九州の野原や林にすむ。夏
毛は全身茶かっ色で、冬毛は地域に
よって白くなるものと、ならない
ものとがある。ペット用のウサギ
(アナウサギ)と異なり、巣穴は作ら
ず、仔は毛がはえそろった状態で
生まれる。北海道のユキウサギと
は別種とされている。日本固有種。
| Lepus brachyurus | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | ウサギ目
ウサギ科 |
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009 |
カワセミ
日本全国の川や池でみられる美し
い鳥。くちばしはとがって長く、水
に飛び込んで魚や水生動物を捕え
て食べる。川辺の崖などに横穴を
掘り巣を作る。最近では都会の
公園の池でも再び見られるように
なってきた。
| Alcedo atthis | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | ブッポウソウ目
カワセミ科 |
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010 |
カブトムシ
本州以南の雑木林に住む大型の甲
虫で、最近では北海道でも見られ
るようになった。オスには長い
ツノがあるが、沖縄のものは平均
して体もツノも小さい。成虫は6
〜8月に発生し、樹液を求めて
クヌギなどの木に集まる。
| Allomyrina dichotoma | 節足動物門・
大顎亜門 | 昆虫綱・
有翅昆虫亜綱 | 甲虫(コウチュウ)目
コガネムシ科 |
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011 |
ニホンカモシカ
本州以南の低山〜山岳地帯の森林に
すみ、大きな群れは作らず、単独で
生活することが多い。オスもメスも
短い角をもち、シカのような外見上
の大きな差はない。現在四国・九州の
ものは特に数が少ないとされてい
る。日本特産で国の特別天然記念物。
| Capricornis crispus | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 偶蹄(ウシ)目
ウシ科 | 特別天然記念物 |
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012 |
メダカ
本州以南の小川や池・用水路
などにすむ。
かつてはごく普通にみられる
なじみの深い魚であったが、現
在では各地でその数を減らし
ている。
| Oryzias latipes | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 硬骨魚綱・
条鰭亜綱 | メダカ目
メダカ科 |
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013 |
キツネ
北海道・本州・四国・九州に分布し、
北海道のものはキタキツネ・その他
の地域のものはホンドギツネとも
呼ばれる。タヌキよりも肉食傾向が
つよく、ネズミなどの哺乳類や昆虫
・鳥などを主食にしている。巣穴
を掘って仔を産み、夫婦共同で子育
てをする。
| Vulpes vulpes japonica | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 食肉(ネコ)目
イヌ科 |
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014 |
オオクワガタ
本州・四国・九州の低地から山地
まで様々な環境に住み北海道でも
少数の採集例がある。全長7cmを
超えることもある大型のクワガタ
ムシで、普通は木の洞やすき間など
に潜んでいる。成虫で2年以上生き
ることもできる長生きの虫。
| Dorcus curvidens | 節足動物門・
大顎亜門 | 昆虫綱・
有翅昆虫亜綱 | 甲虫(コウチュウ)目
クワガタムシ科 |
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015 |
オキナワキノボリトカゲ
奄美・沖縄島に住むリュウキュ
ウキノボリトカゲの1亜種。
尾が長く、オスの体色は美し
い緑色だが、体色を変えること
もできる。名前のとおり樹上
性で、アリなどの昆虫を食べ
ている。
| Japalura polygonata polygonata | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 爬虫綱・
鱗竜亜綱 | 有鱗目・トカゲ亜目
アガマ科 |
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016 |
ヒミズ
本州・四国・九州の林にすむ小
型のモグラ。落葉や腐葉土の
中を掘りすすんでミミズや小
動物をさがして食べる。前足は
小さく、モグラほどトンネル
掘りはうまくない。地表に出
てくることもよくある。
| Urotrichus talpoides | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 食虫(モグラ)目
モグラ科 |
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017 |
スナメリ
背ビレとくちばしをもたない小型
のイルカで、日本では瀬戸内海・有
明海などでみられる。胸ビレは大
きくて小まわりがきき、浅い海で
の生活に適している。
単独で暮らすことが多く、小魚や
エビなどを食べている。
| Neophocaena phocaenoides | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 鯨(クジラ)目
ネズミイルカ科 |
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018 |
ニホンアマガエル
人家の回りでも見ることので
きる小型のカエル。
指には吸盤があり、草むらや
木の上で暮らしていて、小さ
な虫などを食べている。夜、虫
を狙って明かりの近くに集ま
ることも多い。
| Hyla japonica | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 両生綱・
平滑亜綱 | 無尾(カエル)目
アマガエル科 |
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019 |
イリオモテヤマネコ
沖縄県西表島だけに住む野生
ネコ。1967年に初めて生きた
個体が捕獲された。木登りや
水泳も上手で、オオコウモリ、
鳥、トカゲ、昆虫など島中の
様々な動物を捕えて食べてい
る。国の特別天然記念物。
| Felis iriomotensis | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 食肉(ネコ)目
ネコ科 | 特別天然記念物 |
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020 |
クラカケアザラシ
冬に北海道東部の沿海に流氷
にのってやってくる小型のア
ザラシ。海で魚をとる他は流
氷の上で暮らしていて、海岸に
上陸することはない。オトナの
オスは黒地にはっきりした白
い帯模様をもつ。
| Phoca fasciata | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 鰭脚(アザラシ)目
アザラシ科 |
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021 |
キビタキ
夏鳥として山地の林にやって
くる美しい小鳥。オスは黄色・
オレンジ・黒の派手な色をし
ているが、メスはかっ色で地味。
主に山にすむが、渡りの季節
には町や公園などでも見られ
るようになる。
| Ficedula narcissina | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | スズメ目
ヒタキ科 |
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022 |
ラブカ
駿河湾沖などの深海にすむ最
も原始的なサメの一種。えら
穴の数は他のサメより多く6
対あり、歯の形は古生代のサメ
の祖先、クラドセラケに似て
いる。水深数百mの海底付近
で暮らしていると思われる。
| Chlamydoselachus anguineus | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 軟骨魚綱・
板鰓亜綱 | カグラザメ目
ラブカ科 |
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023 |
エトピリカ
北海道東部沿海にすむ海鳥で、海
に潜って小魚を捕らえてたべている。
赤いくちばしと美しい飾り羽が特
徴だが、冬には地味な色になって
しまう。北の海を代表する海鳥の
ひとつで、エトピリカとはアイヌ
語で「赤いくちばし」の意味。
| Lunda cirrhata | 脊椎動物門
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | チドリ目
ウミスズメ科 |
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024 |
イトヨ(陸封型)
北海道や北日本のきれいなわき水
にすむトゲウオの仲間。繁殖の季
節にはオスは赤と青に変化し、水
底に枯れた水草などで作った巣に
メスを誘って、産卵させる。一生
を清流ですごす陸封型のイトヨは、
環境悪化に弱く、その生存が危ぶ
まれている。
| Gasterosteus aculeatus | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 硬骨魚綱・
条鰭亜綱 | トゲウオ目
トゲウオ科 |
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