No. | 種(動物の名前) | 学名 | 門・亜門 | 綱・亜綱 | 目・科 | 備考 |
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049 |
アカメ
高知県や宮崎県の沿岸にすむ
大型の魚で全長1メートルにもなる。
河口などでも見られるが本来
は海水魚。光をあてると目が
赤く反射するため「アカメ」と
呼ばれる。日本固有種。
| Lates japonicus | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 硬骨魚綱・
条鰭亜綱 | スズキ目
アカメ科 |
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050 |
スッポン
本州以南の河川にすむカメ。
甲らはやわらかくて首が長く、
水底の砂や泥の中に潜って魚
などを待ち伏せして捕らえる。
日光浴をする他は陸に上がる
ことは少ない。
| Pelodiscus sinensis | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 爬虫綱・
双弓亜綱 | カメ目
スッポン科 |
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051 |
タツノオトシゴ
日本各地の海にすむ。
変わった姿をしているが魚の
仲間。
メスは卵をオスの腹にある袋
の中に産みつけ、卵がかえる
までオスが卵を抱いて守る。
| Hippocampus coronatus | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 硬骨魚綱・
条鰭亜綱 | ヨウジウオ目
ヨウジウオ科 |
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052 |
アオウミウシ
本州以南の沿岸にすむ貝殻を
もたない貝の仲間。
海岸の潮だまりなどでもみら
れる。ウミウシの仲間は種類
ごとに様々な体色をしていて、
どれも美しい。
| Hypselodoris festiva | 軟体動物門・
介殻亜門 | 腹足綱・
後鰓亜綱 | 裸鰓(ウミウシ)目
ドーリス科 |
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053 |
アマミノクロウサギ
奄美大島、徳之島だけにすむ
野生のウサギ。
全身が黒かっ色で他のウサギ
に比べ耳や足が短く爪は大き
い。夜行性で地面に穴を掘っ
て巣を作る。特別天然記念物。
| Pentalagus furnessi | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | ウサギ目
ウサギ科 | 特別天然記念物 |
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054 |
アユ
北海道西部以南の各地の河川でみ
られる。川の中流の岩や石の多い
場所を好み、石の表面についた藻
類を特殊な形をした歯でそぎ取っ
てたべている。秋に産卵し、ふ化
した仔はそのまま海に下って、あ
る程度成長するまで海で暮らす。
| Plecoglossus altivelis | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 硬骨魚綱・
条鰭亜綱 | サケ目
キュウリウオ科 |
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055 |
オオハクチョウ
おもに北日本の水辺に渡って
くる大型の冬鳥。
大きな群れをつくるが、基本的
には家族単位で暮らしている。
全身純白で美しいが、若鳥は
灰色っぽい。
| Cygnus cygnus | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | カモ目
カモ科 | 天然記念物
(地域指定) |
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056 |
オニイトマキエイ
熱帯の海にすむ世界最大のエ
イで、日本では西表島近海や
小笠原諸島などでみられる。
性質はおとなしく、大きな口
を開けてプランクトンをたべ
ている。通称「マンタ」。
| Manta birostris | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 軟骨魚綱・
板鰓亜綱 | エイ目
イトマキエイ科 |
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057 |
カヤネズミ
関東、中部地方以南にすむ小
型の野ネズミ。
草地にすみ、ススキなどの葉
を使って小鳥の巣に似た丸い
巣を作るが、冬になると地中
にトンネルを掘って暮らすよ
うになる。
| Micromys minutus | 脊椎動物門・
脊椎動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 齧歯(ネズミ)目
ネズミ科 |
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058 |
トド
北海道周辺の海に回遊してく
るアシカの仲間。アシカ類で
は最大で体長3m以上、体重
は1tを超えることもある。
群れをつくって暮らしていて、
様々な魚類を捕らえて食べてい
る。
| Eumetopias jubatus | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 鰭脚(アザラシ)目
アシカ科 |
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059 |
クマゲラ
北海道から東北地方の原生林
にすむ大型のキツツキ。
木の中にすむ虫を食べるが、
中でもアリが好物。ブナなど
の大木に穴を掘り、巣を作っ
て子育てをする。
国の天然記念物。
| Dryocopus martius | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | キツツキ目
キツツキ科 | 天然記念物 |
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060 |
ジンベエザメ
暖かい海にすみ、最大18mにもな
る世界最大の魚。外洋性のサメで
海面近くを泳ぎながらプランクト
ンなどをたべている。このサメの
まわりにカツオなどが集まってく
るため漁師から「エビスザメ」と
呼ばれることもある。
| Rhincodon typus | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 軟骨魚綱・
板鰓亜綱 | ネズミザメ目
ジンベエザメ科 |
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061 |
イノシシ(仔)
東北・北陸以南の本州・四国・
九州・南西諸島にすむ。
春から秋にかけて1〜2回仔を
産み、仔は体にしま模様が
あり、「ウリ坊」と呼ばれる。
がんじょうな鼻を使い地面を
掘りかえして餌をあさる。
| Sus scrofa leucomystax | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 偶蹄(ウシ)目
イノシシ科 |
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062 |
ヤマセミ
北海道から九州の山地の川や
湖にすむ大型のカワセミ。
黒白まだらの体と頭の冠毛が
特徴。カワセミと同じく小魚
が主食で岸辺からダイビング
して獲物を捕らえる。
| Ceryle lugubris | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 鳥綱 ・
新鳥亜綱 | ブッポウソウ目
カワセミ科 |
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063 |
アナグマ
本州・四国・九州の山林にすむ大型
のイタチの仲間。名前のとおり、長
い爪で地中にトンネルを掘り、す
み家にしている。雑食性で昆虫や
小動物の他、果実なども食べてい
る。ヨーロッパのアナグマに比べ
体色がうすいのが特徴。
| Meles meles | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 食肉(ネコ)目
イタチ科 |
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064 |
マガモ
日本各地の川や湖に渡ってく
る冬鳥。オスは緑色に輝く頭
と首に白い輪模様を持つのが
特徴。主食は水草などの植物
で、逆立ちして水中の餌をあ
さる。北海道や本州北部では
繁殖もしている。
| Anas platyrhynchos | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | カモ目
カモ科 |
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065 |
セミクジラ
体長16m以上になるヒゲクジラ
の仲間。上アゴにある長いくじら
ひげを使ってプランクトンをこし
とって食べている。大型クジラの
中では海岸近くにも現れ、動きも
鈍いため、かつては捕鯨の対象に
されていた。
| Eubalaena glacialis | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 鯨(クジラ)目
セミクジラ科 |
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066 |
ヌートリア
岡山・兵庫・愛知など数県の水辺に
すむ大型のネズミで全長90cm以
上にもなる。南アメリカ原産の動
物で、日本へは毛皮目的で輸入さ
れ、逃げだしたものが日本に帰化
している。後肢にみずかきがあり、
泳ぎがうまい。主に夜行性で水辺
の植物を食べている。
| Myocastor coypus | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 齧歯(ネズミ)目
ヌートリア科 |
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067 |
ミヤコタナゴ
関東地方のみに生息する小型のタ
ナゴ。淡水の二枚貝の中に産卵す
る習性があり、繁殖期のオスは特
に美しくなる。開発や河川改修な
どにより、現在絶滅の危機にある
とされている。
日本固有種で国の天然記念物。
| Tanakia tanago | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 硬骨魚綱・
条鰭亜綱 | コイ目
コイ科 | 天然記念物 |
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068 |
シマヘビ
北海道から九州にかけて普通
にみられるヘビ。
4本のはっきりした黒いしま
を持つが、体色は地域によっ
て多少異なる。水田や草地な
どにすみ、カエルやトカゲ、そ
の他の小動物をたべている。
| Elaphe quadrivirgata | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 爬虫綱・
鱗竜亜綱 | 有鱗目・ヘビ亜目
ナミヘビ科 |
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069 |
ハヤブサ
時速200km以上の猛スピードで
飛び、鳥を専門に捕らえる猛禽の仲
間。日本各地で見られるが、海岸
近くに多く、北海道や東北の海辺
の断崖に巣を作り繁殖している。
飛んでいる鳥を空中で捕らえるのが
得意。
| Falco peregrinus | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | タカ目
ハヤブサ科 |
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070 |
ゲンゴロウ
体長4cm以上にもなるゲンゴロウ
の最大種。水生昆虫の中では泳ぎ
が最も上手で、弱った魚や小動物
の死体などを捜して食べている。
幼虫は岸辺の土の中で蛹になるた
め護岸工事された場所には生息で
きない。
| Cybister japonicus | 節足動物門・
大顎亜門 | 昆虫綱・
有翅昆虫亜綱 | 甲虫(コウチュウ)目
ゲンゴロウ科 |
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071 |
メグロ
小笠原諸島にだけ生息する独
特の鳥で、日本では唯一のミ
ツスイの仲間とされている。
亜熱帯の林にすみ、昆虫や、
木の実、花の蜜などをたべて
いる。
日本固有種で特別天然記念物。
| Apalopteron familiare | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | スズメ目
メジロ科 | 特別天然記念物
※旧スズメ目ミツスイ科 |
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072 |
ヤエヤマツダナナフシ
西南諸島の西表島に生息する大型
のナナフシ。体長11cmにもなり、
他のナナフシに比べ肢が短く、体
が太い。おそらく日本最大級の昆
虫のひとつ。タコノキやアダンの
木に潜み、夜になると出てきて、
その葉を食べている。
| Megacrania tsudai adan | 節足動物門・
大顎亜門 | 昆虫綱・
有翅昆虫亜綱 | ナナフシ目
ナナフシ科 |
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073 |
ラッコ
北の海で見られる体長1mを
超える大型のイタチの仲間。
海面に浮かんで貝やカニを食
べる姿は有名。かつての乱獲
のため日本では見られなくな
っていたが、最近、北海道の東
端沿岸に現れるようになった。
| Enhydra lutris | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 食肉(ネコ)目
イタチ科 |
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074 |
ニホンイシガメ
本州・四国・九州の川や池にすむ淡
水性のカメ。きれいな水を好むた
め川の上流や山あいの池や水田で
見られることが多い。「ゼニガメ」
とは本来このカメの仔ガメを指す
のだが、最近はあまり見られなく
なった。日本固有種。
| Mauremys japonica | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 爬虫綱・
双弓亜綱 | カメ目
バタグールガメ科 | 天然記念物
(地域指定) |
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075 |
イトウ(婚姻色)
北海道北東部にすむ、日本最大の
淡水魚。かつては本州北部でも見
られ、最大150cmにも達するが、
最近大型の固体は少なくなってい
る。降海することはほとんどなく、
他のサケの仲間とは異なり春に産
卵する。繁殖期のオスは下半身が
オレンジ色に染まる。
| Hucho perryi | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 硬骨魚綱・
条鰭亜綱 | サケ目
サケ科 |
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076 |
エゾシマリス
おもに地上で生活するリスの仲間
で、背中に5本の太いすじがある。
日本では北海道のみに分布し、地
中にいくつもの部屋をもった巣穴
を作って暮らしている。最近、本州
ではペット用に輸入されたチョウ
センシマリスが逃げ出して野性化
している地域もある。
| Tamias sibiricus lineatus | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 齧歯(ネズミ)目
リス科 |
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077 |
ヤンバルクイナ
1981年に発見された、沖縄島北
部の森林にすむクイナの仲間。
翼の発達がわるく、ほとんど飛べ
ない。地上性で虫などの小動物を
捜してたべているが、夜は木の枝
にとまって眠る。日本固有種で国
の天然記念物。
| Gallirallus okinawae | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | ツル目
クイナ科 | 天然記念物 |
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078 |
ウスバカゲロウ(幼虫)
別名アリジゴク。岩陰や家屋の縁の
下など雨のあたらない場所
にすむ。目の細かい土に潜って、
すりばち状の巣を作り、アリな
どの小さな虫が落ち込むのを待
って捕らえる。成虫は細身で翅が
大きいトンボに似た虫だ。
| Hagenomyia micans | 節足動物門・
大顎亜門 | 昆虫綱・
有翅昆虫亜綱 | アミメカゲロウ目
ウスバカゲロウ科 |
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079 |
ニタリクジラ
体長13mに達する中型のヒゲクジ
ラの仲間で、イワシクジラとよく
似ているため「ニタリ」クジラと呼
ばれる。エサの魚を求めて温帯の
海を回遊しているが、高知県沖で
は定住したニタリクジラを見るこ
とができる。
| Balaenoptera edeni | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 鯨(クジラ)目
ナガスクジラ科 |
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080 |
ツキノワグマ
全身黒色で普通は胸に白い三
日月模様をもつ。雑食性で、意
外に身が軽く、木の芽や実を
求めてよく木にも登る。
本州・四国・九州に分布するが、
四国では激減、九州ではほぼ
絶滅状態とされている。
| Ursus thibetanus | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 食肉(ネコ)目
クマ科 |
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081 |
ルリカケス
奄美大島・徳之島だけにすむ美し
いカケスの仲間。
雑食性でおもに森林にすむが、人
家の戸袋などに巣をつくることも
ある。近年徳之島では生息が確認
されていない。
日本固有種で国の天然記念物。
| Garrulus lidthi | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | スズメ目
カラス科 | 天然記念物 |
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082 |
アカスジキンカメムシ
全身が金属光沢に輝く美しいカメ
ムシ。
体長2cmと、カメムシとしては
大型。本州・四国・九州の森にす
み、さまざまな広葉樹につく。
幼虫で冬越しし、成虫は初夏の頃
から見られるようになる。
| Poecilocoris lewisi | 節足動物門・
大顎亜門 | 昆虫綱・
有翅昆虫亜綱 | カメムシ目
キンカメムシ科 |
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083 |
アカテガニ
岩手県以南の河口付近で普通にみ
られるカニ。河口の土手などで見
られるが、水辺から離れて暮らす
ことも多い。夏に集団で海岸に集
まり、卵を抱えたメスは海中に幼
生を放つ。幼生は海で育ち、稚ガ
ニとなって上陸する。
| Chiromantes haematocheir | 節足動物門・
大顎亜門 | 甲殻綱・
エビ亜綱 | 十脚(エビ)目
イワガニ科 |
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084 |
オオムラサキ
雑木林にすむ大型のチョウで、成
虫は夏に現れクヌギなどの樹液を
吸う。幼虫はエノキの葉を食べて
育つが、成虫も幼虫も大量の餌を
必要とするため豊かな雑木林でな
ければ生存できない。
日本の国蝶。
| Sasakia charonda charonda | 節足動物門・
大顎亜門 | 昆虫綱・
有翅昆虫亜綱 | チョウ目
タテハチョウ科 | 日本の国蝶 |
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085 |
キジ
日本の国鳥。本州・四国・九州で
見られ、山地から郊外の河川敷ま
で生息域は広い。オスは美しく、春
から夏にかけてなわばりを作り互
いに激しく争う。北海道・対馬に
は羽の色の異なるコウライキジが
放鳥されている。
| Phasianus colchicus | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | キジ目
キジ科 | 日本の国鳥 |
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086 |
アカウミガメ
ウミガメの中では最も北で産
卵する種類で、日本はその産
卵地の北限。頭が大きく、頑
丈なくちばしで貝類などを好
んでたべる。子ガメは海面近
くで生活し、海流にのって漂
うように暮らしている。
| Caretta caretta | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 爬虫綱・
双弓亜綱 | カメ目
ウミガメ科 | 天然記念物
(地域指定) |
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087 |
ニホントカゲ(幼体)
北海道〜九州にかけて分布する代
表的なトカゲの一種。ごく普通の
種類だが、カナヘビに比べて目に
する機会が少ない。幼体の色彩は
美しいが、成長につれて茶色に変
わっていく。つるつるしたなめら
かな鱗が特徴。
| Eumeces latiscutatus | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 爬虫綱・
鱗竜亜綱 | 有鱗目・トカゲ亜目
スキンク科 |
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088 |
オニヤンマ
体長10cm近くにもなる日本最
大のトンボ。黄色と黒のしま模
様と深い緑色の複眼が美しい。
おもに林の回りに多くすみ、一
定のなわばりを作ってその中を
巡回するように飛んでいる。
幼虫は体内の小川などでみられ
る。
| Anotogaster sieboldii | 節足動物門・
大顎亜門 | 昆虫綱・
有翅昆虫亜綱 | トンボ目
オニヤンマ科 |
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089 |
ミヤコヒキガエル
西南諸島の宮古島にすむヒキガエ
ルの仲間。本州のヒキガエルとは
別種と考えられていて、体も小さ
い。地上性で畑などに住み、夜に
なると出てきて昆虫やナメクジな
どの小動物をたべる。虫を求めて
明かりの下に集まることも多い。
| Bufo gargarizans miyakonis | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 両生綱・
平滑亜綱 | 無尾(カエル)目
ヒキガエル科 |
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090 |
ヤクシカ
日本に広く分布するニホンジ
カの屋久島産の亜種。
北海道や本州の亜種よりずっ
と体が小さく、オスの角も小
ぶりで枝の数も少ない。シカ
の角はカモシカとは異なり、
毎年生えかわるのが特徴。
| Cervus nippon yakushimae | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 偶蹄(ウシ)目
シカ科 |
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091 |
オオクチバス
釣りの対象魚として北アメリカか
ら移入された種類。雑食性で繁殖
力も強いため、在来の淡水魚、特
に湖の浅瀬にすむ魚達にとっては
脅威的存在。近年、さらに各地の
湖に移入されるなどして、その勢
力を拡大中。別名ブラックバス。
| Micropterus salmoides | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 硬骨魚綱・
条鰭亜綱 | スズキ目
バス科 |
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092 |
ハコエビ
房総半島以南の海底にすむイセエ
ビの仲間。他のイセエビ類とは異
なり、体が角ばっていてトゲが少
ない。第二触角が短めで幅が広く、
曲げることができないのも特徴。
砂や泥の多い海底を好み、二枚貝
やカニなどを食べている。
| Linuparus trigonus | 節足動物門・
大顎亜門 | 甲殻綱・
エビ亜綱 | 十脚(エビ)目
イセエビ科 |
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093 |
ツバメ
春になると南から渡ってくる夏鳥。
ヒナを外敵から守るために人家に
巣を作ることが多い。わざと人通
りの多い場所を選ぶのはスズメに
巣を奪われるのを防ぐためだと考
えられている。飛ぶのが上手で、
空中で小さな昆虫を捕らえて食べて
いる。
| Hirundo rustica | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | スズメ目
ツバメ科 |
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094 |
タンチョウ
北海道東部にすむ大型のツルの
仲間で、生息地として釧路湿原
が有名。黒い尾羽にみえる部分
は翼の羽の一部で、実際には尾
羽は白い。雑食性で魚や小動物、
草の実などをたべている。
国の特別天然記念物。
| Grus japonensis | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 鳥綱・
新鳥亜綱 | ツル目
ツル科 | 特別天然記念物 |
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095 |
アカナマダ
相模湾。富山県沖以南の海に
すむ、深海魚リュウグウノツ
カイに近縁な魚。目の前方が
張り出していて、そこから背
びれが始まるという奇妙な姿
をしている。全長2mに達す
る。
| Lophtus capellei | 脊椎動物門・
魚類亜門 | 硬骨魚綱・
条鰭亜綱 | アカマンボウ目
アカナマダ科 |
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096 |
ニホンリス(夏毛)
本州・四国・九州の森林にすむが、
西日本では数が少ない。樹上性で
植物の種・果実を中心とした雑食
性。木の上に鳥の巣に似た丸い巣
を作って繁殖する。体の脇のオレ
ンジ色がニホンリスの夏毛の特徴。
日本固有種。
| Sciurus lis | 脊椎動物門・
四足動物亜門 | 哺乳綱・
真獣亜綱 | 齧歯(ネズミ)目
リス科 |
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