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みい子 の ひとり言
シルバー大学校一年間の歩み
一年間の受講一覧
7・8月 受講詳細
  9・10月 受講詳細
 11・12月 受講詳細
1・2月受講詳細
3・4月受講詳細
5・6月 受講詳細
ク ラ ス 会
生き甲斐について・意見発表
☆ 3月3日
午前 フォークダンス 赤堀敞子 
音楽に合わせて楽しく踊り、汗をかき、息を弾ませて2時間があっという間に過ぎていくように思います。女性は表情も生き生きと楽しんでいるのに対して男性はどことなく、ぎこちなくてお気の毒といった雰囲気です。4,5人見学者がいるのもシルバー大学の特徴でしょうか

午後 古文書に親しもう ① 郷土史研究家・作家 泉 康弘 
泉先生が家に伝わっている古文書(1555年頃)をコピーされたものを、教材として使い読み方を教わりました。達筆な続け文字を解読するのは大変と思いましたがその気になって聞いてみると興味が湧いてきます。
    
受講終了後、鳴門グランドホテルの送迎バスで鳴門へ一泊旅行
(園芸コースの班が計画した中へ希望者が参加させて頂く)

☆ 3月10日
午前 くらしとお天気 高知地方気象台元台長 葛西光明 
24節気について詳しく教えていただきました。
1・小寒 2・大寒  3・立春 4・雨水 5・啓蟄 6・春分 7・清明 8・穀雨 9・立夏 10・小満 11・芒種 12・夏至 13・小暑 14・大暑 15・立秋 16・処暑 17・白露 18・秋分 19・寒露 20・霜降 21・ 立冬 22・小雪 23・大雪 24・冬至


午後 古文書に親しもう
 ① 郷土史研究家・作家 泉 康弘 
先週に続き古文書についての話、、受講者が持ってきた古文書をすらすらと解読するのを聞きながら、私も昔の国語の時間に習った「更級日記」などを思い出していました。阿波生まれの三好長慶(1522〜64年)が四国・淡路島・近畿一円を治めていた偉業を再評価し「大河ドラマ」に起用する運動について熱い思いを語られました。徳島県人として大いに賛同します。

☆ 3月17日
午前 テープで音楽を楽しもう 瀬谷弘泰 
1、なぜ、テープなのか 2、録音テープを楽しむための機器について 3、カセットテープについて4、テープの複写(コピー)のしかた 5、他のテレビやステレオなどからの録音 6、音楽と著作権7、知っていると便利な用語 8、録音音楽の楽しみ方 9 結び・録音音楽をおおいに楽しもうかなり昔の流行歌や懐メロなどを次々とテープで聞きながら、その曲にまつわる面白いエピソードなどを情熱的に話される先生その記憶力に感心しながら楽しい受講の時間でした。

午後 成り成りて成り余れるもの 
古典文学と阿波 四国大学助教授 植町 徹 
古事記 (上中下の3巻。和銅5年(712年)成る。日本最古の歴史書。(神話伝説の宝庫)この書物の中に「粟国は大宣都比売」という表現がある。日本書紀にも粟門(鳴門海峡のこと)が書かれている。万葉集(奈良時代末期に成立した日本最古の歌集20巻。約4500首の歌を集めた中にも徳島県人なら誰でも知っているこの歌。(如眉 雲居 所見 阿波乃山 懸而傍舟 泊不知毛)眉の如 雲居に見ゆる阿波の山 懸けて漕ぐ舟泊しらずも土佐日記(紀貫之著)仮名で書かれた日本文学の最初の作品、ここにも阿波の港・橘湾・鳴門市土佐泊・鳴門海峡、などの記載がある。徳島市の何処からでも眺められる美しい山、「眉山・びざん」の名前の由来は万葉集の中のこの歌「如眉」から命名されたという事は以前から知っていたがこのように日本の古典文学の中から阿波にまつわる記述を聞きながら、私にとって昔好きだった古文の時間を懐かしく思い出しながらの楽しい授業でした。
    
3月24日 鳴門教育大学課外授業 
午前 総務部長太田氏より鳴門教育大学の概要を説明をうける。鳴門教育大学学長 高橋啓 氏より、この大学の特徴や目的についてのお話を聞く。塩田を埋め立てたこの場所は勉学をする場としては環境抜群であり、主として現職教員に高度の研究・研鑽の機会を確保する大学院と初等教育教員及び中学校教員の養成を行う学部をもち、学校教育に関する理論的、実践的な教育研究を進める「教員のための大学」「開かれた大学」として昭和56年10月1日創設された新しい構想の国立大学です。(教育の一番札所)をキャッチフレーズに人間性豊かな教員育成をめざし一般社会人も受け入れる制度も整っている。学長として教員養成に対する熱い思いが聞いている私たちにもひしひしと伝わってきました。

午後
 集団の特徴と意思決定
 
鳴門教育大学社会学助教授 
山本 準 氏 
1、集団の特徴 a・集団疑集性 ①価値観・態度の類似性 ②共同的関係 ③意思決定過程の分権性 b・集団同調圧;集団成員の判断・態度・行動等を均一化する方向に作用する力2、集団構造化 a・集団の構造化 ①勢力構造 ②コミニュケーション構造 ③ソシオメトリック構造 b、構造化の要因 ①資源入手力 ②統率力 ③威信 ④心理的一体化 3、集団と行動 a・集団的促進 b・集団的怠慢 c・集団分極化(これは数年前に実際に起こった玄倉川の遭難事件を例にとって説明)以上のような要旨の、カタカナ字と英字が混ざっているレジメを受け取ったときに、このような難解な講義を理解する事が出来るかと心配しましたが、これを解り易く面白く解説して頂き時間が許すならば、もっともっと聞きたいなと・このような先生に教えを受けている学生を羨ましく、私にもこのような楽しい時間もあったなと懐かしんでいた。テスト→砂漠で遭難したときにどうするかa・個人的判断と集団的判断 b・集団意思決定方法と参加度 c・集団意思決定の問題点。 このテストによって先の受講内容が更に理解ができて、集団で考えた事が全て正解とは限らないことやリーダーによって大きく差が生じる例などが分かり非常に参考になりました
☆ 4月7日 
午前 社会参加 四国大学教授 原田寛子 氏
配布された資料を元に「人間80年、豊かに美しく生きる」を目指す私たちには、社会参加の門戸として「労働・余暇・学習の視点で日々の生活を律することが求められている。極的に社会参加を心がけ、生涯学習に励むことは人生を豊かに充実してくれるという事を例をとって話されました。
1、21世紀社会の風 1)社会変動の要因 2)個性化と多様化 2、中年期をどう生きるか 1)健康・自立 2)男女共同参画、人生の設計 3)生涯現役 3、生きがいについて考える 1)生きがいの原点 2)自己表現 3)視点をどこに 4、学びについて考える 1)生きがいのための学び 2)人間的なるのにものか 3)成人の学び 4)死への準備教育・如何に死を生きるか 5、自立的学習 1)SDL誕生とその背景 2)自立的学習とは 3)生存の問題、人間としても問題 4)新しい時代を生き抜くには 以下、視点を変えて考える。結論として、人生引け際の美学、自分に正直に生きる、自分の死を創造することも大切である。

午後 第九の里ドイツ村 郷土史研究家 林 啓介 
1、なぜ鳴門にドイツ村があるのか。第一次世界大戦(1914〜)と青島(チンタオ)のドイツ捕虜、四国(松山・丸亀・徳島)の捕虜約1000名が坂東へ 2、坂東捕虜収容所がよく知られているのは何故か。さまざまな活動が活発で地元民との交流も盛んであった。1)その原因は? 会津若松出身の松江豊壽所長を中心としたスタッフの人間性・捕虜は義勇兵が多く、さまざまな職業人・文化人の集団・「ドイツさん」と呼んで親しんだ素朴な地元の人々などが大きな要因であった 2)どんな活動や交流があったのか 3、他のドイツ人捕虜収容所とどう違うのか? 4、なぜ昔のドイツ人との友情が今も続いているのか? 5、ベートーベンの「第九交響曲」とは 6、坂東の交流から学ぶこと。地元民との交流の一例として、今も残るドイツ軒(パン屋)・ドイツ牧舎・ドイツ橋・農業・酪農・建築・土木などの技術を学び、また、日本人がドイツ人に教えたものは、大谷焼き・養蚕・餅つき・三味線・田植え・稲作・タヌキの研究など。

このように日本人とドイツ人捕虜の暖かい交流を東映が映画化をするべく計画が進められているという。以前に鳴門市ドイツ館を訪れて多くの展示品や写真・説明を興味深く見学して記憶に残っていたが、それと重ね合わせて林先生の話を聞きました。鳴門市とリューネブルクと姉妹都市を結んで30周年を迎え、深い絆が今尚脈々と受け継がれているのを誇りにしたいと思います。

☆ 4月14日
午前
 たのしい旅の仕方 ワープ徳島支店支店長 高里敏嗣 
昭和62年に民営化となりJR四国となってから現在までに取り組んできた事柄。 JRや飛行機などを利用する場合のお得な情報・キャンペーン期間は料金が半額で利用できる。 3670円支払ってジバングクラブに入会金すると楽しい旅の情報満載の雑誌を送ってくれるとともに、その他鉄道を使わない場合の個人的な旅行に際しても宿泊施設なども割引が受けられる。上り・下りは東京駅を基準に決めているのは私も知っていたが、1号・2号などとついている列車番号は奇数が下り・偶数が上りと決まっている。先頭車両に指定席があるのが下りで上りは後部車両につく。その他、旅行会社が旅先での事故の保証の範囲。などなど。
最後に、本日の受講名・楽しい旅の仕方として、持っていく荷物を少なく。普段着的な服装、人に見せる、見てもらうような服装は考えないようにして、履物なども含めて手軽で楽な格好。お土産を買わない、そのためには「旅行に行くと近隣の人達にしゃべらない、お土産は自分のために思い出として買う程度にする。旅行の行程を組むときにゆったりとした企画、体力、時間、リラックスできるような日程を組むこと。以上のようなお話を聞きながら旅行大代好きの私がいつも心がけていることが正解と分かって、今後も体力が続く限り楽しい旅行を続けたいと思います。レジメは無しで面白く分かりやすく話してくれました。ベテランの添乗員とお見受けしましたが、さすが・・・です。

午後 千利休と阿波 郷土史研究家 若松和三郎 氏
千利休と三好義賢との関係。千利休が阿波に来た経緯。などをレジメを見ながら詳しく教えて頂きました。以前に茶道を少々嗜んだ者として興味深く聞かせて頂きました。受講内容をここに詳しく書きたいと思いましたが、それぞれの人脈だけでも膨大な内容になりそうなので、せめてお茶を飲むときには、心にとどめ置いたこのような貴重なお話を聞いたことで、一服のお茶もまた違った味わいがあると思います。

☆ 4月21日
午前 相続・遺言の知識 司法書士 中瀬晴行 
第一章 相続 ①相続とは ②相続開始 ③被相続人=死亡者 相続人=血族相続人・配偶者 ④相続人の順位 相続分 ⑤代襲相続 ⑥相続分 ⑦法定相続分 ⑧相続の放棄 ⑨遺産分割 などをレジメを見ながら、それぞれ例をとって詳しく話されました。
大二章 遺言 ①遺言の意義 ②遺言による自由処分 ③遺言の方法 ④遺留分について ⑤その他遺言に必要な知識について。実際に経験した、相続に関する紛争などを例を挙げて説明されましたが、知っていたこと、知らなかったことなど、真剣に考えておかなければと考えるひと時でした。

午後 地球温暖化と私たちのくらし四国放送ウエザーキャスター山下 勇
地球温暖化が進んでいる現状によるプラスとマイナス面。大気二酸化炭素濃度の経年変化。大気メタン濃度の経年変化。2000年〜2100年までの気温変化の予想。2000年〜2100年までの海面水位上昇の予想。などを気象庁提供のグラフを見ながら詳しく説明されました。
10分間の休憩後は「温暖化防止 衣・食・住」について
衣の基本・・・個性を重視し、服を大切に長く着る
食の基本・・・食べ残しを少なく、冷蔵庫を酷使しない
住の基本・・・外気を利用して、冷暖房をゆるめに
提言として、家庭での経済的な節約と健康増進を図れば、地球温暖化防止につながる。一人一人が節約を心がけて、後世のために如何に取り組めるか努力することが大切である。今のままで推移すれば大変なことになるというう事を認識しなければならない。

山下氏は、童話「ウミガメ ケン太の冒険」で第二回小川未明文学大賞を受賞し、エッセイ集も多数出版していて、ウエザーキャスターとして独自の予報を出しているのは全国の放送局の中でも2局であると紹介されました。四国放送テレビを通じて毎日のようにお目にかかっているのですが、にこやかに話される様子に温かいお人柄を感じながら楽しく聞かせて頂きました。

☆ 
4月28日
午前
 卒業生を招いて (交流学習
21期生会長・
宮崎寛丈 
副会長・
後藤田秀一氏 22期生会長・松本健治氏 副会長・藤川美子氏 23期生会長・小松敏行氏 副会長・井内久子氏 の6名のシルバー大学OB会の諸先輩を招いて、OB会をどのように運営しているのか、今までに実施してきた記録や概要を具体的に説明してくださいました。学年によって会則に多少の特色も見られますが、このような先例を参考にして、私達24期生も卒業後のOB会を発展させていくために、協力することも大切なことであるとおもいます。今後は学年ごとのOB会だけではなく、すべてを包括したOB会を結成することも視野においていることも聞き、更なる発展が期待できそうです。

午後
 徳島・城と町 郷土史研究家 河野真理 氏

麻植郡の城。鴨島町の城。戦国末期の戦いに関係する城。阿波の城。などの説明に続き、安土城へと話は進む。城の造り方も変遷を重ねてきた。本能寺の変と同じ時代(1582年)に徳島城の築城が始まった。このように豊臣時代から徳川時代へと受け継がれた徳島城は他の国の城と違って、平地に建てられた平山城であった。このような形態は従来の、戦いを意識しての城と異なって、周辺の町造りを考えて建てられた城である。楽市・楽座。城下を繁栄させるべく計画して作られたこのような城としての徳島城は全国的に見ても古いお城であることが特徴である。
現在も残っている町名の呼び名にもその頃の特徴を残している。
例をとって見ても、町(まち)と呼ぶのは武士の住んでいた所。
丁ちょう)と呼ぶのは町人が住んでいた所。このように今でも呼びかたで昔の名残が残っている。町名で歴史を感ずることが出来る。しかし町村合併が進んで歴史的な町名がどんどんと消えていく現在である。町名の一つ一つに誇りを持って歴史を感じて欲しいと結ばれました。
河野真理先生は和服の良く似合う素敵な佳人でした。

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