このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句
冬籠りまたよりそはん此はしら
出典は
『阿羅野』
。
元禄元年(1688年)冬、芭蕉45歳の句。
貞亨4年(1687年)10月25日、芭蕉は江戸を立って
『笈の小文』
の旅に出る。
元禄元年(1688年)秋、芭蕉は
『更科紀行』
の旅から江戸に戻り、深川の
芭蕉庵
で冬を迎える。
益光宛書簡(元禄元年12月3日)、尚白宛書簡(元禄元年12月5日)に見える。
襟巻に首引入て冬の月
杉風
火桶抱ておとがい臍をかくしけり
路通
此作者は松もとにてつれづれよみたる狂隠者、今我隣庵に有。俳作妙を得たり。
雪ごとにうつばりゆがむ住ゐ哉
苔翠
冬篭又依りそはん此はしら
愚句
菊鶏頭切尽しけりおめいこう
愚句
句はあしく候へ共、五十年来人の見出ぬ季節、愚老が拙き口にかかり、若上人真霊あらば我名ヲしれとぞわらひ候。此冬は物むつかしく句も不
レ
出候。 以上
尚白宛書簡(元禄元年12月5日)
茨城県常陸太田市の
梅照院
群馬県
渋川市の旧家
埼玉県深谷市の
楡山神社
三重県伊賀市の
芭蕉翁生家
に句碑がある。
梅照院の句碑
楡山神社の句碑
芭蕉の句
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