このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
地元の自慢料理(poroco2000年9月号) | |
オランダの食べ物その一。日本にもある物だが食べ方が違うもの、ニシン。海に近いオランダは割と魚の消費量が多いのだが、その中でも一番人気なのがニシン。塩漬け保存されているのだが、その塩を抜き、皮と頭、骨を取り除き、刻みたまねぎとともに食べる。たかがニシンとあなどるなかれ。中世にニシン交易がもたらした利益が当時のアムステルダム繁栄の基礎を築いたり、ニシンはオランダ経済史の中で重要な役割を担っていたのだ。今でも初夏のニシン解禁日にはテレビや新聞が大騒ぎするし、毎年「おいしいニシンの店コンテスト」も行われているほどである。(写真左:これがオランダ流正しいニシンの食べ方。上を向いて口を開け、目は閉じて「アーン!」)オランダの食べ物その二。日本のものと似ているがやっぱりちょっと違うもの、クロケット。その名の通り日本のコロッケに見かけはよく似ているが、味はクリームコロッケに塩こしょうをたっぷり効かせ(すぎ)たような感じで、ジャガイモは使われていない。スナックとして食べられる事が多く、駅にはよく自動販売機が置いてある。(写真右:クロケットの自動販売機。硬貨を投入してドアを開け、クロケットを取り出す) オランダの食べ物その三。日本にはない食べ物、ドロッピェ。要するに飴なのだが、オランダ人自ら「オランダ人は大好きだけどオランダ人以外は大嫌いなもの」と公言するシロモノ。つまりとってもまずい。形は丸・三角・コインの形・動物の形…といろいろあり、味も砂糖味・塩味とあって、食感も固め・柔らか目と選ぶことが出来るが、色は黒オンリー。夫の家族は「これが食べられるようになったらりょうこもオランダ人だね」と言うが…一生無理だろう。
| |
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |