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我が街のクリスマス&ミレニアム(poroco2001年1月号) | |
オランダでは毎年12月5日に「聖ニコラス祭」というものが祝われる。毎年11月になると聖ニコラスがお供のブラックピートと共にスペインから船に乗ってやって来て、よい子達にプレゼントを配って回るのである。実はこれがアメリカに移住したオランダ人達によってアメリカに伝えられ、若干変化して、今日世界中で祝われるクリスマスとなったのである。(写真右:これが聖ニコラスとブラックピート。子供たちは彼らが来るのを毎年とても楽しみにしている)
聖ニコラス祭が終わると今度はクリスマス。日本のクリスマスとは少し違っていて、こちらでは「クリスマスイブ」はほとんど注目を集めないが、25日と26日は祝日となり、その後もほとんどの会社が冬休みとなる。また、クリスマスは恋人とではなく家族と過ごすのが普通。みんなで実家に集まったり、家族でレストランへ行ったり…と過ごし方はいろいろだが、「クリスマスケーキ」というものはこちらではまだ見たことがない。 (写真左:ユトレヒト駅に出現した巨大サンタ。レストランの入り口に座っている)
大晦日はクリスマスと違って友達同士で集まることが多い。ちなみに昨年は「ニューミレニアムの幕開け」ということで(ヨーロッパでは2000年が新世紀最初の年、と考えている人が多い)、アムステルダム中央駅近くのダム広場には仮設遊園地&ステージが現れ、夜通しコンサートが行われていた。 (写真右:去年のミレニアムイブの様子。ダム広場にて)年があけた瞬間にあちこちの家から花火があげられ、その後は夜通しパーティーとなる。そして日の出と共にベッドに入り、特に何もせずパーティーで疲れた体をゆっくり休ませる。会社の冬休みもこの日で終わり、2日からは再び普通の生活が始まる…というのがオランダの新年である。
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